航空専門学校でパイロットになる!選び方、メリット・デメリットを徹底解説
- 📅 投稿日 2024年06月05日│最終更新日 2024年09月02日
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パイロットになる夢を叶える近道として、専門学校という選択肢があります。最短2年で資格取得を目指せる専門学校では、実践的な訓練と航空業界との繋がりが魅力です。
この記事では、パイロットを目指せる航空系の専門学校の選び方や学校をまとめて紹介!学費や特長、メリット・デメリットも解説します。
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専門学校でパイロットになるためのステップ
1.情報収集:資料請求やオープンキャンパスに参加しよう
興味のある専門学校のパンフレットを取り寄せたり、Webサイトで情報を収集したりしましょう。オープンキャンパスに参加し、学校の雰囲気や訓練内容を直接確認することもおすすめです。
2.学校選び:学習環境を比較検討しよう
取得可能な資格、訓練環境、就職実績、学費と奨学金制度などを比較検討し、自分に合った学校を選びましょう。寮生活となる学校もあります。
3.受験対策:英語・数学、面接対策をしよう
パイロット養成課程の専門学校の入試は、英検準2級以上またはTOEIC450点以上といった応募資格を設けている場合が多いです。
学科試験では英語I、数学IAレベルは最低限必要となるでしょう。オープンキャンパス等で過去問を配布していることもあります。
面接はもちろん、パイロット免許取得には航空身体検査に適合していることも必要となるため健康診断票の提出や適性検査も行われます。
4.入学・訓練:国内外でフライト訓練
入学後は、座学で航空力学や気象学などの専門知識を学び、飛行訓練で操縦技術を習得します。在学中にパイロット免許取得を目指す学校では、海外や国内でフライト訓練を実施します。
5.資格取得・就職活動:希望に合った資格を目指そう
プロのパイロットになるには所定の飛行時間を満たし国家試験に合格して「事業用操縦士」の資格を取得します。エアラインパイロットになるには、さらに計器飛行証明の取得が必要です。
航空系の専門学校では、エアラインや航空事業会社への独自のネットワークや求人があることも多いです。積極的に就職活動を行いましょう。
パイロットを目指せる専門学校一覧
●大阪航空専門学校
- 学科:パイロット学科 固定翼(飛行機)コース/回転翼(ヘリコプタ)コース
- 修業年限:2年
- 学費: 約1,950万円
- 特徴:
- 少人数制できめ細やかなマンツーマン指導
- JALグループ合同採用制度あり(計器飛行証明取得者)
- ヘリコプターパイロットが目指せる
●日本航空大学校 石川能登空港キャンパス
- 学科:操縦科
- 修業年限:2年または4年
- 学費:約1,500万円(2年制)、約2,200万円(4年制)
- 特徴:
- 実機を使用しての専門教育
- 奨学金「未来のパイロット」対象機関
- 4年制を卒業すると大卒と同等の「高度専門士」に
※2年制は入学時に自家用操縦士(陸上単発・多発)の資格が必要
※2024年時点では山梨キャンパス(操縦科)が拠点になります。
日本航空大学校 石川能登空港キャンパスを詳しく調べる
●新潟公務員専門学校【2025年新設】
- 学科:航空学生・パイロット学科
- 修業年限:2年
- 学費:約215万円(教材費・研修費用等別途)
- 特徴:
- 操縦適性検査にも対応した公務員試験の専用カリキュラム
- フライトに必須の聴解力と会話力を磨く英語学習プログラム
- アメリカでのフライト訓練を実施予定
※航空自衛隊・海上自衛隊のパイロット養成制度である航空学生や陸曹航空操縦課程・海上保安学校航空課程の合格を目指します。
新潟公務員専門学校を詳しく調べる
●東京工学院専門学校
- 学科:航空学科 パイロットコース
- 修業年限:2年
- 学費:約220万円
- 特徴:
- 国家公務員に対応したカリキュラム
- 国内に数台のフライトシミュレーターSS21Dを用いた実践授業
- 大学コース(4年制)あり
※公務員試験対策を並行して学修し、航空大学校、自衛隊、海上保安学校などパイロット養成機関への合格を目指します。
専門学校でパイロットになるメリット・デメリット
専門学校でパイロットを目指すメリットは、以下の点が挙げられます。
- 短期間で資格取得
最短2年で事業用操縦士の資格を取得できるため、大学よりも早くパイロットとしてのキャリアをスタートできます。 - 実践的な訓練
飛行訓練に重点を置いたカリキュラムで、現場で即戦力となるスキルを習得できます。 - 費用を抑えられる
在学期間が短い場合、大学に比べて学費が抑えられることがあります。
一方、デメリットとしては、次のことが考えられます。
- 学位が取得できない
大学併修などのコースがない場合、大学のように学士号を取得することはできません。一部の航空会社や企業では、採用条件として大卒資格を求める場合もあるため注意が必要です。 - 一般教養が少ない
パイロットに必要な専門知識に特化したカリキュラムのため、一般教養を学ぶ機会は少なくなります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、専門学校という選択肢が自分に合っているか検討しましょう。
まとめ
パイロットになることは、たくさんの飛行訓練や費用が必要となり、決して簡単な道ではありません。しかし、強い意志と努力があれば、夢を叶えることは可能です。
本記事で紹介した情報を参考に、自分に合った学校を選び、パイロットを目指しましょう!
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