【栄養・食物学】って何が学べる？学問の研究内容や学ぶ方法についてご紹介します！

2024.02.28
学問
学問

この記事は約 5 分で読めます。

投稿日：2024年2月28日 | 最終更新日：2024年3月15日

1. 【栄養・食物学】では何が学べる？
2. 【栄養・食物学】とはどんな学問？
3. 【栄養・食物学】に関連する学部
4. 【栄養・食物学】に向いている人
5. 【栄養・食物学】で目指せる職業/資格

【栄養・食物学】では何が学べる？

食べ物と健康の関係を科学的に学ぶ！

食べ物は私たちの生命を維持するために欠かせないものですが、食べ物にはさまざまな種類や成分があり、それぞれに栄養や効果が違います。
食べ物をどのように保存・加工・調理し、どのように摂取すると、健康に良いのでしょうか。
また、食べ物は人間の心や文化にも影響を与えますが、そのメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

栄養・食物学では、食べ物と人間の関係を科学的に分析・研究することで、健康的で豊かな食生活を実現するための知識や技術を学びます。
食品の成分や栄養、調理法や食品加工、食生活や食文化など、食に関するさまざまな分野を総合的に学ぶことができます。

食物・栄養学を学ぶことで、食の安全や衛生、食品開発や食品管理、栄養指導や食育など、食に関する専門的な仕事に就くことができます。
また、食べ物の美味しさや楽しさ、食べることの意味や価値など、食に関する感性や感覚も磨くことができます。

【栄養・食物学】とはどんな学問？

食品・栄養・調理の３つの分野に分かれる学問

栄養・食物学は、食に関する学問の一つで、主に食品・栄養・調理の３つの分野に分かれます。

食品学では、食品の種類や特徴、成分や栄養、安全性や品質、保存や加工などについて学びます。食品の分析や評価、食品の開発や改良、食品の衛生管理や品質管理など、食品の科学的な側面を探求します。

栄養学では、食品に含まれる栄養素やその働き、人間の栄養需要や栄養状態、食事と健康の関係などについて学びます。栄養素の代謝や生理機能、食事バランスや栄養指標、食事療法や栄養補助食品など、栄養の生物学的な側面を探求します。

調理学では、食品の調理法や調理器具、調理の原理や技術、調理の影響や効果などについて学びます。食品の変化や反応、調理の条件や工程、調理の評価や改善など、調理の物理化学的な側面を探求します。

これらの分野はそれぞれ独立した学問ではなく、相互に関連し合っています。例えば、食品の成分や栄養は調理によって変化することがありますし、調理の方法や技術は食品の品質や安全性に影響することがあります。

また、食品の選択や調理は人間の栄養状態や健康に影響することがありますし、人間の栄養需要や食習慣は食品の開発や改良に影響することがあります。

栄養・食物学では、食品・栄養・調理の３つの分野をそれぞれ深く学ぶとともに、それらの分野を統合的に理解し、食に関する問題や課題に対して科学的な解決策を提案できるようになることを目指します。

【栄養・食物学】に関連する学部

家政学部や農学部などに設置されることが多い

栄養・食物学に関連する学部は、大学によって異なりますが、一般的には家政学部や農学部に設置されることが多いです。

家政学部では、食物学科や栄養学科といった名称で、食物・栄養学を専門とする学科が設置されていることが多く見られます。
家政学部では、食だけでなく、衣や住など、人間の生活全般に関する学問を学ぶことができます。食物・栄養学を学ぶ学生は、食に関する基礎知識や技術を身につけるとともに、食の文化や歴史、食の教育や福祉など、食の社会的な側面にも関心を持ちます。

農学部では、食品科学科や食品栄養科学科といった名称で、食物・栄養学を専門とする学科が設置されていることが多く見られます。
農学部では、食の原料となる農産物や畜産物など、食の生産に関する学問を学ぶことができます。食物・栄養学を学ぶ学生は、食に関する基礎知識や技術を身につけるとともに、食の安全や品質、食の加工や開発など、食の科学的な側面にも関心を持ちます。

他にも、生活科学部や人間科学部、健康科学部や医療科学部などに設置されることもあります。これらの学部では、食だけでなく、衣、住、健康、医療など人間の生活や健康に関連する幅広い領域にわたる学問が提供されています。
栄養・食物学を学べる大学はこちら

【栄養・食物学】に向いている人

食が好きで健康に興味がある人、料理を楽しめると◎

栄養・食物学に向いている人は、食に関する興味や好奇心が強い人です。食は私たちの生活に欠かせないものですが、食に関する知識や技術は日々進化しています。食に関する最新の情報や研究に常にアンテナを張り、学び続ける姿勢が必要です。

また、食に関する実践的な能力も必要です。食品の分析や評価、食品の開発や改良、食品の調理や提供、食事の指導や管理など、食に関するさまざまな業務を行うためには、実験や実習などで身につけた知識や技術を活用できる能力が必要です。

さらに、食に関するコミュニケーション能力も必要です。食に関する仕事は、多くの人と関わることが多いです。食品の生産者や消費者、医師や看護師、教師や保護者など、さまざまな立場や背景の人と協力しながら、食に関する問題や課題に対処するためには、食に関する情報や意見を正確に伝えたり、受け取ったりできる能力が必要です。