大学中退でも就職できる?専門学校で理想の職業を見つけよう

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投稿日:2024年3月29日 | 最終更新日:2024年3月29日

大学を中退したり中退を考えたりする人は多いけど、大学中退後の自分の将来に不安を感じている人も多いんじゃないかな。
でも大丈夫!むしろ、大学中退が自分の本当にやりたいことを見つけるチャンスになるかもしれないよ。まずはこれからの進路を一緒に考えてみよう!

この記事では、大学を中退した人が選べる進路の一つ、学び直しのメリットについて説明するよ。
自分の興味や適性に合った分野を深く学べる専門学校なら、楽しみながら学べて、就職にもとっても役立つ!大学中退を後悔しないために、自分にピッタリの仕事を見つける方法を探してみよう!

大学中退を後悔しないために

勉強に興味がなくなった、
授業についていけない、
他にやりたいことが見つかった、
家庭や健康の事情があった……
大学を中退したり、中退を考えている理由は人それぞれだよね。
文部科学省のデータによると、日本では2021年度の1年間で大学を中退した人の割合は1.95%。卒業までの4年間で見ると、大学を中退した人の割合は約8%になるんだ。大学によっては差があるけど、大学を中退する人は決して少なくないことがわかるね。

中退理由「学びがいが感じられなかった」3割

Q.大学を中退した理由
NSGカレッジリーグが2023年2月に行った大学中退者に関する実態調査によると、大学を中退したもっとも多い理由は「学びがいが感じられなかったから」で、全体の32.8%だったんだ。そのほかは、「自身のレベルに合わなかったから」(24.6%)、「就職に繋がらないと感じたから」(16.1%)など。自分にも当てはまると感じる人も多いかもしれないね。

Q.大学に進学した理由
大学に進学した理由について聞いたところ、「専門的な知識が学べると思ったから」(47.5%)、「就職に有利だと思ったから」(25.2%)、「なんとなく」(20.7%)という回答が多かったんだ。高校を卒業してすぐに就職するよりも、大学で学んだ方がいいと思って進学したけど、思うようにいかなかったみたいだね。

「これからなにをするか」を考えよう!

大学を中退したら、就職?アルバイト?フリーター?どれにしろ、これからの生活を現実的に考える必要があるよね。でも、必ずしもマイナスだと思わなくていいんだよ!大学を中退しても、なれる職業はたくさんあるよ。これがあなたの未来にとって、自分が本当にやりたいことやなりたいものを見つけるチャンスになるかもしれない。

もう社会人として働いている人もいるかもしれないけど、自分が本当に納得できる道を選ぶためには、大学を中退した理由をしっかりと自分で確認することが大切だよ。
例えば、「勉強が面白くなくなった」という理由なら、興味がなくなった原因を考えて、「どんな分野なら興味を持てるのか?」を探すことができるよ。
大学を中退したり、中退を考えたりしているなら、それが自分にとって、今よりも良い未来につながることを願っているはず。すでに次の夢を見つけている人も、本当に自分に合った職業を見つけたい人も、大学を中退したことを後悔しないように「これから何をするか」を考えてみよう!

大学中退後の進路とは?

大学を中退した後のキャリアには、どんなものがあるのかな?

大学中退でも就職できる?

大学をやめた後に正社員として働きたい場合、新卒と比べて不利になることは事実だよね。自己分析や企業研究などの準備をしっかりと行い、自分の強みや魅力をアピールして採用を目指そう!
履歴書の学歴欄には大学中退と記載することになるけど、最終学歴は高卒になるから、大卒が条件の求人への応募や大卒と同じ待遇を求めるのは難しいかもしれないね。

起業やフリーランスで働く?

自分で仕事を探したり、ビジネスを立ち上げたりして、起業家やフリーランスとして独立する道もあるよ。特にクリエイティブな分野やIT業界ではよく見られるね。自分のスキルや専門性に自信がある人、人脈が豊富な人にはピッタリだよ。ただ、収入は安定しないことが多いから、資金やリスクをしっかりと管理する必要があるよ。

学び直してから就職をめざす?

大学が合わなかった、入ってみたらレベルが高すぎた、学びたいことが違っていた。そんな理由で、すぐに働きたいわけではなく中退した場合、自分のスキルが社会で通用するか不安に思っている人も多いかもしれないね。

そんな人には、やっぱり学び直しがおすすめだよ。大学の学問が合わなかったという人は特に、専門学校などへの再入学を考えてみてはどうだろう。専門学校なら、大学よりも実践的なカリキュラムで、自分の興味や適性に合った分野の就職に直結する知識や技術を身につけることができるよ。

大学を中退してもなれる職業とは?

医師や薬剤師みたいに大学を卒業しないとなれない職業もあるけど、大学を出ていなくてもなれる仕事はたくさんあるよ。

特定のスキルが重視される職業なら特に、学歴よりも実力勝負。これからそのスキルを身につけてプロになれば、大学で無気力に過ごして就職活動のときに焦るよりも、もっと希望に満ちた未来が待っているよ!
でも、そんな専門職に就くためには、専門学校で学んで資格を取ったり、専門的な技術を身につけたりする必要があるものも多いんだ。

例えば、
理美容専門学校で国家資格を取得して、美容師・理容師に!
看護専門学校で看護の専門知識を身につけて、看護師に!
工科系専門学校で自動車整備の専門技術を学んで、自動車整備士に!
IT系専門学校でプログラミングを学んで、システムエンジニアに!
動物系専門学校でペットの美容や飼育を学んで、トリマーやドッグトレーナーに!

営業職や事務職のように未経験OKで特定の資格がなくてもなりやすい職業もあるよ。でも、ビジネス系の専門学校で学んだパソコンスキルなどがあれば、就活の成功率も仕事の効率もぐっと上がるよね。
なにより、自分が本当に興味のあることや将来に役立つ技術を身につけることで就ける職業ならば、今度こそ学ぶこと自体を楽しめるはず!

大学中退後に専門学校に進学するメリット

就職に直結した専門知識や技術を集中して学べる

専門学校とは、特定の分野や職業に関する専門的な教育を行う学校だよ。

大学中退を考えた人の中には、大学の学術的で理論的な学問や教養科目に興味が持てなかった人もいるかもしれないよね。

それに比べて、専門学校では自分の興味や適性に合った分野に特化して深く学べるんだ。実践的で効率的なカリキュラムが組まれていて、現場での実習も多いから、何のために学ぶのかを実感しやすいよ。

就職・転職に有利になる

専門学校を卒業すれば、通常は短大卒業と同等の学歴になるから、中退したまま高卒の最終学歴でいるよりも就職が有利になるよ。専門学校卒は大卒よりも就職率が高く、新卒採用にチャレンジすることも可能に!
さらに、国家資格などを取得して専門的な職業に就けたなら、将来的に安定した雇用や収入を得られる道が開けるよ。
また、多くの専門学校は2~3年制だから、卒業すれば大学に進んだ同年代とあまり変わらない時期に社会に出られる人も多いかもしれないね。

同じ目標を持つ仲間と出会うことができる

専門学校は資格取得に熱心だから、周りには同じ目標を持つ仲間がたくさんいることも励みになるはず。
大学よりも少人数で運営している学校が多く、クラス制や担任制を採用していたりグループ課題が多かったりして仲間との交流も自然と多くなるよ。個人で行動することの多い大学の雰囲気を苦手としていた人には、すごく合ってるかもしれないね。

大卒資格・大学編入・大学院進学も可能

専門学校には「高度専門士」の称号が得られる4年制の学科があって、卒業すれば大卒と同等とされ、大学院への進学が可能になるんだ。また、専門学校に通いながら併修制度を活用することで大卒資格の取得を目指すこともできるよ。

そして、2年制の専門学校を卒業して「専門士」の称号を取得すれば、その分野の大学2年次または3年次への編入が認められているんだ。外国語の専門学校から大学の外国語学部に編入するなどが考えられるよ。得意な専門科目で編入試験が受けられるから、場合によっては通常の大学受験よりも高いレベルの大学に入れる可能性もあるよ。

ちなみに、これまで専門学校は必要な授業のコマ数を「時間制」で定めていたけど、専門学校から大学への編入をしやすくするため、2026年度以降は大学と同じ「単位制」にする動きがあるんだよ。
「やっぱり大学を卒業したい」という気持ちがある人は、これらの制度にも注目してみてね。

専門学校で目指せる職業と選び方

では、専門学校ではどのような資格取得や職種を目指せるのかな?ほんの一部だけど、目指せる資格や職業をあげてみるよ。

専門学校で目指せる資格や職業

分野・学科 めざせる資格・職業の例
美容 美容師、メイクアップアーティスト、ネイリスト、エステティシャン
看護・医療 看護師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、柔道整復師
教育・保育・福祉 保育士、幼稚園教諭、介護福祉士、社会福祉士
栄養・調理・製菓 栄養士、調理師、パティシエ
建築・土木・インテリア 建築士、土木施工管理技士、インテリアデザイナー
自動車・航空 自動車整備士、パイロット、客室乗務員
観光・ホテル・ブライダル ホテルスタッフ、ツアーコンダクター、ウェディングプランナー
国際・語学 貿易実務、通訳、翻訳、英語教師
ゲーム・コンピュータ・WEB ゲームデザイナー、プログラマー、WEBデザイナー
音楽・アニメ・芸術 ミュージシャン 、アニメーター、声優、マンガ家、作家
芸能・マスコミ アナウンサー、プロデューサー、編集者、モデル、俳優
ファッション・和裁 ファッションデザイナー、バイヤー、和裁士、着付け師
公務員・法律・政治 国家公務員、地方公務員、警察官、消防士、司法書士
ビジネス・金融・不動産 営業、事務、経理、販売、不動産、宅地建物取引士
動物・植物・バイオ 動物看護師、トリマー、動物園・水族館スタッフ
スポーツ スポーツ選手、スポーツトレーナー、体育教師

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自分に合った職業を見つけるには?

専門学校で目指せる仕事って、例に挙げたものだけでも色々あるから、目標がまだ決まってない人はどれを選んだらいいか迷っちゃうよね。そこで、専門学校を選ぶときのポイントを教えるよ。

まず大事なのは、自分がどんな分野や仕事に進みたいかをはっきりさせること。自分の得意なことや好きなこと、将来の夢などを考えて、自分にピッタリの分野や仕事を見つけてみよう。自分が苦手なことや絶対にやりたくないことも把握しておくと良いよ。

自分自身を見つめ直すのは大変だけど、大学で思うように学べなかった人は、進学前にこのステップを飛ばしてしまったかもしれないよね。だからこそ、今のうちにしっかりと考えてみて。そうすれば、進学後のやる気もアップするよ!

専門学校に入学するには?

自分に合った専門学校を見つけるには?

めざしたい分野や職業が見つかったら、自分の目標に合った専門学校にはどのような学校があるかを探してみよう。必要なスキルや資格、カリキュラムだけじゃなく、卒業後の就職先の実績や内定率、既卒者向けのサポート制度についても調べてみてね。

学校がいくつかピックアップできたら、資料請求したりオープンキャンパスに参加したりして、自分に合っているか、夢が叶うかどうかを確認しよう。いくつかの学校を比較してみると、自分がどんなポイントを重視しているのかがよりはっきりと見えてくるよ。

高校新卒者向けだけじゃなくて、既卒者向けの個別相談会や学費支援を行っている学校もあるから、ぜひ活用してみて。実際に入学している中退経験者や社会人の話を聞くと、すごく参考になるよ。

再入学にかかる学費はどうする?

専門学校で1年間にかかる費用の合計は、平均で127.9万円(入学金込、東京都専修学校各種学校協会:令和4年度 学生・生徒納付金調査より)。実際には分野によって違うけど、大学と同じくらいの学費がかかるんだよね。

大学で奨学金を借りていた場合、中退したらその奨学金を継続することはできないけど、再度申し込むことは可能だよ。返済計画をしっかり立ててから申請しよう。

また、高校を卒業後2年以内に再進学するなら、世帯収入や資産の基準を満たせば高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化制度)を利用できる可能性もあるよ。こちらの奨学金は給付型で、返す必要がないんだ。

もし中退後に既に働いていて、雇用保険に1年以上(専門実践教育訓練を受講する場合は2年以上)加入している人は、「教育訓練給付金制度」という国の支援制度が利用できるよ。厚生労働省が指定した講座の受講費用が最大で70%(2024年10月からは最大80%)補助される制度なんだ。

専門実践教育訓練の指定講座には、専門職の資格を目指す専門学校の学科も多く含まれているので、一度社会人になったけど学び直しを考えている人はぜひ利用を検討したいね!

入試の準備をしよう

自分の目標に近づける専門学校を絞り込んだら、受験や面接の準備を始めよう。医療系は学科試験が難しいこともあるから注意が必要だけど、小論文や面接だけの専門学校もたくさんあるよ。オープンキャンパスや相談会で試験問題や難易度を教えてくれることも多いから、学校ごとに情報を集めて対策を立ててみてね。

専門学校の入学は大体4月で、前年の秋頃から入試が始まることが多いんだ。中退した人(既卒者)が対象となる入試かどうかの確認は忘れずにね。学校によっては、大学中退者を対象とした特別入試や推薦入試などもあるよ。

出願には出身高校の調査書や成績証明書が必要となることも多いから、募集要項をしっかり読んで、余裕を持って準備しよう。

▼願書入手から提出までの参考に!

入試に合格するには?

専門学校の入試に合格するために重要なのは、やはり面接。
自分のやりたいことや目標をしっかりと伝えられれば、志望校に合格する可能性がグッと上がるよ。清潔感のある服装で、落ち着いて臨んでね。

大学を中退するときに知っておきたいこと

次は、まだ大学在学中で中退を考えている人に、退学について改めて解説するよ。

大学退学の手続き

退学の手続きは、だいたい学生課などの窓口で「退学願」を提出して、学生証を返すという流れになるよ。手続きは大学や学部によって違うし、面接が必要な場合もある。そして、書類には入学時に届け出た保証人の署名が必要になるんだ。

一度手続きをしてしまうと、申請を取り下げることはできないから、大学の担当者や家族、保証人としっかり相談してから退学を決めてね。奨学金を受給している場合は、奨学金の返還や停止の手続きも必要だよ。

退学のメリットとデメリット

ここまで中退しても理想の職業に就くための方法を紹介してきたけど、それは必ずしも中退を勧めるものじゃないよ。大学生活にはすでにたくさんの費用がかかっているし、奨学金を受けている場合は退学により受給資格がなくなり、すぐに返還の必要が出てくるんだ。また、専門学校に再進学する場合には奨学金の再申請が必要だよ。

短期間で資格取得を目指す専門学校のカリキュラムは忙しい学生生活になることが予想されるし、「なんとなく今の大学生活に不満があるから」といった理由での進路変更では、また同じように行き詰まってしまうかもしれないよ。

でも、なりたい職業に就くためには退学しかないという場合には、これからの大学の学費と時間を節約できることになるから、中退のメリットになるね。今の学部では叶えられない夢のために決意した退学であれば、それも大切な選択だよ。周りの人たちの理解も得ながら進めていこう。

ただ、どうしてもなりたいものがあるという場合でも、今の環境で叶えることができないか、もう一度考えてみてね。大学に在学しながら夜間課程や通信課程で学んだり、独学したりといった方法もあるかもしれないよ。

退学のデメリットには学歴が下がるといった面もあるね。目指す企業が大卒以上を採用対象としている可能性もあるし、叶えたい夢が明確でかつ大卒の学歴に未練があるなら、ダブルスクールなどを検討してみてもいいかもしれない。

いずれにしても、退学は自分の人生に大きな影響を与えるから、慎重に判断してね。
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まとめ

大学を中退しても、自分に合った学び直しで理想の職業に就くことはできるよ!ぜひ前向きな選択として、未来を切り拓いていってね。

未来への可能性を信じて、新しい一歩を踏み出そう!
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