インテリアデコレーターになるには

  • 2020.04.01
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インテリアデコレーターになるには

インテリアデコレーターの概要や仕事内容

インテリアデコレーターとは

インテリアデコレーターとは、インテリアの総合的な構成や演出を行う職業です。家具やファブリック類はもちろん、壁紙や床材のような内装も手掛け、さらに小物や装飾品まで選択します。
インテリアデコレーターという職業はインテリアコーディネーターと混同されることが多いですが、これらには違いがあります。インテリアコーディネーターは「適切なインテリア選択」に重きを置いていますが、インテリアデコレーターは空間づくりの技術や表現を重視する傾向にあり、インテリアコーディネーターよりも、実践的で装飾的だと考えて良いでしょう。
インテリアデコレーターという職業は、日本国内においてはまだ浸透しておらず、インテリアコーディネーターの方が広く知られています。しかし欧米においては、インテリアデコレーターという職業は古くから定着しているものであり、インテリアに関するメジャーな職業として知られています。

インテリアデコレーターの仕事内容とは

インテリアデコレーターは、インテリアの構成や演出を行うことが仕事です。具体的な仕事内容を挙げてみましょう。

  • ヒアリング、ミーティング
  • 現地調査
  • 図面、企画書作成
  • プレゼンテーション
  • 修正
  • 資材発注
  • 業者選定
  • 現場指揮、作業
  • 顧客対応

このように、インテリアデコレーターはただインテリアを選ぶだけでなく、企画全体に関わります。知識や技術を生かし、自身の手で装飾を行うこともあるでしょう。
デコーレーションの案を出し、それを完成させるまでが、インテリアデコレーターの仕事だと言えます。

インテリアデコレーターになる方法

学校で専門知識を学ぶ

インテリアデコレーターを目指すなら、建築系やデザイン系の専門学校や大学コースで、インテリアデザインや空間デザインの専門知識を学んでおくと良いでしょう。基本となる知識・技術を学生のうちに身に付けておけば、その後の就職活動や実務にあたって有利に働くと考えられます。
また、この時にポートフォリオを制作したり資格を取得したりしておくのもおすすめです。

インテリアデコレーターとして就職する

インテリアデコレーターとして会社に就職できれば、インテリアデコーレーションの実務に携わることができます。ただし、インテリアデコレーターという職業は、日本では未だ浸透しておらず、採用枠も少ないのが現状です。その中で採用を勝ち取るのは、簡単ではないでしょう。
また、インテリアデコレーターが活躍できる就職先には幅がありますが、これについては後ほどご紹介します。

フリーランスとして活動する

インテリアデコレーターの中には、フリーランスとして活動している方もいます。
しかし、フリーランスとして成功するためには実績や人脈が必要となるため、インテリア関連企業に属し経験を積んだ後で独立する人が多いようです。
フリーランスという働き方も、インテリアデコレーターとしての選択肢のひとつです。

インテリアデコレーターに求められる資格や試験

インテリアデコレーターには必ず持っておかなければならない資格や試験はありませんが、「インテリアデコレーター」という民間資格は存在します。ここではその概要をご紹介しましょう。

インテリアデコレーター資格とは

日本インテリアデコレーション協会による、日本初のインテリアデコレート技術のレベルを測る資格試験。日本の文化や伝統、西洋の生活スタイル、個々のライフスタイル、時代などを鑑みた空間の構成・演出を行う専門家としての活躍を目指し、創出されました。
レベルは2級、1級、EXの3種に分かれています。
またこの資格は、リクシルやザラホームなど、有名インテリアメーカーの社員教育にも採用されています。

難易度や試験について

インテリアデコレーター資格の難易度は、2級が50%前後、1級が20%前後と言われています。上級になると、かなり難易度は上がるようです。
試験詳細については、以下の表をご覧ください。

2級 1級 EX
受験日程 1月、7月 1次:12月、2次:1月 2021年実施予定
受験料 11,000円(税込) 基本:19,800円、1次のみ:13,200円、2次のみ:13,200円(税込)     (1次不合格の場合、2次の受験は不可) 55,000円(税込)
試験会場 仙台・東京・名古屋・大阪・福岡 東京・大阪 東京
試験時間 100分 1次:200分、2次240分
試験形式 マークシート、一部筆記 学科、小論文によるプレゼンテーション 実技、論文、面接
受験資格 18歳以上 2級試験に合格し、協会の認定を受けていること 1級試験に合格し協会の認定を受けていること     インテリア関連職種等にて実務経験が3年以上あること

※2020年時点の概要です

今後のインテリアデコレーターの将来性

近年、空間にこだわった建築物が増加しています。商業施設や店舗ではその空間が集客率を左右することもあり、また個人宅であっても個性や雰囲気を重視する傾向が強まっています。
そしてそれに伴い、空間を演出するために必要なインテリアに関する職業の需要は高まりつつあります。インテリアデコレーターもそのひとつだと言えるでしょう。
しかし、インテリアデコレーターの日本国内での知名度はあまり高くはありません。どちらかと言えば、インテリアコーディネーターの方がメジャーな職業として知られています。とはいえ、海外ではインテリアコーディネーターよりもインテリアデコレーターが主流となっており、今後は日本でも広く知られるようになる可能性があります。
優れたセンスと知識を持っていれば、インテリアデコレーターとしての将来性は決して低くはないでしょう。

インテリアデコレーターの就職先

インテリアデコレーターの就職先は、多岐に渡ります。主な例を見てみましょう。

  • インテリアメーカー
  • インテリアショップ、量販店
  • 住宅、建材、内装材、設備メーカー
  • ディスプレイ会社
  • リフォーム関連企業
  • 百貨店
  • ブライダル関連企業
  • イベント会社、飲食店プロデュース企業
  • デザイン会社

インテリアデコレーターはインテリアや建築関係の会社をはじめ、ブライダルやイベント関連会社でも、ディスプレイのプロとして活躍しています。
自身が携わりたい仕事によって、選ぶ就職先も変わってくるでしょう。

インテリアデコレーターの平均年収・MAX年収

インテリアデコレーターの情報は少なく、年収は定かではありません。しかし、同分野の職業であるディスプレイデザイナーやインテリアコーディネーターの年収が300万円〜500万円ほどであるため、インテリアデコレーターも同等の年収が見込めると考えられます。
また、実績を積んで評価されたりフリーランスデコレーターとして高い人気を得たりしている場合には、より高い年収を期待することもできるでしょう。

インテリアデコレーターに向いているのはこんな人

インテリアデコレーターに向いている人の条件としては、まずインテリアや建築に対する興味や熱意があるということが挙げられます。優れたインテリアデコレートのためには、新しい情報や知識の恒常的追求が求められるため、熱意がなければ難しいでしょう。
また、高いセンスや表現力、想像力もインテリアデコレーターには必要です。クライアントの暮らしを想像しながらアイディアをまとめ、それを形にしなければならないからです。
さらに、インテリアデコレーターは、クライアントやチームメンバーはもちろん、現場の職人や他デザイナーとも接しながら仕事を行う職業です。よって、コミュニケーションに長けていれば、よりスムーズで正確な仕事ができるでしょう。

インテリアデコレーターに関連する職業や資格

インテリアデコレーターに関連する職業

インテリアデコレーターに関連する職業の例をご紹介します。

  • インテリアデザイナー
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
  • 空間デザイナー
  • 建築士
  • 建築デザイナー
  • 建築設備士
  • 建築模型士
  • 家具職人

これらは全て、インテリアや建築に携わる職業ですが、それぞれ手掛ける範囲が違っています。また、中には建築士のように、特別な資格が必要な職業もあります。
さらに、インテリアデコレーターの仕事は、これらの職業に就いている人が兼任する場合もあり、まだまだ専門職として広く知られる職種にはなっていないとも言えます。

インテリアデコレーターに関連する資格

インテリアデコレーターに関連する資格には、先述の「インテリアデコレーター資格」意外にも、以下のようなものが挙げられます。

  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
  • インテリアデザイナー
  • 建築士
  • CAD利用技術者試験
  • 建築CAD検定試験
  • 色彩検定
  • カラーコーディネーター

インテリア関連の資格はインテリアデコレーターの仕事に深く関わる内容となっており、中でもインテリアコーディネーターの資格はメジャーなものとして知られています。
また、建築やCADの知識も実務に役立てられるでしょう。
さらに、インテリアを考える上で色彩に関する知識やセンスは必須です。色彩関連の資格を取得しておけば、インテリアデコレーションの幅も広がると考えられます。

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