【大学】大学入学共通テストとは?日本最大規模の試験について理解しよう

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投稿日:2023年7月28日 | 最終更新日:2023年12月21日

大学入学共通テストとは、大学への入学を希望する者に対して、高校生活での基礎的な学力の習熟度の判定を目的とした試験を指します。2020年度までは「大学入試センター試験」として実施されてきたので、その名称を聞いたことがある方も多いと思います。2022年度の試験では出願者が約53万人と、日本では大規模の試験となります。
本記事では、大学入学共通テストの仕組みをはじめ、受験方法などについて解説していきます。進学活動の準備として、理解を深めていきましょう! 

大学入学共通テストとは?

大学入学共通テスト(以下、共通テスト)とは、大学への入学を希望する者に対して、高校生活での基礎的な学力の習熟度の判定を目的とした試験を指します。共通テストは全部で6教科30科目あり、自分の志望校に合わせて必要な科目を受験することができます。現段階では、出題方式は全科目がマークシート形式となっています。

大学入学共通テストを受ける対象の人は?

国公立大学を志望している人(原則受験)

国公立大学を一般選抜で志望している方は、共通テストを原則受験することになります。
一般的に、共通テストが実施された翌日の新聞等で解答・配点が配信されるので、自己採点を行った後、志望大学に出願するという流れが多いです。
また、国立大学の一般選抜志望者は、「5教科7科目※」の受験が必須となります。
(※国語・数学・英語・社会(日本史・世界史・地理から2科目を選択)・理科(物理・化学・生物から2科目を選択)が基本)

私立大学を志望している人

2022年度入試では共通テストの実施を導入した私立大学が、全体の約9割を占めました。
この割合には一部、学部・学科のみでの導入も含まれますが、今後も共通テストの実施を導入する私立大学や学部・学科が増えていくことが予測されます。実際に、私立大学の総合型選抜や学校推薦型選抜の選抜条件の一つとして、共通テストの結果の提出を課されている学校も少なくありません。私立大学の専願であっても、大学選択の幅を広げるため、共通テストの受験をおすすめします。

大学入学共通テストの受験方法

スケジュールについて

大学入学共通テストは、ほぼ毎年同じスケジュールや形式で実施されています。
9月下旬〜10月上旬が出願受付期間となり、試験日は1月中旬の土日2日間での開催が一般的です。2月上旬以降、試験結果は大学に共有されます。受験者への試験結果は希望をした人のみにしか通知されないので、共通テストが実施された翌日の新聞等で配信される解答情報から自己採点を行うか、成績通知の送付を希望する(手数料として800円が必要)手続きを行うことになります。

出願方法について

出願については、現役高校生の場合、在籍高校からまとめて応募される形となるので、学校経由での申込みになります。担任や進路担当の先生には早めに受験意思を伝えておきましょう。既卒者の方は個人での申込みとなり、その際に「卒業証明書」など必要書類の提出を求められるので、事前に確認を行いましょう。

試験会場について

共通テストが開催される会場は、受験生の高校の所在地を基に決まります。
高校の所在地から近隣の大学や高校が試験会場となる場合が多く、試験1日目・2日目は基本的に同じ会場となります。12月中旬に発送される受験票に試験会場の案内が記されているので、会場が確認できたらアクセス方法や移動にかかる時間などをよく調べておきましょう。

大学入学共通テストの対策ポイント

ここまで、大学入学共通テストの開催理由・概要を確認してきました。
進学活動中の方にはどれも重要な情報ですね。それでは、共通テストを受験するにあたっての対策ポイントをご紹介していきます。

POINT① 共通テストには独自の特徴がある?出題・解答形式を理解しよう!

科目別に、共通テストは他試験とは異なる、独自の特徴を持ち合わせていると言われています。受験勉強の一環として取り組むケースも多いと思いますが、一部「共通テスト対策」として勉強を進める時間を持ち、共通テストのコツを掴む方法もよいでしょう。学校や進学塾では、共通テストの過去問が用いられる場合もあるので、こちらも活用していきましょう。
ただし、「センター試験」の過去問に関しては形式が異なるので、2021~2022年度「共通テスト」の過去問が望ましいでしょう。

POINT② 直前だけではダメ?共通テスト対策は「夏」がポイント!

共通テストに出題される範囲は基本的に教科書に載っている内容です。
教科書に載っている内容だけといっても、高校3年間の学習量を直前の試験対策のみでおさらいをすることには無理があるかもしれません。年始に共通テストを控えた夏休み、教科書の内容を振り返り、改めて基礎を固めていくことが、対策の着実な一歩になります。
また、高得点を狙うための対策は試験直前に、自分の苦手分野や不安を取り除くのは夏までに完了できるように意識してみましょう。

POINT③ 基本的な「受験」の注意点をしっかり確認しておこう!

共通テストの出願前から試験終了まで、気を付けることがいくつかあります。
例えば、学校からの申込みであれば受験票は学校に送付されますが、受験票に貼り付ける写真は自ら用意しなければなりません。
続いて、受験票と一緒に手渡される「受験上の注意」といった冊子には、試験当日までの注意事項や持参する物について詳細が記載されているので、しっかり読んで準備を進めましょう。持ち物に関しては、試験日の前日・当日朝のWチェックを行うことで、忘れ物防止にもなり気持ちが落ち着きます。
試験本番を集中して迎えるためにも、このような事前準備はしっかり進めておくことが望ましいでしょう。
また、試験時期は寒く乾燥している季節なので、できるだけ休息をとりながら体調管理に気を配りましょう。

大学入学共通テスト概要についていかがでしたか?

大学入学共通テストについて、理解を深めていただけたでしょうか。
進学活動をされている方にとって、入試だけでなく、自身の学力に挑戦するための重要な試験でもあります。出題される内容も、高校3年間で学ぶ教科書がベースとなっているので、共通テスト対策を行うことで、基礎学力の底上げにも繋がりますね。
本内容を踏まえ、万全の準備をもって共通テストに挑戦してみましょう!

 

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