江藤麻衣さん

KSB卒業後は、動物病院で看護士とトリマーの両方の仕事を5年間やっていました。出産を機に退職し、育児も少し落ち着いてきた頃、またトリマーとして働きたい気持ちが強くなってきました。でも、家事や育児をしながら会社勤めは正直厳しくて…。そんなあきらめかけていた時に、家族の応援があり家を改造してサロンを立ち上げることを決心。仕事と家事等の両立は大変ですが、やはりトリマーの仕事は楽しいですね。喜んで帰られる飼い主さんの笑顔にいつも元気をもらっています。今、学校時代を振り返って役に立っていることは、ペット看護専攻だったのにトリミングのスキルを身につけ1級の資格も取得できたこと。それと、「FAシステム」でトレーナーの授業を受け、しつけのことも学べたことですね。ペット全般のことを学べるKSBを選んで良かったです。これからも、今の自分の上を常にめざして頑張っていきたいと思います。

友貞綾乃さん

動物の事故に遭遇した時に、何もしてやれないもどかしさを感じ、動物を助けられる仕事に就きたいと意識しました。専門学校を選ぶ時は、3校の体験入学を回り、中でもKSBは先生方の親身な対応がとても印象に残り、学校の雰囲気の良さも入学の決め手になりました。就職した今思うのは、トリミング実習のこと。看護士には必要ないのではと思うかもしれませんが、いろんな犬種の扱い方に慣れることができたので、病院で暴れるワンちゃんを知識を持ってしっかり押さえることができています。幅広く勉強できたことは本当に良かったです。現在は、受付、診察補助や手術補助、調剤の仕事をやっています。大事なことは飼い主さんとの会話です。ペットの状態を把握することはもちろん、不安な気持ちをフォローするのも大事なことです。そして、動物の命と向き合う仕事なので辛いことも当然ありますが、使命感ある素晴らしい仕事です。毎日やりがいを感じています。

市丸千里さん

高校卒業後は就職も考えましたが、犬とコミュニケーションがとれるドッグトレーナーの素晴らしさを知り、今しかできない！とめざすようになりました。学校は他に候補がありましたが、周りの人のすすめもあって第一志望だったKSBヘ決めました。卒業後、盲導犬協会に就職し、現在私は、盲導犬訓練士として、訓練、そして約2ヶ月の仔犬を約1歳になるまでお世話してくださる“パピーウォーカー”へのしつけの指導などを行っています。盲導犬の訓練は個々の性格を知ることから始まりますが、犬とのコミュニケーションがとれ、スムーズに動けるようになった時は一番嬉しい瞬間です。他には、盲導犬普及の啓発活動でボランティアの方々と信頼関係が築けた時や、一般の方々から応援をいただけた時はこの仕事の奥深さを実感しています。訓練士の仕事は、一つ一つ積み重ねていく最後まであきらめない気持ちが大事。強い気持ちが夢をかなえる一番の原動力になります。学生時代から何事にも根気よく取り組むようにすると仕事でもきっと役に立つと思いますよ。