
さまざまな表現を学びながら、自分に合った手法を探り、深めていく4年間
- 卒業後の主な進路
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- 学校教員
- グッズデザイナー
- 絵本作家
- ブックデザイナー
- エディトリアルデザイナー
- コピーライター
- アートディレクター
- 広告会社営業・企画
- ファッションデザイナー
- テキスタイルデザイナー
- ジュエリーデザイナー
- アクセサリーデザイナー
- アニメーター
- 雑貨デザイナー
- アパレルメーカー勤務
- イラストレーター
- CGデザイナー・CGクリエイター
- 映像プロデューサー
- 映像ディレクター
- 映像カメラスタッフ
- 映像編集者
- 美術スタッフ
- 映像クリエイター
- ジュエリーデザイナー
- ディスプレイデザイナー
- グラフィックデザイナー
- イラストレーター
- パッケージデザイナー
- プロダクトデザイナー
- Webデザイナー
- 2Dデザイナー
- CGデザイナー・CGクリエイター
- 3DCGクリエイター
- 雑貨デザイナー
- フォトグラファー
- インテリアデザイナー
- カメラマン
- 芸術家
- 画家
- 美術教諭
- 美術造形
- ガラス工芸家
- 木工工芸家
- 染色家
- CMプランナー
- 募集定員
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194名
- 修業年限
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4年制
- 初年度納入金
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1,798,000円(入学金260,000円含む)
3つの教育目標を達成し、創造的に社会貢献出来る人材を育成します。
1.美術・デザインの専門的な表現技術の修得
2.美術・デザイン理論的な知識の修得
3.社会性と幅広い教養の修得
【教育のしくみ】
■1年次
将来への分野適性を判断する主領域と副領域を1つずつ選ぶ
1年次前期では美術・デザイン分野で創造性を養うために必要な基礎実技(共通基礎)を学び、みる力、つくる力、考える力を身につけます。
後期では「平面」「立体」「視覚デザイン」「映像」というそれぞれの領域から主領域と副領域を1つずつ選び、幅広い横断的な実技(選択基礎)を学ぶことで、分野適性の判断を可能にします。
このカリキュラムモデルは美術・デザインに関するさまざまな分野への導入の役割を果たします。
▷入学前教育
美大生活を円滑にスタートさせるため、入学までの期間を有効活用して、美術・デザインを学ぶ上で必要な物の見方、捉え方、表現力、発想力といった基礎力向上のデッサンに関する実技指導を実施しています。また、入試対策としてデッサン講習会「描き講習」、デッサン通信添削指導を実施しています。
▷デジタル表現[全学必修/デジタル・リテラシー科目]
今日では、デザイン分野に限らず、アート分野においてもコンピュータの活用を中心としたデジタルスキルが必須となっています。本学では、1年次のカリキュラムにおいて、社会で役立つデジタルスキルを学ぶデジタル・リテラシー科目「デジタル表現」を設けています。
■2〜3年次
所属するコースを選択する高度な専門技術と表現力を学ぶ
・2年次では10コースの中から所属するコースを選択し、表現の基盤づくりに取り組みます。
・3年次では高度な表現技術の修得を目指し、 知識、技能のほか、思考力・企画力を養います。
▷コンテクスト・アーツ科目[2年次~4年次自由選択科目 ]
所属するコースに関連する周辺の実技を学び、専門性をより豊かに広げていきます。
■4年次
社会に適応した表現を実践
4年次は卒業制作に向けてさらに専門性を追求する「専攻」での学びへと進んで行きます。「写真専攻」「絵本専攻」を加えた全12専攻の中から選択、一人ひとりが「社会が必要とする表現とは何か」を追求し実践していきます。
専攻・コース一覧
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~「描くこと」「表現すること」の本質とは~
様々な芸術表現が試みられる今日、絵画表現も、新たな素材やメディアとの融合による多様な拡がりを見せています。 こうした中で、あらためて「描くこと」「表現すること」の本質を捉えながら、現代において求められる新鮮な発想力と造形力を培います。油絵を中心に、テンペラやミクストメディアなどの課題制作を通じて、「描く」技術と「表現」を支える感性を高め、創造力で社会に貢献できるアーティストや造形家、美術指導者を育成します。
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【卒業制作】
卒業制作としてオリジナルの絵画作品を制作します。4年間の学習および制作研究の成果の集大成として、これまで養った専門知識や技術を結集し、絵画作品における自己表現の確立をめざして作品を制作します。また専門家としての将来への契機となるよう個性豊かに新しい主張を生み出して、これを社会に対してのメッセージとして発信します。 -
~自分にしか生み出せないものを「かたち」にするために~
彫刻は有史以前から土をこね、木や石を刻みながら、人々の理想や自分の生きる証を「かたち」にしてきました。 今日では仮想現実などの新たな彫刻表現が生まれるなど、彫刻はさらなる拡張を続けています。本コースでは、塑造、木彫、石彫、金属彫刻、鋳造などアカデミックな彫刻技術を学びつつ、現代美術への視座や柔軟な発想を身につけ、変化し続ける社会の様々な造形領域で活躍できる創造的な人材の育成を目指します。
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【彫刻表現Ⅰ】
彫刻における立体の基礎表現力を身につけることを目的とするとともに、金属、陶土、木材、石材の加工実習をとおして素材の特性を学びます。金属実習では鋼材の溶接、切断、研磨などの技法を中心に安全な制作方法を学び、陶実習では「陶土」による造形を作品制作をとおして学んでいきます。木材実習では樟材を用いた一木造りで木彫を制作し、石彫実習では実際に石を掘りながら、石工具の仕立てや安全な電動工具の使用方法についても学びます。 -
~生活を豊かにする「ものづくり」を柔軟にかんがえよう~
木や金属、漆といった素材に自らの手で触れ、そこに眠っているかたちや美を掘り起こしながら新たな世界を生みだすことが、わたしたちの考えるクラフトであり、「ものづくり」の基本です。本コースでは、伝統的な工芸技術をベ一スに器、装身具、家具、工芸作品を制作しながら時代に即した柔軟な感性を養い、わたしたちの生活文化を豊かにするための「ものづくり」について提案できる人材を育成します。
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【クラフト基礎Ⅰ】
金属(銅)の特性を生かした接合や曲げ加工、着色など、作品制作を通して、基礎的な技法を体得します。また、動物の特徴を理解し、フォルムをデザインすることで造形力が鍛えられます。 -
~これからの「ヒト・モノ・コト」はどうあるべきかを創造してみる~
わたしたちの生活は様々な製品のおかげで豊かに、そして便利になる一方で、環境破壊や社会的格差などの深刻な問題に直面しています。その中で、未来のより良い「モノ・コトのありかた」に真摯に向き合うデザイナーの役割は、ますます大きなものとなっています。本コースでは、様々なデザインプロセスについて体系的に学びながら、日用品、食器、家具、家電、情報機器、車両、公共設備などの実践的なプランニングを行い、次の時代の「ヒト・モノ・コト」のありかたを創造します。
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【プロダクトデザイン基礎Ⅳ】
プロダクトデザインに必要な2D及び3D設計ツールとして普及しているCADソフトの基本操作を学びます。併せて3Dモデリングソフト等によるデジタルモデリングに加え、スチレンボード、スタイロフォームなどの素材を利用したアナログによるモデル制作を行います。さらに、課題テーマに応じた検討用モデルの実習では、3Dプリンターによる作品制作を体験し、作品プレゼンテーションまでのプロセスを通して総合的に学びます。 -
~毎日身につけ、触れる「モノ」だからこそ魅力も可能性もあなたの個性で豊かに表現~
日々何気なく触れる布や繊維は人の気持ちまで変えてしまう大きな魅力を秘めています。本コースでは、将来、インテリア・ファッション・アートといった様々な領域におけるクリエイターとして、テキスタイルの可能性を発信し、活躍できる人材を育てます。色やかたち、素材、柄などに表現できる織りや染めなどの知識や技法を学びながら、社会や企業との関係性も積極的に体験することにより視野を拡げていきます。
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【テキスタイルデザイン表現Ⅲ】
前半では織りの表現技術、後半ではインスタレーションを学びます。2年次に学んだ織りの基礎技法をふまえ、組織を多種の織り機を使用し学びます。組み方による色や素材、効果の違いを確認し、組織の意味を理解します。また、インスタレーションでは3年次までに学んだ技術、知識をふまえ、空間構成を学びます。TOKYO DESIGN WEEK(TDW)での展示、調査、プレゼンテーションの実践体験を通して情報収集と分析研究を行い、インスタレーション作品に応用、展開します。 -
~コミュニケーションとして求められる「デザイン」をつくろう~
視覚によって情報や目的を伝達するビジュアルコミュニケーションデザインは、人や社会、地域などのより良い関係を創り出す知的で創造性に満ちた世界。本コースでは様々なメディアを通してグラフィックデザインの基礎を学び、4年次ゼミクラスでは個々のビジュアル表現をより深く考察します。コミュニケーション手段としての伝達デザインをもとに、ロゴマーク、パッケージ、エディトリアル、広告、ウェブなど、社会の変化と様々なメディアに対応できるグラフィックデザイナーを育成します。
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【美術研究Ⅰ】
現代に生きるわたしたちにとって重要な事項である環境問題に主眼を置いた公共ポスターの表現についてそのテーマ、コンセプト、写真やイラストレーション、タイポグラフィー、コンピュータ表現等の諸要素をいかに効果的にデザインしてメッセージを伝えるかを考察し、ポスター制作へとつなげます。また、表現する者が置かれた社会的背景や歴史的背景を理解することにより、制作意識を高め、さらに、それら表現テーマに適合した専門性の高い表現技術を習得します。 -
~創造的な「未来のメディア」をあなたがつくる~
様々なメディアコンテンツがわたしたちを楽しませ、感動を与えてくれています。それらは創造的なアイデアを伝え発展させるための最新のメディア技術、コンセプトメイキング、プレゼンテーションに支えられています。本コースでは、多様なメディアに対応するためのリテラシーを身につけながら、写真、映像、アニメーション、イベントデザイン、番組制作などについて実践的に学び、創造力と技術力を備えたクリエイターを目指します。
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【映像メディアデザイン表現Ⅰ】
映像・アニメーションとメディアインスタレーションについて総合的な企画制作を学びます。CMやミュージックビデオの課題をとおして、企画立案から制作進行、キャスティング、キャラクターデザイン、撮影、編集、オーサリングと一貫したワークフローを実践し、 総合的な作品管理の基礎を築きます。また、キネティック・アートやプロジェクションマッピング、デバイスアートなど、アナログからデジタルまでモノとコトを表現要素として作品展開するための基礎を築きます。 -
【3つのコンセプト】
1⃣「美大で学ぶアニメーション」
これを第一コンセプトとして、本学アニメーションコースは教育を行っていきます。本学はアカデミックな美術教育、制作環境を整えた単科美術大学です。私はこのアカデミックな美術環境の中でアニメーションを学ぶことに意味があると考えます。
2⃣「基礎から徹底的に学ぶ」
アニメーションを作るには、映像に関する多くの知識や基礎造形力、デジタルスキルが必要となります。本学アニメーションコースでは、この基礎造形力から丁寧かつ徹底的に教育し、多種多様な課題を通して映像スキル、デジタルスキルが身に付くカリキュラムを用意しています。
3⃣「何かの真似で終わらせない自己表現」
表現者である以上、オリジナリティが重要です。最初は誰でも何かの真似から始まります。そこから自分の表現とは何か?オリジナリティとは何か?を追求し、自己表現を確立させ、クリエイターとして世に羽ばたいてもらいたいと期待します。
【学べる分野例】
■ドローイングアニメーション
アナログでの作画、デジタルでの作画、両手法をバランスよく学び、自分にあった手法を追求する!
■モーショングラフィックス
グラフィックを組み合わせ、時間軸を作り、映像をデザインする!
音楽と合わせ、映像にリズムを持たせ、時間を表現する!
■コマ撮りアニメーション
ストップモーション撮影を使ったアニメーション表現!
ジオラマや様々な素材をコマ撮りする!
【卒業後の進路】
・本学キャリア支援室と協力し、「業界セミナー」「学内会社説明会」「卒業生訪問」等を積極的に行い、卒業後の進路決定を推し進めます。
・アイデア力、実行力を身に付け、クリエイター業界を中心に一般企業でも通用する人材を育てます。 -
~イラストレーションでメッセージを伝えたい~
イラストレーションは、絵本をはじめ、書籍、ポスター、カレンダー、アニメーション、ゲームなどの様々なメディアでメッセージや情報を伝える重要な役割を果たしています。本コースではデザインワークを総合的に学びながら、アナログとデジタル双方の表現技法や、柔軟な発想力と豊かな表現力を養います。さらにイラストレーションの専門性をもとに幅広い分野で活かすことができるクリエイティビティーを伸ばします。4年次にはイラストレーション専攻と絵本専攻に分かれ、さらなる表現の深みを追求していきます。
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【イラストレーション表現Ⅳ】
出版メディアの中で、絵本はイラストレーションをもっとも重要な要素として作者の想いを伝えることのできる媒体です。専門的な知識を得て、高度な表現力を獲得した段階での完成度の高い絵本の制作をめざします。 絵本の仕様(ページ数、サイズ、冊数等)をそれぞれのテーマ、表現方法により設定し、イラストレーションの特性を活かした画面構成、文章構成、デザイン、製本まで一貫して制作、オリジナリティのある絵本を完成させます。 -
~美術作品、文化財の修復保存を通じて創造性で社会に貢献~
本コースでは、環境変化や経年による劣化、破損した美術品や文化財の修復保存に関わる技術と理論について学びます。1年次に培った基礎造形力を活かし、絵画作品、版画含む紙作品、立体作品そして、工芸から現代アートまで各分野の修復保存について総合的、実践的に修得していきます。
また、イタリアのフィレンツェで、最も権威がある修復保存教育・研究機関であるパラッツオ・スピネッリ芸術修復学院や、台湾最大規模の修復保存センターを擁する正修科技大学との間で、サマー・スクールをはじめとする多彩な交流プログラムを通じて、グローバルに活躍する人材を育成します。
技法、材料や扱う機材や道具の基礎知識を得て、劣化と損傷を科学的に検証し、それらの情報をもとに修復方針を立案するプロセスを学びます。さらに、作品クリーニング、補採充填整形などの技術や、修復後の経過観察、適切な管理・保存方法まで学びます。
また、美術作品や文化財と社会及び経済動向との関わりや、アート及びクリエイティブ・ビジネスに関する知識、更にはビジネス・スキルやマナー、語学まで国際社会で活躍するために必要なスキルを養います。
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【修復保存Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ】
国内及び海外の文化財を始め、身近にある貴重な作品の保護、修復、保存についての技術を学び、修復保存技術者及び文化財アドバイザー等の育成を目的とします。
本授業は、「絵画」「版画を含む紙作品」そして「立体作品」という三つの修復保存分野から構成されています。修復分野に関わる学生に向けて、各分野の材料、基底材に関する知識や、道具や機材の取り扱い方について基礎から丁寧に且つ実践的に学びます。
【美術保存Ⅰ・Ⅱ】
美術保存理論について、各分野で活躍する第一人者を招き学びます。
各種絵具の組成、特徴、原料類や、作品構造及び材料調査、油彩画、紙作品の構造や組成・技法等について、豊富な実例や実際のデモンストレーションを通して理解を深めます。