
2023/06/21
【授業をのぞいてみよう】
6月5日(月)
動物看護総合学科 2年生
スタッフ犬のワクチン接種
◆スタッフアニマルの健康管理とワクチン接種
日々の授業のお手伝いをしてくれるスタッフアニマル達。
家庭犬・猫に比べ外出の機会が多いスタッフアニマル達にとって、特に感染症対策は重要です。
この日の実習では混合ワクチン接種を実施しました。
ワクチンとは、病原体を無毒化・弱毒化したものを体に接種して抗体を作らせ、感染症に対する免疫力をつけるためのものです。
わんちゃん・猫ちゃんの命を奪うかもしれない危険な病原体から守るために定期的なワクチン接種をすることが大切です。
獣医師の先生立会いの下、学生達はスタッフ犬たちのバイタルチェックや接種時の保定、カルテ記入など一連の流れを実施しました。
◆ワクチン接種における動物看護師さんの役割は?
心拍数、呼吸数、体温など接種前に異常がないかバイタルチェックを行ったあと、獣医師の先生に報告します。
カルテ記入も動物看護師のお仕事です。
注射器や消毒用脱脂綿などの器具の準備をし、混合ワクチンを作ります。
今日までに授業で原理の理解やシミュレーションをしてからの初めての実践。
学生たちは緊張しながらも確実に作業を進めていました。
準備ができたら、獣医師の先生に診察してもらい、ワクチンを接種します。
この時の保定(動物の身体を固定すること)はとても大事!安全に接種するため、動物看護師が最も集中するところです。
ちなみに国家資格となった愛玩動物看護師はワクチン接種もできるようになります。
獣医の先生の手技も真剣に観察!
◆接種完了!ワクチン接種でワンちゃんも人も安心の毎日を
終わったらしっかり褒めてあげます!
無事接種完了!ワクチン接種でワンちゃんも人も安心して元気に過ごせます。
動物看護総合学科では、スタッフ犬に協力してもらい、実際に動物病院で使用する器具を使用して授業を行い、動物看護師として即戦力で活躍できる技術を身に付けています。
獣医師のパートナーとして、よりレベルの高い獣医療を実現するために、これからもより広く深い知識・技術を身につけていきましょう!