【高校生必見】介護福祉士になるには?資格取得からやりがい・将来性まで徹底解説

  • 2020.02.28
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【高校生必見】介護福祉士になるには?資格取得からやりがい・将来性まで徹底解説
      
              

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投稿日:2020年2月28日|最終更新日:2024年7月26日

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「人の役に立ちたい」「誰かの笑顔が見たい」

介護福祉士は、そんな優しい気持ちを持ったあなたにぴったりな、人の人生に寄り添えるとても素敵な仕事です。大変なこともあるけれど、それ以上にやりがいや喜びを感じられる瞬間がたくさんあります。

この記事では、介護福祉士になるための方法、仕事の魅力、将来性まで、わかりやすく徹底解説します!

介護福祉士に向いている人の特徴やよくある質問、おすすめの学校までまとめたので、進路に迷っているあなたも、介護福祉士に興味があるあなたも、ぜひ最後まで読んでみてください。もしかしたら、あなたの未来が変わるきっかけになるかもしれません!

目次

介護福祉士ってどんな仕事?

介護福祉士の仕事内容とは?

介護福祉士は、高齢者や障がいのある方など、日常生活を送る上で支援が必要な方々をサポートする仕事です。

訪問介護員(ホームヘルパー)や社会福祉施設(特別養護老人ホームなど)の介護職員として、ケアマネジャーが作成したケアプランに沿って、食事や入浴、排泄などの身体介護、調理や掃除などの生活援助、レクリエーションや話し相手などの精神的なケアなど、幅広い業務を行います。

具体的には、次のような業務があります。

●身体介護
着替えや食事、入浴、排泄の補助など、利用者の方が安全に安心して日常生活を送れるよう、身体的なサポートを行います。手足が不自由な方の立ち上がりや歩行の補助なども含まれます。

●生活援助
炊事、掃除、洗濯、買い物といった日常生活に必要な作業のサポートを行います。特に訪問介護では、利用者の方が住み慣れた自宅で安心して生活できるよう、きめ細やかなサポートが求められます。

●メンタルケア
利用者の方の話し相手になったり、レクリエーションを企画したりすることで、心のケアを行います。孤独感や不安を軽減し、生きがいを持って生活できるようサポートすることも、介護福祉士の大切な役割です。

●相談・指導・助言
利用者の方やご家族からの相談に応じたり、介護方法の指導や助言を行ったりします。介護に関する不安や疑問を解消し、安心して介護生活を送れるようサポートします。

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介護福祉士の1日の流れ

介護福祉士の仕事は、施設や訪問介護など働く場所によって異なりますが、基本的な流れは次の通りです。

  1. 朝礼・申し送り:前日の状況や今日の予定を確認します。
  2. 食事介助:利用者の方の食事のサポートをします。
  3. 入浴介助:安全に入浴できるようサポートします。
  4. レクリエーション:楽しく体を動かしたり、脳を活性化させたりする活動を行います。
  5. 記録:その日の利用者の方の様子を記録します。

やりがいや魅力、大変なことは?

介護福祉士の仕事は、「ありがとう」の言葉を直接聞けたり、利用者の方の笑顔が見られたりと、やりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。また、人の役に立てる喜びや、自分自身の成長を実感できることも大きな魅力です。

一方で、体力的に大変な業務や、精神的なストレスを感じる場面もあります。しかし、それらを乗り越えた先に得られる達成感や、利用者の方との信頼関係は、何物にも代えがたいものです。

介護福祉士になるには?資格取得の方法

介護福祉士になるには、国家資格である「介護福祉士」の資格を取得する必要があります。
介護福祉士国家試験の受験資格を得るためには、主に3つのルートがあります。

1. 養成施設ルート

高校卒業後に、介護福祉士の養成課程がある大学、短大、専門学校などに入学し、所定の単位を取得して卒業することで、国家試験の受験資格が得られます。専門的な知識や技術を体系的に学べるため、介護の基礎をしっかり身につけたい方におすすめです。

2. 実務経験ルート

高校卒業後、介護施設などで3年以上(540日以上)の実務経験を積み、さらに厚生労働大臣が指定する「実務者研修」を修了することで、国家試験の受験資格を得られます。働きながら資格取得を目指せるため、早く現場で活躍したい方や、学費を抑えたい方におすすめです。

3. その他のルート

福祉系の高校を卒業する:介護に関する科目を履修し、卒業することで受験資格が得られます。

経済連携協定(EPA)に基づいて実務経験を積む:外国人の方が介護福祉士を目指すルートです。
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介護福祉士国家試験の概要

介護福祉士の国家試験は、例年1月下旬に筆記試験、3月上旬に実技試験が行われます。

筆記試験は、介護の基本、人間関係とコミュニケーション、社会の理解、生活支援技術、介護過程、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、こころとからだのしくみ、医療的ケア、総合問題の11科目群から出題されます。

実技試験は、福祉系の高等学校を卒業した方や、経済連携協定(EPA)に基づいて実務経験を積んだ方などが対象となり、2つの課題の中から1つを選び、実際に介護を行う様子を試験官が評価します。実技試験が免除される場合もありますので、試験の詳細は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのサイトで確認しましょう。

介護福祉士の登録について

国家試験に合格したら、「介護福祉士」を名乗るために都道府県知事への登録が必要です。登録には、申請書や卒業証明書などの書類を提出し、手数料を支払うなどの手続きがあります。登録後、介護福祉士として働くことができます。

介護福祉士の資格取得後は?

介護福祉士の資格は、介護業界だけでなく、医療や福祉など幅広い分野での活躍の足がかりになります。例えば、5年の実務経験を積むことで、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格取得も目指せます。

また、介護福祉士として経験を積んだ後、大学や大学院に進学し、介護福祉の研究者や教員になる道もあります。

介護福祉士と保育士のダブルライセンス

介護福祉士の資格は、保育士資格との相性が良く、ダブルライセンスを取得することで活躍の場が広がります。特に、高齢者と子どもの交流を目的とした施設や、障がいのある子どもをサポートする施設などでは、両方の資格を持つ人材が重宝されます。

介護福祉士と保育士のダブルライセンスを取得するには、それぞれの国家試験に合格する必要があります。ただし、両方の資格に必要な知識や技術には共通点が多く、一方の資格を取得していると、もう一方の資格取得に必要な科目が一部免除される場合があります。

高齢者だけでなく、子ども向けの仕事にも興味がある方は、ダブルライセンス取得も検討してみてはいるとよいでしょう!

資格取得にかかる費用は?

養成施設ルートの場合、大学や専門学校への進学費用が必要となります。学費は学校や住んでいる地域によって異なりますが、年間100万円程度が目安となります。

進学費用が経済的に大きな負担となる場合は、貸与型の奨学金のほか、返還不要の奨学金がもらえる高等教育の修学支援新制度の活用も検討してみましょう。また、学校や自治体によっては、介護福祉士として働くことで返済が免除となる奨学金を設けている場合も多いです。

実務経験ルートの場合、実務者研修の受講費用がかかります。費用は研修機関によって異なりますが、20万円〜40万円程度が目安です。しかし、多くの介護施設では、働きながら実務者研修を受講できるよう、費用補助や勤務時間の調整などのサポート制度があります。

働きながら資格取得できる?

はい、実務経験ルートでは働きながら資格取得を目指せます。多くの介護施設では、働きながら実務者研修を受講できるよう、費用補助や勤務時間の調整などのサポート制度があります。

また、仕事を続けながら学びたい人や、離職したばかりの人が介護福祉士を目指すなら、教育訓練給付制度の利用も是非検討してみましょう。雇用保険の加入履歴が条件となる制度なので、高校生が卒業後すぐに利用することは難しい制度ですが、対象となる人にとっては専門学校等の受講費用の70%を支援してもらうことができる、とってもお得な給付金制度です。

介護福祉士の将来性は?

需要が高まる介護業界

日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進んでいます。2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、介護を必要とする人がさらに増加すると予想されています。そのため、介護福祉士の需要はますます高まり、安定した職業として将来性が期待できます。

今は薄給・激務というイメージがありますが、介護職員の不足が問題になっていることなどもあり、政府が処遇改善策を打ち出しています。例えば介護保険の処遇改善加算や、外国人の登用、介護福祉士の人数に応じて補助金を出すといった対策がとられています。

国家試験制度の見直しなども検討されているので、資格取得を考えている方は、ニュースや、国家試験を行っている公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの情報などをよくチェックしてくださいね。

キャリアアップの可能性

介護福祉士の資格を取得すると、様々な分野で活躍できます。経験を積むことで、施設のリーダーや管理者、ケアマネージャーなど、より専門性の高い職種にキャリアアップすることも可能です。介護福祉士の資格は介護業界だけでなく、医療や福祉など幅広い分野での活躍の足がかりにもなります。

介護福祉士の平均年収は?

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、介護福祉士の平均月収は29万8,000円です。年収はおよそ350万円ですが、経験年数や役職、勤務地などによって異なります。また、夜勤手当や資格手当などが支給される場合もあります。

初任給は地域や施設によって異なりますが、東京都の場合は20万円〜23万円程度が目安です。

介護福祉士に向いているのはどんな人?

必要なスキルや資質

介護福祉士には、専門的な知識や技術はもちろん、相手を思いやる気持ちやコミュニケーション能力が求められます。具体的には、以下のようなスキルや資質が大切です。

  • コミュニケーション能力:利用者の方やそのご家族、他の職員と円滑にコミュニケーションをとる能力
  • 共感力:相手の気持ちを理解し、寄り添うことができる能力
  • 観察力:利用者の方の体調や気持ちの変化に気づける能力
  • 体力:身体介護など、体力を使う業務に対応できる体力
  • 責任感:利用者の方の命を預かるという責任感
  • 忍耐力:大変な状況でも諦めずに取り組める忍耐力

介護福祉士に向いている人の特徴

  • 人の役に立ちたいという強い気持ちがある
  • 人と接することが好き
  • 誰かのために頑張れる
  • 思いやりがあり、人の気持ちを理解できる
  • 体を動かすことが好き
  • 責任感があり、最後までやり遂げられる
  • 新しいことを学ぶ意欲がある
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介護福祉士の就職先

主な就職先としては、訪問介護事業所や特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、デイサービスなどがあります。

それぞれ簡単に特徴をチェックしておきましょう。

●訪問介護事業所

介護福祉士や訪問介護員(ホームヘルパー)が、要介護者の居宅などを訪問して身体介助や生活援助などを行います。

●特別養護老人ホーム

要介護者のうち中度~重度(要介護3以上など)の方が入居する公的な介護保健施設です。

身体介護や生活のサポート、レクリエーションだけでなく、看護職員と健康管理のサポートを行ったり、理学療法士などリハビリテーション専門スタッフが行う機能訓練をサポートしたりという業務も行います。終末期ケアや看取りも行います。

●介護老人保健施設

高齢の要介護者が入居する公的な介護保険施設です。
要介護1~5の高齢者で、3ヶ月~6ヶ月程度の一定期間で退去することを前提に、医療ケアやリハビリをして在宅復帰のサポートを行っています。
病院と老人ホームの中間のような施設で、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの医療従事者も多くいます。

●介護付き有料老人ホーム

民間事業者が運営する、有料老人ホームの中でも手厚い介護サービスを提供する介護保険施設です。施設ごとに入所要件が異なります。
その中で介護福祉士は基本的に中度~重度の要介護者の介護業務を中心に行いますが、運営する事業者の方針によって業務内容は異なります。

●デイサービス

日中に高齢者を施設に招いて身体介護やレクリエーションを行います。
基本的には日帰りサービスとなるため、夜勤がないところがほとんどです。

介護福祉士に関連する職業や資格

ケアマネージャー

ケアマネージャーになるための要件には、「保健・医療・福祉系の国家資格を持ち、実務経験5年以上」というものがあります。介護福祉士はこの国家資格要件に当てはまりますので、実務経験の要件を満たせばケアマネージャーを目指すことができます。

ケアマネージャーは正確には「介護支援専門員」といい、要介護者の心身や環境などの状況に応じてケアプランを作成し、要介護者やその家族に提案・実行していきます。

ほかにも要介護者の要望や意見を介護施設などに伝える役割もあり、長期の実務経験が必須の職業であることがわかります。介護福祉士がキャリアアップを目指すには特におすすめの資格です。

まとめ:介護福祉士は未来を担う仕事

この記事では、介護福祉士の仕事内容、資格取得方法、将来性、向いている人の特徴について解説しました。

介護福祉士は、高齢化が進む日本において、ますます必要とされる重要な仕事です。人の役に立ちたい、誰かの笑顔が見たいという気持ちがある方は、ぜひ介護福祉士を目指してみてください。

あなたの優しさと行動力が、誰かの未来を明るく照らすかもしれません。
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よくある質問 Q&A

Q1. 介護福祉士の国家試験は難しいですか?

介護福祉士国家試験の合格率は例年70%程度で、他の国家資格と比較しても高い水準です。しかし、合格するには介護に関する専門的な知識や技術を身につける必要があります。

試験は筆記試験と実技試験に分かれており、筆記試験では「人間の尊厳と自立」「認知症の理解」「障害の理解」など、介護に関する幅広い知識が問われます。実技試験では、身体介護や生活援助などの実践的な技能が評価されます。

試験対策としては、介護福祉士養成施設(大学、短大、専門学校など)で学ぶ、通信教育講座を受講する、過去問を解く、といった方法があります。

独学での合格も不可能ではありませんが、効率的に学習を進めるためには、専門学校や通信教育講座などを利用するのがおすすめです。

Q2. 介護福祉士の資格を取得するには、どのくらいの期間がかかりますか?

資格取得にかかる期間は、どのルートで取得するかによって異なります。

養成施設ルート:大学(4年制)や短大(2年制)、専門学校(2年制)に通う必要があります。
実務経験ルート:3年以上の実務経験を積み、さらに実務者研修(450時間)を修了する必要があります。
福祉系高校ルート:高校卒業後、すぐに受験資格が得られます。

実務経験ルートの場合、働きながら資格取得を目指すことも可能です。

Q3. 介護福祉士の仕事は、体力的に大変ですか?

身体介護など、体力を使う業務も確かにあります。しかし、介護施設や事業所では、無理のないよう複数人で協力して業務を行う体制が整っています。

また、介護技術を学ぶことで、身体への負担を軽減する方法を習得することもできます。

Q4. 介護福祉士の資格を取得すると、どんな仕事に就けますか?

介護福祉士の資格を取得すると、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、デイサービスセンター、訪問介護事業所など、様々な場所で働くことができます。

それぞれの施設によって仕事内容や働き方が異なるため、自分の希望や適性に合った職場を選ぶことが大切です。

Q5. 介護福祉士の給料はどのくらいですか?

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、介護福祉士の平均月収は29万8,000円です。年収はおよそ350万円です。

給料は経験年数や役職、勤務地などによって異なります。また、夜勤手当や資格手当などが支給される場合もあります。

Q6. 介護福祉士の仕事は、どんな人が向いていますか?

人の役に立ちたいという気持ちがあり、思いやりやコミュニケーション能力がある人に向いている仕事です。

また、体力や忍耐力も必要ですが、それ以上に、利用者の方の笑顔や「ありがとう」という言葉が大きなやりがいとなるでしょう。

Q7. 介護福祉士の資格を取るには、どうすればいいですか?

介護福祉士の資格を取得するには、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが実施する国家試験に合格する必要があります。

受験資格を得るには、主に3つのルートがあります。

養成施設ルート: 大学、短大、専門学校などで介護福祉士の養成課程を修了する
実務経験ルート: 3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了する
その他のルート: 福祉系の高校を卒業する、または経済連携協定(EPA)に基づく

Q8. 介護福祉士の国家試験の受験資格は?

国家試験の受験資格は、以下のいずれかを満たす必要があります。

養成施設ルート: 介護福祉士養成施設を卒業(または卒業見込み)
実務経験ルート: 3年以上の実務経験があり、実務者研修を修了(または修了見込み)
その他: 福祉系の高校を卒業、または経済連携協定(EPA)に基づく

Q9. 介護福祉士の国家試験の内容は?

国家試験は、筆記試験と実技試験に分かれています。実技試験は福祉系高校ルートまたは経済連携協定(EPA)ルートの一部から受験する人に行います。

筆記試験は、介護の基本、人間関係とコミュニケーション、社会の理解、生活支援技術、介護過程、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、こころとからだのしくみ、医療的ケア、総合問題の11科目群から出題されます。

実技試験は、2つの課題の中から1つを選び、実際に介護を行う様子を試験官が評価します。

Q10. 介護福祉士の国家試験の合格率は?

例年、合格率は70%程度です。

Q11. 介護福祉士の国家試験の申し込み方法は?

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページから、インターネットまたは郵送で申し込みができます。

Q12. 介護福祉士の国家試験の受験料は?

受験料(受験手数料)は、18,380円です。

Q13. 介護福祉士の資格を取得すると、どんなメリットがありますか?

介護福祉士の資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。

  • 専門的な知識や技術が身につく:介護の専門家として、質の高いケアを提供できます。
  • キャリアアップの可能性が広がる:施設のリーダーや管理者、ケアマネージャーなど、様々なキャリアパスがあります。
  • 安定した収入が得られる:介護業界は慢性的な人手不足のため、安定した雇用が見込めます。
  • 社会貢献できる:人の役に立ち、社会に貢献できるという大きなやりがいを感じられます。

Q14. 介護福祉士になるには、どんな勉強が必要ですか?

介護福祉士になるには、介護に関する専門的な知識や技術を学ぶ必要があります。

養成施設ルートでは、大学、短大、専門学校などで、介護の基本、人間の身体や心のしくみ、介護技術、社会福祉制度などについて学びます。

実務経験ルートでは、実務者研修で、介護過程、認知症の理解、障害の理解、コミュニケーション技術、介護技術などについて学びます。

Q15. 介護福祉士の仕事で大変なことは何ですか?

体力的に大変な業務や、精神的なストレスを感じる場面もあります。

しかし、それらを乗り越えた先に得られる達成感や、利用者の方との信頼関係は、何物にも代えがたいものです。

また、介護施設や事業所では、スタッフ同士で協力し合いながら仕事を進めるため、一人で抱え込むことはありません。

Q16. 介護福祉士の資格を取得したら、どこで働けますか?

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、デイサービスセンター、訪問介護事業所など、様々な場所で働くことができます。

それぞれの施設によって仕事内容や働き方が異なるため、自分の希望や適性に合った職場を選ぶことが大切です。

Q17. 介護福祉士の仕事は、将来性がありますか?

はい、介護福祉士は、高齢化が進む日本において、ますます必要とされる重要な仕事です。

厚生労働省の推計によると、2025年には約245万人の介護人材が必要とされていますが、現状では約193万人しか確保できていません。

そのため、介護福祉士の需要は今後も高まり続けると予想され、安定した雇用が見込めます。

Q18. 介護福祉士の仕事は、女性が多いイメージがありますが、男性でも活躍できますか?

はい、男性でももちろん活躍できます。

近年、介護業界では男性の活躍が期待されており、男性職員の割合も増加傾向にあります。

男性ならではの体力や視点が活かせる場面も多く、介護の現場で重要な存在となっています。

Q19. 介護福祉士の資格は、海外でも通用しますか?

介護福祉士の資格は日本の国家資格であり、海外ではそのまま通用しません。

しかし、介護福祉士の資格を持っていることは、海外での介護職への就職に有利に働く場合があります。

Q20. 介護福祉士の仕事は、やりがいがありますか?

はい、介護福祉士の仕事は、人の役に立ち、感謝されるという大きなやりがいがあります。

利用者の方の笑顔や「ありがとう」という言葉は、何物にも代えがたい喜びであり、日々の仕事のモチベーションとなります。

また、自分自身の成長を実感できることも、大きなやりがいの一つです。
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おすすめの介護福祉士に関連する専門学校

ここからは、おすすめの介護福祉士に関連する専門学校をご紹介します。

いずれも介護福祉士に関連する分野でとても評価の高い学校なので、介護福祉士について専門的に学びたいという方には最適な学校です。

品川介護福祉専門学校【東京都品川区】

◆関連学科:介護福祉学科

みんなの笑顔のために、笑顔づくりのプロになる。
国家試験に合格し、介護福祉士資格を全員が取得できるよう強力にサポートします。
品川介護福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

大原医療秘書福祉保育専門学校【東京都千代田区】

◆関連学科:介護福祉士(実践)コース、介護福祉士(キャリア)コース

全国45都市に101校!「本気になったら大原!」
幼稚園教諭、医療、福祉、保育など多彩なコースを設置。
大原で笑顔を広げる人になろう☆
大原医療秘書福祉保育専門学校の詳しい紹介はこちら

東京福祉専門学校【東京都江戸川区】

◆関連学科:介護福祉士科

「あなたらしさがカラフルな世界をつくる」
誰も取り残さない世界作りに貢献する人材を養成します!
東京福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

早稲田速記医療福祉専門学校【東京都豊島区】

◆関連学科:介護福祉科

SOKKIは医療秘書教育のパイオニア。
進化し続ける次世代の医療・福祉業界を牽引する人材を育成します。
早稲田速記医療福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

アルファ医療福祉専門学校【東京都町田市】

◆関連学科:介護福祉学科

少人数・担任制で手厚いサポート
安心して学校生活が送れるよう、1クラス25名~35名の少人数・担任制で、学生一人ひとりに合わせた学生生活のサポートを行っています。また、担任以外にもスクールカウンセラーを配置し、気軽に相談できる環境を整えています。
アルファ医療福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

国際こども・福祉カレッジ【新潟県新潟市】

◆関連学科:こども保育学科、こども福祉教育学科、児童教育学科、福祉心理学科、介護福祉学科、医療福祉マネジメント学科、社会福祉学科

新潟のこども・福祉の総合校WM(わむ)で保育・福祉を学ぼう!
保育園、幼稚園、小学校、保健室の先生に!
社会福祉、介護福祉のプロに!
国際こども・福祉カレッジの詳しい紹介はこちら

長岡崇徳福祉専門学校【新潟県長岡市】

◆関連学科:介護福祉学科

週休3日2年制で介護福祉士をめざす!

■現場の今を学び就職へつながる教育体制
■学校で学び、現場ですぐ実践。”働きながら学ぶ”制度選択可能
■”生きがいの創出” 福祉レクリエーション教育の強化
長岡崇徳福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

河原医療福祉専門学校【愛媛県松山市】

◆関連学科:介護福祉科

【河原医療福祉専門学校の特徴】
■POINT1:福祉・保育・教育・医療・スポーツ分野に強い!各業界へ抜群の就職力!
■POINT2:実践的な授業を多く取り入れた魅力あるカリキュラム
■POINT3:安心して実習に臨める!
■POINT4:豊富な学校行事で社会性を養う!
河原医療福祉専門学校の詳しい紹介はこちら