
自動運転車、ロボット、ドローンに代表される最先端の製品は情報技術を活用して開発されています。これらの動く仕組みを実現するためには、機械・電気電子を総合 した「メカトロニクス」の知識や技術が重要です。「情報メカトロニクス学科」では、メカトロニクスの基礎となる3DCADによる機械デザイン、機械加工、材料学、電気電子工学に加えて、「AI・情報」分野に関連するプログラミング技術を習得します。実際の授業では、ハードウエア/ソフトウエアをバランス良く学ぶために、「体験型授業」 を多く取り入れ、教室での講義と組み合わせて理解を深めていきます。実際にモノに触れ、作ることで「情報技術を活用したメカトロニクス」を着実に学ぶことができます。
4つの履修モデルコースを設置しています。
- 卒業後の主な進路
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- 商品企画・開発(自動車・二輪車)
- 自動車メーカー勤務
- 鉄道会社勤務
- カスタマーエンジニア
- システムアドミニストレーター
- CADオペレーター
- コンピュータメーカーで働く
- 商品企画・開発(ソフトウェア)
- 研究・技術者(機械・エネルギー)
- 企業内研究員
- CAD技術者
- ロボット設計技術者
- 研究・技術者(機械)
- 募集定員
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150名
- 修業年限
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4年制
- 初年度納入金
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1,600,000円(入学料200,000円含む)
【学びのポイント】
■基礎的な知識・技術を確実に身につける
1年次から2年次前期までの基礎課程では、機械をつくるための基礎を学びます。技術の元になる機械、電気・電子、情報、データサイエンスなどの基礎的な科学・工学の勉強に加え、基本的な工作機械を使えるようになります。普通科高校出身の学生も安心できる学びです。
■学修成果が実感できる教育方法
成績評価には、達成目標の「A評価:目標到達点」と合格基準の「C評価:基準到達点」が示されており、履修科目ごとに学修目標を設定することが容易です。また、各学期には補習・補講時間が設定されており、学修者に寄りそった手厚い教育が行われます。
■希望進路を導く「4つの専門コース」と資格取得
長期インターンシップ直後となる2年次後半より、専攻コースを選択し、1・2年次で身につけた技術と技能を基に、ものづくりに必要な専門技術と技能を学び、実社会に対応できる専門知識の修得に励みます。一方、技能検定講習など積極的に資格取得のサポートも行っています。
■「人」についての学び
「人間工学」「感性工学」などの授業も設置されており「もの」そのものだけでなく、ものを使う側、操る側、作る側である「人」についても学ぶことで、人と調和した機械を作るための考え方を身につけます。
■実習・体験型の学び
授業の約6割が実習・演習です。さまざまな実習で実際にモノをつくってみることで、知識と実体験が融合され、その知識は何倍にも濃密で身につくものに変わります。
■自分を知り、社会を知る、長期インターンシップ
2年次では他大学で見られない40日間の長期インターンシップを行います。プロの仕事と社会や企業の仕組みを目の当たりにして、自分の弱点や長所を知ることは、以後の大学生活や進路選択に役立ちます。
■「テクノロジスト」になるための学び
アカデミックスキルとなる「メディアリテラシー」「データサイエンス」「外国語」、さらには「社会人基礎力」などの教養教育を学び、社会性や倫理性を身につけていきます。
■学生プロジェクトでものづくりを実践
学生フォーミュラやNHK学生ロボコン、宇宙開発研究プロジェクトなど学生の自主的活動を積極的に支援しています。 各プロジェクトは学びの理解を深め、身につけた技術の実践の場となっています。
専攻・コース一覧
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AI、IoT、データサイエンスを活用
~AI時代の新しいものづくりを実現できる技術者をめざす~
現代社会は、AI、IoT、データサイエンスの発展により、種々の現象を検知・解析・推測し、物ごとを効率的に動かす技術が進歩しています。これに伴い、自動運転や介護補助・遠隔医療など、人の生活をより一層便利にするシステムや工業・農業・建設機械など、広範囲でシステムの自動化が進むでしょう。このため、当コースでは各種機械の最新の自動化技術を理解するため、AIやデータサイエンス、IoTを相乗したICT (情報通信技術) などを実践的な学習方法で修得し、AI・情報システムのスペシャリストとして、AI・IoT・データサイエンスを駆使した、これからの多様なデジタル社会を先導できるテクノロジストを育成していきます。
【カリキュラム】
■1年~2年次
《興味・得意分野をみつけ、コース選択へとつながる基礎力を身につける》
ICT基礎・応用によって、情報をデジタルデータとして扱う方法とソフトウェア開発技術の基礎を学びます。また、機械や電気のものづくり技術と、すぐれたデザインを創出する技法を習得します。
■3年~4年次
《高度な授業内容で実社会に対応できる専門性を習得する》
ひとの身体、感覚、心などの仕組みを学ぶとともに、センサやマイクロコンピュータ、通信など、ヒューマンインタフェースの要素技術を習得します。
さらに、より高度なインタフェース構築のために、CGやA I の技術も学びます。 -
未来のロボット 未来の社会を支える
~ロボットや自動化システムの設計・開発を担う技術者をめざす~
ロボット開発はグローバルな視点から見ても、ハードウエア関連技術とソフトウエア関連技術の両輪となる専門的知識を備え、常に点検評価と創意工夫によってさらなる向上意欲を備えた現場力重視の技術者が求められています。このため、当コースではハードウエア関連技術となる3D設計・自動制御技術・ロボット技術・センシング技術・オペレーション技術などに加え、ソフトウエア関連技術としてロボット言語・組込みシステム、C/Pythonプログラミングなどを実践的な学習方法で修得し、ロボットシステム分野のスペシャリストとして、未来の豊かな人間社会を支える、ロボットや自動化システムの設計・開発などを担うことができるテクノロジストを育成していきます。
【カリキュラム】
■1年~2年次
《興味・得意分野をみつけ、コース選択へとつながる基礎力を身につける》
ICT応用および実習を通じて、プログラム作成の基礎を習得します。さらにメカトロニクス技術の要素技術習得をめざし、機械システム、センサ技術、メカトロニクスおよび実験などの授業に取り組みます。
■3年~4年次
《高度な授業内容で実社会に対応できる専門性を習得する》
3年次からはロボット開発者または自動化システム開発者をめざして、自動制御、組込みシステム、ロボット技術、知能化技術など各種の技術を統合できる開発力を養う科目が用意されています。 -
EVだってメカがなければ走れない
~社会のニーズを見出し、人や環境と調和した解決を提案できるメカ屋をめざす~
ものづくりにおいては企画から製作までのものづくり全般を見通して、使う人や環境との調和の視点から機械を設計・製作できるデザイナーが求められています。機械デザインコースでは、機械の設計・製作に必要な技術的な知識や技術・スキルと企画・デザインから製作までのプロセス全般について、実践的な学習方法により修得することで、現代社会や人々が求めるニーズを斬新なアイデアで実現できるテクノロジストを育成していきます。
【カリキュラム】
■1年~2年次
《興味・得意分野をみつけコース選択へとつながる基礎力を身につける》
機械製図、機械設計製図を通じて機械設計の基礎を学びます。さらに3次元CAD、機械設計スキルを習得します。
■3年~4年次
《高度な授業内容で実社会に対応できる専門性を習得する》
CADやCAMを用いた製図技術の習得はもちろん、デザインについての考察をより深めていきます。 -
加工技術&マネジメント力を習得し、即戦力として現場へ
~ものづくりの最前線で活躍する生産技術者をめざす~
基本的な機械加工技術をベースに、製造ライン設計・品質管理・生産管理などのマネジメント手法を学び、効率的なものづくりの提案とそのための環境を整備する能力を身につけます。実際の製造現場で使用される最新鋭の機器や測定機器を用いたカリキュラムと経験豊富な教員による講義は、即戦力となる生産技術者を育成するだけでなく、今や世界中で注目を集める「トヨタ生産方式実践演習」をはじめとしたものづくりのマネジメントについて本格的に学べるのもこのコースの特長です。
【カリキュラム】
■1年~2年次
《興味・得意分野をみつけ、コース選択へとつながる基礎力を身につける》
様々な基本的技術の実習を通して、機械工作、機械加工および測定の基礎を学ぶとともに、そのスキルを身につけます。
さらに、日本に根付くものづくりの伝統的な技術・技能を学びます。
■3年~4年次
《高度な授業内容で実社会に対応できる専門性を習得する》
現代のものづくりで使用される最新鋭の機器を用いて、即戦力となりうる技術を習得します。さらに、「トヨタ生産方式」 をはじめとしたものづくりのマネジメントについての理解を深めます。