お菓子に関わりたい高校生必見!製菓業界の仕事の魅力、おすすめの学校を紹介!
投稿日:2022年1月17日|最終更新日:2025年1月20日
この記事は約 5 分で読めます。
甘い香りに包まれたお菓子は、私たちを幸せな気持ちにしてくれますね。そんなお菓子を作る仕事に興味を持っている皆さんも多いのではないでしょうか?
お菓子作りの仕事というと、ケーキ屋さんで働くパティシエを思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、パティシエはとても魅力的な仕事ですが、お菓子の世界はもっと広く、たくさんの仕事があります。たとえば、たくさんのお菓子を工場で作ってお店に届ける製菓メーカー、チョコレートのスペシャリストであるショコラティエ、日本の伝統を守る和菓子職人など、さまざまな分野で活躍する人々がいます。
この記事では、お菓子業界にはどんな仕事があるのか、それぞれの仕事でどんなスキルが必要になるのかなどを、わかりやすくご紹介していきます。お菓子に関わる仕事に就きたいと考えている方も、お菓子の世界に興味があるという方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
お菓子業界の仕事とは?
それでは、お菓子業界には具体的にどのような仕事があるのか、いくつか例を挙げて詳しく見ていきましょう。今回はどんな人にもなじみのある、製菓メーカーのお仕事からご紹介します!
製菓メーカー
私たちがお店で手にするお菓子を、企画から製造、販売まで一貫して行っているお菓子の会社が製菓メーカーです。新しいお菓子のアイデアを考えたり、安全に美味しく作る方法を研究したり、お店に届けるための準備をしたりと、様々な仕事があります。
製菓メーカーの仕事は、大きく分けて以下の5つに分類できます。
- 商品企画・開発: 新しいお菓子のアイデアを生み出し、形にするお仕事です。
- 製造: 工場で機械を操作し、お菓子を大量生産するお仕事です。
- 品質管理: 原材料から製品まで、安全と品質を管理するお仕事です。
- 営業・販売: お店や卸売業者などに自社のお菓子を販売するお仕事です。
- マーケティング・広報: 商品の宣伝や販売促進、企業イメージの向上などを行うお仕事です。
●商品企画・開発
商品企画・開発のお仕事は、簡単に言うと「新しいお菓子を生み出す」お仕事。どんなお菓子が人気を集めそうか、どんな味や形ならみんなに喜んでもらえるかを考え、それを形にするのがミッションです。
そのため、お店で売られているお菓子の調査をしたり、最近の流行をチェックしたりして、お客様が何を求めているのかを探ります。そして、実際に試作品を作って、味や食感、安全性を何度も確認しながら、最高のレシピを開発していきます。
パッケージのデザインも大切な仕事の一つ。お菓子の魅力が最大限に伝わるように、見た目の美しさはもちろん、持ちやすさや保存性なども考えてデザインします。
▼お菓子の企画・開発職になるには?
●製造
製造のお仕事は、工場で機械を操作して、たくさんのお菓子を作るのがメインです。ただ機械を動かすだけでなく、安全に効率よくお菓子を作るための管理や、機械のメンテナンス、調整なども行います。
もっと美味しく、もっとたくさん作れるように、新しい技術を取り入れたり作り方を改良したりするのも、製造の大切な役割です。
●品質管理
品質管理のお仕事は、お菓子の安全と美味しさを守る、とっても重要な役割です。使う材料に問題がないか、異物が混じっていないかを厳しくチェックしたり、お菓子を作っている途中の工程で品質が落ちたり、変なものが混じったりしないように温度や衛生状態をしっかり管理します。そして、最後に出来上がったお菓子も、味や色、形、重さなどを細かくチェックして、ちゃんと基準を満たしているかを確認します。
▼お菓子の技術者・研究者になるには?
●営業・販売
営業のお仕事は、自社のお菓子を取り扱ってもらえるように、おもに小売店などの法人顧客へお願いに行くのが中心です。お菓子の魅力をしっかり伝えて、より多くのお店で販売してもらえるように頑張ります。お店の状況に合わせて、どんな風に売ればいいか提案することもあります。海外事業に力を入れている企業では、海外とのやりとりが頻繁に行われる場合もあります。
一方、販売のお仕事は、お店でお客様に直接お菓子を売るお仕事です。お客様に気持ちよくお買い物をしてもらえるように、丁寧な接客をしたり、お菓子が綺麗に見えるように陳列したり、試食販売をすることもあります。
●マーケティング・広報
マーケティングのお仕事は、「どうすれば自分たちのお菓子がたくさん売れるか」を考えるお仕事です。お客様が何を求めているかを調査したり、どんな売り方をすれば喜んでもらえるかを考えたりします。広告や宣伝もマーケティング活動の一部です。
広報のお仕事は、会社や商品の情報を広く伝えるのが役割です。メディアからの取材に対応したりSNSで情報を発信したりして、会社のイメージアップやブランド力アップに貢献します。
パティシエ
ケーキやタルト、クッキーなど、洋菓子を作るのがパティシエです。お客様を笑顔にするような、見た目も味も美しいお菓子を作ります。お店でお客様に直接お菓子を渡すこともあります。
ショコラティエ
チョコレートを使ったお菓子を作るのがショコラティエです。チョコレートの選び方や扱い方、チョコレートと他の材料との組み合わせ方など、専門的な知識と技術が求められます。
和菓子職人
大福やお饅頭、お煎餅など、日本の伝統的なお菓子を作るのが和菓子職人です。季節の素材を使ったり、昔から伝わる製法を守ったりと、日本の文化を伝える役割も担っています。
製菓衛生師
製菓衛生師とは、厳密には職業ではなく、お菓子を作るための専門的な知識と技術を持っていることを証明する国家資格です。食品衛生に関する知識も豊富で、安全でおいしいお菓子を作るためのスペシャリストと言えます。
この資格はお菓子を作る仕事に就く際に有利になるだけでなく、自分のお店を開業する際にも必要となる資格です。
お菓子業界の年収は?
ここからはお菓子メーカーの職種別における平均年収です。
お菓子メーカーといっても、小規模なものから大規模なものまであり、今回は職種に分けて年収をご紹介していきます。
まず営業職は、平均年収はおよそ480万円から560万円です。しかし営業職はインセンティブ制度という特殊な給与体制を取っている会社も多く、基本給は少しだけ低めになってしまいます。
ですが、そのぶん業績を残せば残すほど。給料が多くなるというタイプの営業職もあります。
商品開発部門の年収は450万円から600万円ほどです。特に大企業になると20代でも600万円以上稼ぐことができる人もいます。
商品開発部門は、比較的どの企業でも残業が比較的少なく、有給休暇もとりやすいので非常におすすめです。
マーケティング部門の年収は平均して500万円程度と言われています。しかし、外資系企業のマーケティング職になると800万円から1,000万円ほどと一気に水準が上昇します、
外資系企業のマーケティングの場合、市場が膨大ですので分析しなければいけない市場の規模が一気に広がりますが、実力に自信のある方は外資系のお菓子メーカーのマーケティング部門なども考えてみてはいかがでしょうか。
お菓子業界を目指せる学校を探してみる
お菓子業界を目指せる学校は?
菓子メーカーでどのような仕事に就きたいかによって、大学や専門学校など、進学先は変わってきます。
例えば、マーケティング部門で活躍したいと考えているなら、経済学部や経営学部などの4年制大学に進学するのも選択肢の一つです。大学では、市場調査やデータ分析、消費者心理など、マーケティングに必要な幅広い知識を学ぶことができます。
営業職を目指す場合も、経営学部や経済学部などで学ぶことは役立ちます。マーケティングや市場の動向を把握する能力は、営業活動においても非常に重要です。特に、お客様が何を求めているのかをマーケティングの視点から理解し、その上で営業活動を行うことで、より効果的な提案ができ、成果につながる可能性が高まります。
また、海外事業を展開する企業も増えていることから、在学中に語学を学ぶのもキャリアアップにつながる選択肢のひとつです。
商品開発部門を目指す場合は、専門学校で製菓に関する専門的な知識や技術を学ぶことをおすすめします。専門学校では、お菓子作りの基礎から応用まで、実践的なスキルを習得できます。
お菓子を開発する専門学校は数多くあり、洋菓子、和菓子、パンなど、学びたい分野に合わせて学校を選ぶことができます。製菓衛生師国家試験の受験資格を得ることもできます。
専門学校で集中的に学ぶことで、商品開発に必要な専門性を高めることができるでしょう。
実際、お菓子メーカーにおける商品開発部門に勤める方には専門学校を卒業した方も多く、専門学校で体系的な知識やスキルを学んだ方は、即戦力としてお菓子メーカーで活躍することができるので非常に需要が高く、希望の企業に就職できる可能性は高くなるでしょう。
お菓子業界を目指せる学校を探してみる
お菓子業界に関連するおすすめの専門学校
ここからは、おすすめのお菓子(製菓)業界に関連する専門学校をご紹介します。
いずれもお菓子の分野でとても評価の高い学校なので、製菓業界で活躍したいと考えている方には最適な学校です。
レコールバンタン【東京都目黒区】
◆関連学科:グラン パティシエ学部、パティシエ学部、カフェ学部、グラン シェフ学部
おいしいだけが、ゴールじゃない。
フードクリエイターを育成するレコールバンタンでは、講師や授業の質はもちろんの事、設備や立地にいたるまで、こだわりを持った独自の教育ノウハウを実践しています。
服部栄養専門学校【東京都渋谷区】
◆関連学科:栄養士科、調理師本科、調理師本科パティシエ・ブランジェクラス、マスターコース
「食育」を実践し、真の調理師・パティシエ・栄養士を育成!
創立者・服部幸應の提唱する「食育」に基づき、教育を行います。美味しい料理は当たり前の現代。健康・安全・環境も考えることのできる、「食育」の使命を担う栄養士・調理師・パティシエのエキスパートを育成します。
武蔵野調理師専門学校【東京都豊島区】
◆関連学科:高度調理経営科、高度調理製菓科、調理師科(昼間部)
現代社会で求められている「食」のプロは、調理ができるだけでなく、食の安全性、栄養学、食育、マネジメントなど幅広い知識と経験が求められています。
武蔵野調理師専門学校は、時代が求めるニーズに対応しながら「食」のプロを育てます。
専門学校ビジョナリーアーツ【東京都渋谷区】
◆関連学科:フードクリエイト学科
楽しい生活のための学校
ビジョナリーアーツは
学校=現場
という考えを大切にしています
大原医療福祉製菓専門学校梅田校【大阪府大阪市】
◆関連学科:製菓・製パン系
多彩なカリキュラムと業界最先端のプロフェッショナルな講師陣で夢をサポート!
製菓・製パンの資格試験・仕事の現場を熟知した先生たちの指導により、製菓衛生師などの資格を取得することができます。
専門知識だけでなく、仕事の楽しさ、魅力もしっかり学べます!
大原医療福祉製菓専門学校梅田校の詳しい紹介はこちら
辻調理師専門学校[調理・製菓]【大阪府大阪市】
◆関連学科:製菓技術マネジメント学科、製菓衛生師本科
2024年4月より、辻製菓専門学校は辻調理師専門学校の製菓学科として生まれ変わっています。
創立64年を超える辻調グループでは、これまで蓄積された知識と経験をもとに、体系立てて学べる独自のカリキュラムを構築・実践。学生生活の限られた時間をもっとも効果的に使って、プロとして必要な力を身につけることができます。
フランス留学へのノウハウもたくさん。日本最大級の製菓の学校で、本当のプロを目指そう!
辻調理師専門学校[調理・製菓]の詳しい紹介はこちら
大原簿記法律&美容製菓専門学校和歌山校【和歌山県和歌山市】
◆関連学科:製菓・製パン系
ビジネス・ホテル・ブライダル・製菓などの多彩なコースを設置している和歌山校。
充実した最新の設備環境で専門知識・技術はもちろん、大原のノウハウで憧れの就職を目指します。
講師陣は現役の業界最先端のプロフェッショナル!一流の講師があなたの未来をサポートします。
和歌山独自の学費設定◎JR和歌山駅近くで遠方からでも通学しやすい!
大原簿記法律&美容製菓専門学校和歌山校の詳しい紹介はこちら
国際調理製菓専門学校【新潟県新潟市】
◆関連学科:シェフ学科、健康給食学科、カフェ学科、調理師学科、栄養士学科、パティシエ学科
新潟で調理・カフェ・製菓・製パン・栄養の世界を目指すなら
”新潟県で唯一の食の総合専門校”Food(フード)国際調理製菓専門学校
Foodは、食を通じて多くの人を笑顔にする本物の食の職人を目指します。
3つの国家ライセンス[調理師免許・栄養士免許・製菓衛生師免許]取得で食を総合的に学びます。
北九州医療製菓専門学校 ※2025年4月大原医療スポーツ製菓専門学校北九州校より校名変更予定【福岡県北九州市】
◆関連学科:製菓・製パン・カフェ分野
❶パリの三ツ星レストランで活躍したシェフパティシエから直接学べる!
❷大原は授業の約70%が実習!圧倒的実践力が身につく!!
❸業界で活躍する専門家の直接指導とアプランティサージュ・システムで実践力と創造力を養う!
北九州医療製菓専門学校の詳しい紹介はこちら
まとめ
ここまでお菓子メーカーの業務内容や職種、平均年収やおすすめの学校についてを中心にご紹介してきました。
ひとくちにお菓子メーカーといっても、業務内容は様々であり、一見、お菓子には関係ないような営業やマーケティングの部門も存在します。
この記事をご覧になっている高校生のほとんどはお菓子業界に興味がある方だと思いますが、その中でも自分はどのような役割を担いたいか、などを考えると、より進路がはっきりとしてくるかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
\お菓子業界を目指せる学校を調べる/
お菓子業界を目指せる学校を探してみる-
前の記事
【高校生必見】人気の美容系職種18選!仕事内容や必要な資格を徹底解説 2022.01.17
-
次の記事