【願書の書き方】自己推薦書・ 志望理由書について解説!
- 2023.07.06
- 入試方式
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投稿日:2023年7月6日 | 最終更新日:2023年12月21日
【願書の書き方】自己推薦書・ 志望理由書について解説!
願書とは、大学や専門学校の入試試験を受けるための申込書類のことです。願書の提出(出願)をもって、志望校に受験の意思が伝わり、入試試験を受ける資格が与えられます。
本記事では、総合型選抜や学校推薦型選抜などの出願時に必要とされる、自己推薦書・志望理由の書き方について解説していきます。
志望校へ入学の意欲を伝えるために、書き方を確認していきましょう!
自己推薦書について
自己推薦書とは、自分が志望先の大学へ入学することにふさわしい人財であることをアピールするための書類です。文字通り、「自己」を「推薦」する文章を作成します。前に述べた通り、大学や専門学校の出願書類の一つとして提出を求められます。学校によっては「将来の目標」や「入学後に学びたいこと」など、内容を指定される場合がありますが、自由記述であることが一般的です。
自己推薦書の書き方
学校により異なりますが、800〜2000字程度が一般的です。文章の長さは指定文字数に対して9割が望ましいといわれています。
POINT① 自己推薦と自己紹介を区別しよう!
自己推薦書を書き始めた時、書いているといつの間にか「自己紹介」になってしまったという悩みを持った人が多いようです。自己について伝える点は同じですが、以下のように両者の目的は大きく異なります。
・自己紹介|自分の性格や経歴、趣味を理解してもらうための目的
・自己推薦|自分の強みや優れている点をもって、自分がいかに活躍できるかを伝える目的
初めは書き慣れないかもしれませんが、自己推薦書を書くうえで、恥ずかしさや謙遜は忘れてしまいましょう。自分の魅力を客観視し、具体的なエピソードを交えた長所を伝えましょう。
POINT② 具体的な経験を交えた内容に仕上げよう!
学業成績や部活動、課外活動・社会活動の実績など、高校生活の中で経験した事例を交えて書くことで、自分だけの「オリジナル」という強みを活かした自己推薦書に仕上げます。エピソードに加えて、そこから自分が何を学んだか、今後どのように活かしたいかなどを記述することで、内容のレベルアップを図ります。
POINT③ 入学後のビジョンや目標を伝えよう!
自己の長所や過去の経験を踏まえたうえで、入学後にどのようなことに力を入れて取り組みたいか、学業を経てどのような成果を挙げたいか、具体的な目標をアピールしましょう。その際、志望校の教育方針やアドミッション・ポリシーに沿った記述であるか、注意します。
志望理由書について
志望理由書とは、自己推薦書と同様に大学や専門学校の出願書類の一つとして提出を求められます。文字通り、出願校を志望した理由を記述するものですが、入学後や将来のビジョンを交えて文章を作成することが望ましいでしょう。
志望理由書の書き方
学校により異なりますが、400~800字が一般的です。文章の長さは指定文字数に対して8〜9割が望ましいといわれています。
POINT① 志望校で学びたい内容を基に志望理由を明確化しよう!
まず、志望校に入学したい理由をリストアップしてみましょう。改めて自己分析を行うことで、自分が学びたい内容と志望校の教育方針がマッチしているか、再確認することで志望理由が明確になってきます。
「自分のしたいこと」と「志望校で何が学べるか」を結びつけて考えることで、説得力のある志望理由に仕上げていきます。
POINT② 経験を通して実際に感じたことを書こう!
実際の経験を交えた文章というのは、大きなアピールポイントになります。
自己推薦書の書き方同様、高校生活の中で経験した事例を取り入れるのはもちろん、志望校のオープンキャンパスや体験授業に参加して感じたことや、自分の将来の夢のために志望校を目指すことになったきっかけなどをテーマにすることも、内容を充実させることができるでしょう。
自分が実際に経験したことや感じたことを文章化する時、その文章は説得力を持ち、オリジナルなものになるので「読み手の気持ちに伝わりやすい」という強みを発揮します。
共通!書類作成時の注意事項!
✓ 文章の構成は「起承転結」を意識しよう
✓ 嘘の内容やエピソードの盛り過ぎはやめよう
✓ できるだけ具体的で読みやすい文章を意識しよう
✓ 誤字・脱字の注意や、文末表現の統一を徹底しよう
受験に詳しい大人に確認してもらおう!
自己推薦書や志望理由書が完成したら、周囲の受験に詳しい大人に文章を添削してもらいましょう。学校や学習塾の先生に確認してもらい、実際に読んでどのような印象を受けるか、具体的なアドバイスを仰ぐとよいでしょう。可能であれば、1人の先生ではなく複数の先生に読んでもらうことで、様々な見解を学ぶことができます。このように、作成した自己推薦書をブラッシュアップしていきましょう。
伝わりやすい文章で自分の長所や強みを伝えよう!
以上、自己推薦書と志望理由書の区別・書き方についてご紹介しました。
これらの文章は、大学や専門学校の受験に限らず、将来、就職活動の際にも提出する可能性があります。書き方の基本的なルールを学び、試験官や採用担当に「伝わりやすい文章」で自分の長所や強みを知ってもらう技術を身に付けていきたいですね。限られた文字数の中で、最大限に自分の魅力や努力を伝えていきましょう。また、願書の書き方については、以下のページを参考にしてみてください!
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