プレスになるには?仕事内容や資格、向いている人の特徴を紹介!

  • 2021.02.16
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プレスになるには?仕事内容や資格、向いている人の特徴を紹介!
      
              

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投稿日:2021年2月16日|最終更新日:2024年10月7日

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プレスとは、企業やブランドの魅力を世の中に発信する、いわば「顔」となる存在です。
華やかなイメージの職業ですが、その裏では、広報活動の企画立案から実行、メディア対応、そしてSNSでの情報発信まで、幅広い業務をこなしています。

この記事では、プレスの仕事内容から、役立つ資格や必要なスキル、就職先、年収、将来性、向いている人の特徴まで徹底解説!プレスを目指せるおすすめの学校についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!

プレスとは?

プレスとは、主に企業やブランドの宣伝を行う人のことをいいます。広報やPR、セールスプロモーターなどと呼ばれることもあります。

企業やブランドそのものや、それらが取り扱う商品、店舗などについて広く世間に知ってもらうための広報活動を行います。華やかで人気のある職業ですが、カメラマンやスタイリスト、モデルなど多くの人とコミュニケーションをとりながら業務を行いますので、広報に長けた能力やセンスだけでなく社交性も求められる大変な職業です。

プレスの仕事内容とは?

プレスの仕事は、アパレルやファッション、編集、ITなど、就職した企業や部署によって異なります。
それこそ身近なInstagramやX(旧Twitter)の更新だけでなく、カタログ作成や商品の貸出までプレスが行う業務は様々です。

詳細な仕事内容な業種によって違いはあるものの、プレスの仕事は企業やブランドの広報活動です。具体的にどういった仕事があるのか見てみましょう。

●商品の貸出・管理
商品をメディア(ドラマ、コマーシャルなど)や雑誌に露出させる際に貸出や管理を行います。ただ貸し出すだけでなく、貸し出す前の検品、貸し出し後の管理など細かい管理をすることになります。

アパレルの場合はプレス自らが服を選んで貸出をするのでセンスも問われます。

雑誌掲載の場合は原稿チェックや記事の校正などを行うこともあります。出版社から商品や新製品に関する問い合わせも多いので、豊富な知識も欠かせません。

●取材対応
メディアや雑誌から商品やブランドについて、プレス自身が「顔」となって取材を受けることもあります。その際には自らがスケジュールの調整や取材を行う場所や記者会見場のセッティング、通告などを行います。

有名なプレスになると取材を受ける機会が多く、雑誌とのタイアップや記事が組まれたりすることもあります。

●カタログ製作・プレスリリース配信
商品を配信するための「カタログ製作」や報道機関に向けて情報の提供や告知・発表である「プレスリリース」の発信を行うこともプレスの大切な仕事です。

カタログ1つ作成するまでに、構成を考え、モデルのキャスティングを行い、写真や原稿をチェックするなど多くの作業が必要です。また関わる人数も多く、編集社やモデル、スタイリスト、カメラマンなど数十人に及ぶこともあるそうです。

●展示会・ショーの企画
展示会やショーはメディアや業界関係者が多く集まるため、売り上げを生む重要な場です。会場でどういったPRをするのか、誰をゲストにするのか、誰を招待するのかなどプレスとして営業のような業務も行うことになります。

●SNS
SNSでブランドの商品を紹介することやメディアや雑誌に露出する際の告知をすることはインターネットの時代である今、欠かすことができない大切な仕事となりました。

配信だけでなく、顧客の需要を探るなど情報を仕入れるマーケティングのようなことを行うプレスもいますので、SNSは非常に重要なツールです。

プレスは多くの人の目に触れる、やりがいのある仕事

プレスの仕事には、たくさんのやりがいがあります。例えば、自分が大好きなブランドの商品を、雑誌やテレビ、SNSで紹介して、多くの人に知ってもらうことができます。また、新しい商品やイベントを企画して、世の中に流行を生み出すこともできます。

自分の仕事が評価されて、ブランドが成長していくのを実感できることも、大きな喜びです。たくさんの人と協力しながら、自分のアイデアを活かして、社会に貢献できる、そんな魅力的な仕事がプレスなのです。

プレスになる方法(資格取得方法等)

プレスになるための特別な資格はありません。
一般的には企業に就職して、広報部に属すなどしてプレスを目指すことになるでしょう。

ただし、プレスは大変人気の職業ですがプレスになれる人数は限られているためそもそも狭き門です。さらに、就職後すぐにプレスになることはなくまずは経験を積まなければならないことは間違いありません。

例えば、アパレルやファッションのプレスになる人の多くは、服飾関係の専門学校を卒業していたり、元々アパレルショップで働いていたりというケースが多いそうです。

余談ですが、どうしても企業やブランドの顔となるため能力の高さはもちろんルックスがいい人、清潔感がある人など見た目がいい人が選ばれる傾向にあるようです。

いずれにせよプレスになりたいのであれば、就職する前にアルバイトとしてアパレルショップで働く、専門学校に行くなど下地を作ることは必須と言えるのではないでしょうか。

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「PRプランナー」の資格難易度や試験について

さて、プレスになるための必要な資格はありませんが、就職に有利になる可能性がある資格はいくつかあります。

そのうちプレス担当やプレスに関連する業務を行う人を対象に基礎知識から実践まで、広報に関する知識や技能の向上を図ることが目的とされた「PRプランナー資格認定制度」をご紹介します。

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催するPRプランナー試験は広報唯一の資格といわれており、知名度の高い試験です。

試験は1次試験から3次試験まであり、1次試験は広報・PRに関する基本的な知識、2次試験は広報・PRの実務に関する専門知識、3次試験は広報・PRに関する実践技能が問われます。

3次試験が最も難易度の高い試験となっています。3次試験については広報経験者が対象となっているため、未経験者は1次試験や2次試験を合格することによって広報についての基礎知識を得ていることを証明することができるでしょう。

1次試験の平均合格率は73.9%、2次試験(4科目一括)の平均合格率は76.6%、3次試験の合格率の平均は48.2%となっています。

では参考に、PRプランナー試験の「1次試験」についてみていきましょう。
1次試験については受験資格がなく、書類審査に合格すれば「PRプランナー補」の資格がもらえますし、2次試験の受験資格を得ることになります。
なお、3次試験については2次試験に合格すること、かつ3年以上の広報・PR関連実務経験者であることが受験資格となっていますのでかなりハードルは高くなります。

1次試験の概要は以下の通りです。

●PRプランナー1次試験の概要
試験日程:2月、8月

受験資格:特になし

試験方法:テストセンターに設置されたパソコンを使って受験するCBT方式による択一問題

問題数・試験時間:50問 80分

試験内容:組織体経営と広報・PR活動に関する知識、コミュニケーションとコミュニケーション手段に関する知識、マーケティングと広報・PRに関する知識など

合格基準:全出題数に対して正答率70%以上で合格

合格率:2024年2月75.0%、2023年8月62.5%、2023年2月72.1%、2022年8月68.5%

今後のプレスの将来性

インターネットの普及などにより、企業やブランドは情報発信の場が増えています。

情報を発信する際に内容が適切であるか危機管理ができているかなど確認作業が増えるなど、業務が拡大していることから広報の人材の需要が増えているといいます。

この先も拡大する業務に対応することができるなど、プレスの仕事を幅広くこなせる人材であればプレスとしての将来性があるといえるのではないでしょうか。

プレスの就職先

プレスの主な就職先には次のような場所があります。

・アパレルメーカー
・洋服店
・PR会社 など

プレスの平均年収・MAX年収

プレスとして働く人の平均年収は約300~500万円が相場となります。
プレスといっても広報に配属されたばかりの新人と顔となるようなプレスとして働く人では大きな差があるようで、大企業のプレスであれば平均年収500万円を越える人もいるようです。

フリーランスになると更に倍ぐらいの年収になったという人もいますので、年収1,000万円を超えることも夢ではないでしょう。

プレスに向いているのはこんな人

ここまで見てきたようにプレスは広報に関する豊富な知識や多岐にわたる業務をこなす処理能力、たくさんの人と関わっていくための高いコミュニケーション能力、社会性などは欠かすことができません。

自分が担当する企業やブランドのコンセプトやアイデンティティーを知ること、競合ブランドを知ること、流行やターゲットを知ること、企業やブランドを広めていく方法を知ること…等々、常に知ることや学ぶことができなければならないでしょう。

ほかにもファッションやディスプレイのセンスや営業能力、マーケティング能力が求められるなど、広報をしていくための幅広いセンスやスキルが必要となります。

業務量が膨大な職業でもあるプレスですが、花形で人気があり、やってみたいと思う人が多くいるのが現状です。プレスの仕事を自分のものにするために多くのセンスやスキルを身につけることができる人が向いていると言えるのではないでしょうか。

プレスに関連する職業

プレスに関係する職業はかなり多く、主なものを挙げても次のようにいくつもあります。

スタイリスト
カメラマン
編集者
モデル
・芸能人
ライター
・EC運営担当者ライター
営業
バイヤー
マーケター
・インスタグラマー など

また、よく間違えられる職業に「広告(業務)」と「IR」があります。
それぞれの職業について簡単にチェックしておきましょう。

●広告(業務)
広報は商品を通じて企業やブランドと消費者の関係を築くことが仕事ですが、広告は企業やブランドを世間に知らせる仕事です。

広告は広報の手段の1つですが消費者の期待とズレがあっては消費者と良好な関係を築くことはできません。そのため広告があまりにも過剰な表現をするようなことがあれば、それに待ったをかけるのも広報の役割です。

●IR
IRはインベスターリレーションズの略で、企業が株主や投資家に対して財務状況など投資の判断をする際に必要な情報開示をすることや株主総会などを行うことによって、株主や投資家と良好な活動を築く広報活動を行う人のことをいいます。

そもそもの広報と意味合いが少し異なることもさながら、IRは情報開示をする際に戦略的にネガティブな情報も開示していくことになります。きちんと情報を開示していくことで投資家との関係を築き、株価を高めていくことなどがIRの役割です。
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おすすめのプレスに関連する専門学校

ここからは、おすすめのプレスに関連する専門学校をご紹介します。

プレスを目指すなら、専門学校で学ぶことが近道です。専門学校では、プレスに必要な知識やスキルを、実践的なカリキュラムを通して効率的に学ぶことができます。

例えば、ファッションスタイリスト学科では、ファッションの歴史やトレンド、スタイリングの技術、そして商品を魅力的に見せるためのディスプレイ方法などを学びます。また、広報・PR学科では、広報活動の基礎知識、メディア対応、プレスリリースの作成、そして危機管理など、プレスとして必要な知識を幅広く学ぶことができます。

早稲田国際ビジネスカレッジ【東京都新宿区】

◆関連学科:デザイン総合学科

午後から授業が始まる、通学しやすいスタイルの学校です。
デザイン総合学科のテキスタイルデザインコースは『世界に一つしかない柄をつくる』実習が主体。実習と同時に、市場調査や商品企画・ブランディングなど実践を通して学習します。
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東京服飾専門学校【東京都豊島区】

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専門学校 東京ビジネス・アカデミー(2024年4月 東京スクール・オブ・ビジネスより校名変更)【東京都渋谷区】

◆関連学科:ファッションビジネス学科

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【ファッションビジネス学科の学びのPOINT】
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●POINT3 テーマ・音楽・モデルなど全て学生たちで運営する「ファッションコーディネートショー」   
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目白ファッション&アートカレッジ【東京都豊島区】

◆関連学科:高度ファッションデザイン科、ファッションクリエイト科、ファッションビジネス科、ファッションアドバイザー科、ファッションアクセサリー科、アパレル産業科、ビジネス専攻科、アクセサリー専攻科

あなたの「ファッション」を「仕事」にする。
その第一歩を、目白から。

【Mfac(目白ファッション&アートカレッジ)の強み】
●少人数制のきめ細かい指導
●海外研修制度
●現在業界で活躍中の講師から直接指導!
●本格的なファッションショー!
目白ファッション&アートカレッジの詳しい紹介はこちら

ファッションビジネスカレッジ東京【東京都新宿区】

◆関連学科:【ファッションクリエートアート科】ファッションデザイン課程、【ファッションクリエートアート科】ファッションビジネス課程

好きの先に行こう。学んで、磨いて、ファッションのプロへ!

●「発想力」「企画力」が身につく、独自のカリキュラム
●一流の講師陣による少人数制授業で、一人ひとりに合った指導を
●世界とつながる、海外で起業する。グローバルな活動を視野に入れて
●午前・午後の2部制で、働きながらでも学べます。
ファッションビジネスカレッジ東京の詳しい紹介はこちら

専門学校ファッションカレッジ桜丘【東京都千代田区】

◆関連学科:ファッションビジネス科 〔2年制〕

好きな気持ちが、花ひらく。

【ファッションカレッジ桜丘の教育】
●ファッションにこだわり続ける伝統のある学校
●全学科担任制によるサポート重視の環境。
●講師は各分野で活動中の現役専門家。ファッションの現場やそのスキルを学べます。
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