ブライダルカメラマンになるには

  • 2020.12.04
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ブライダルカメラマンになるには

ブライダルカメラマンの概要や仕事内容

ブライダルカメラマンとは

ブライダルカメラマンとは、結婚式の写真・動画撮影を行う職業です。結婚式や披露宴において、新郎新婦やゲストの様子を撮影し、それをデータやアルバムにして、後日新郎新婦へ送ります。また、結婚式の前撮りや後撮りを担当することもあります。
このようなブライダルカメラマンの仕事には、失敗は許されません。結婚式には重要なシーンがいくつもあり、一回きりのそのシーンを確実に写真や動画へと納めなければならないからです。さらに、撮影にあたっては、式の進行を妨げないようにしなければなりません。そのため、ブライダルカメラマンには、結婚式ならではの優れた撮影スキルが求められます。
ブライダルカメラマンは、多くの結婚式や披露宴、または2次会で活躍しています。最近では、写真や動画はより高画質になり、当日に撮影した写真を使った演出も多く利用されるようになりました。ブライダルカメラマンはこのような新しいサービスや技術にも対応し、新郎新婦や親族、ゲストの最高の1枚を撮影しています。

ブライダルカメラマンの仕事内容とは

ブライダルカメラマンの仕事は、結婚式や披露宴、2次会での写真・動画撮影です。具体的な仕事内容は、以下のようになります。

  • 打ち合わせ
  • 機材準備、セッティング
  • 結婚式、披露宴、2次会の撮影
  • 集合写真の撮影
  • 当日利用する写真や動画の編集
  • 機材片付け
  • 前撮りや後撮り対応
  • データ編集、納品

このように、ブライダルカメラマンは必要に応じて、撮ったデータをその場で編集し、披露宴のエンドロールをはじめとした演出に利用します。
また、前撮りや後撮りを含めた全ての撮影が終わった後は、データを編集し、新郎新婦の元にデータ及びアルバムを納品します。

ブライダルカメラマンになる方法

ブライダルカメラマンになるために、規定の学歴や資格はありません。
ブライダルカメラマンにはカメラの技術が必要であるため、まずはカメラについて学ぶことになりますが、その一般的な方法は以下の4つでしょう。

  1. 学校でカメラの専門技術を学ぶ
  2. プロのカメラマンに弟子入りして技術を学ぶ
  3. 写真スタジオに就職して技術を学ぶ
  4. 独学でカメラ技術を学ぶ

このような方法でカメラの技術を身に付けた後には、写真スタジオに所属したりフリーランスのカメラマンとして活動したりして、依頼を受けた結婚式や披露宴の写真・動画撮影を行うことになります。
フリーランスの場合は比較的自由な働き方が叶いますが、自身での結婚式場や個人に対する営業活動は必要でしょう。

ブライダルカメラマンに求められる資格や試験

ブライダルカメラマンとして働くために、必ず取得しておかなければならない資格はありません。
必要なのは、資格よりも、写真や動画撮影のスキルです。結婚式の写真には失敗が許されず、またその写真は顧客にとって一生の思い出となるため、ブライダルカメラマンには、失敗することなく雰囲気のある写真を撮影できるスキルやセンスこそが求められます。
よって、写真関連の資格やブライダル関連の資格はいくつかありますが、それらの取得を目指すよりも撮影の腕を磨く方が、ブライダルカメラマンにとっては有効でしょう。

今後のブライダルカメラマンの将来性

日本では、結婚式の件数は減少傾向にあるものの、結婚式ごとの費用単価は増加しており、結婚式市場は一定の需要を見せています。
また、結婚式を挙げる新郎新婦は、ブライダルカメラマンによる写真撮影をプランに入れるケースがほとんどで、多くの結婚式や披露宴において、ブライダルカメラマンは活躍しています。そして今後も、結婚式やそれに伴うブライダルカメラマンの需要がなくなることはないでしょう。
また、結婚式の写真やビデオも進化を見せ、撮った写真をすぐに演出へ反映できたり、ゲストがスマートフォンやパソコンから写真を共有できたりといったさまざまなサービスも登場しています。このような商品の多様化により、それを扱うブライダルカメラマンの需要は増していくでしょう。
ただし、ブライダルカメラマンの年収はあまり高くはなく、また体力が必要な仕事でもあるため、容易に続けられるものではありません。長く活躍するためには、収入に反映されるような高い評価を得る努力が求められます。
さらに、近年ではスマートフォンによる写真の質が高まり、個人で本格的なカメラを持つ人も増えているため、素人と差別化できるようなプロならではのスキルも必須でしょう。

ブライダルカメラマンの就職先

ブライダルカメラマンの就職先としてまず挙げられるのは、結婚式の写真撮影を受け付けている写真スタジオです。この場合、結婚式会場と提携していたり、そこから依頼を受けたりして、結婚式の写真・動画撮影を行うことになります。写真スタジオによって、撮影する写真の雰囲気やサービスは違うので、就職活動をする時には、その写真スタジオが自身の好みやビジョン似合っているかどうかの見極めが大切です。
さらに、就職はせず、フリーランスのブライダルカメラマンとして活動する方法もあります。その場合は、自分自身で結婚式会場や個人に対する営業活動を行わなくてはなりません。営業がうまくいれば、会場や個人と契約し、結婚式の写真・動画撮影を請け負うことになります。

ブライダルカメラマンの平均年収・MAX年収

先述のように、ブライダルカメラマンの年収は、あまり高くはありません。一般的なカメラマン(フォトグラファー)の平均年収が約250万円〜300万円なので、ブライダルカメラマンも同等でしょう。さらに、アシスタント時代の年収はより低くなります。このように、年収が低めであることから、カメラマンは副業を持って活動する人が多いようです。
ただし、人気の高いブライダルカメラマンやフリーランスとして成功しているブライダルカメラマンであれば、かなりの高収入を得ていることもあります。平均を超える年収を目指すなら、下積み時代の忍耐や地道なスキルの向上は必要でしょう。

ブライダルカメラマンに向いているのはこんな人

結婚式の写真は、新郎新婦やゲストにとって、一生の思い出になるものです。そのため、大事なシーンが撮れていなかったりバランスが悪かったりといった失敗やスキル不足は許されません。よって、ブライダルカメラマンには、写真を撮ることが好きなだけではなく、写真の技術やセンスに長けている人こそが向いています。
また、結婚式や披露宴では、式や演出の進行の中で写真撮影を行います。そこで、ブライダルカメラマンは、新郎新婦が良く見えるポイントに立ちながらも、新郎新婦の動線やゲストの視界を邪魔せずに撮影を行わなくてはなりません。これには、周りをよく見て気遣いができることや臨機応変な対応力が必要でしょう。
さらに、大きく重い機材を抱えて移動しなければならないブライダルカメラマンには、体力も必要です。加えてコミュニケーション能力もあれば、新郎新婦やゲストの自然な笑顔を引き出せるでしょう。

ブライダルカメラマンに関連する職業や資格

ブライダルカメラマンに関連する職業

ブライダルカメラマンに関連する職業には、結婚式を担当するヘアメイクアーティストやブライダルスタイリストが挙げられます。
ヘアメイクアーティストは新郎新婦のヘアメイクを、ブライダルスタイリストはブライダル衣装のスタイリングを担う職業です。ヘアメイクや衣装は写真とも関連性の深い職業であり、これらの職業は連携して、新郎新婦の身支度や写真撮影を行っています。
また、ウエディングコーディネーター(ブライダルプロデューサー、ブライダルコーディネーター)もブライダルカメラマンに関連する職業のひとつです。ウエディングコーディネーターは結婚式の総合的なプロデュースや管理を行い、ブライダルカメラマンの手配も担います。顧客のニーズを元に、ウエディングコーディネーターとブライダルカメラマンが打ち合わせを行うこともあり、関連性は深いと言えるでしょう。

ブライダルカメラマンに関連する資格

ブライダルカメラマンに必須資格はありません。しかし、写真関連の資格はいくつかあり、その代表的な例としては、「写真技能士資格」や「フォトマスター検定」などが挙げられます。
「写真技能士」はフィルム写真に関するスキルを測る国家資格で、「フォトマスター検定」は写真やカメラに関する知識や技法を測る民間資格です。これらの資格検定は、写真の知識を高めるために有効でしょう。
また、ブライダルカメラマンは結婚式に関する最低限の知識は持っておかなければならないため、「ブライダルプランナー検定」をはじめとしたブライダル関連の資格も実務に生かせます。

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