【高校生必見】理学療法士&柔道整復師になるには? | 専門学校と大学どっちがいいの?かかる費用、将来性、年収、ダブルライセンスについて紹介!

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投稿日:2022年1月17日|最終更新日:2024年6月12日

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「人の役に立ちたい」「スポーツに関わる仕事がしたい」そんな熱い思いを持つ人におすすめの職業に、理学療法士と柔道整復師があります。

理学療法士と柔道整復師は、どちらも人の身体をケアする、やりがいのある仕事です。でも、一体どちらを選べばいいんだろう?専門学校と大学、どっちに進学すれば夢に近づけるの?ダブルライセンスって一体何?

この記事では、そんな疑問をズバッと解決!それぞれの職業の魅力、専門学校と大学のメリット・デメリット、気になる学費、そして将来性まで、徹底的に比較していきます。

夢を叶えるための第一歩を、この記事と一緒に踏み出しましょう!

理学療法士、柔道整復師とは?

理学療法士と柔道整復師、どちらも国家資格であり、ケガや病気と向き合う仕事です。

両者の違いは、理学療法士は「リハビリテーションの専門家」、柔道整復師は「ケガを治す専門家」とも言えるでしょう。

理学療法士は医学的なリハビリテーションでケガや病気などを治療した人の動作の回復を助けます。
柔道整復師は骨折・捻挫・脱臼などの外傷性ケガを、おもに手技によって治療します。骨や関節の異常をもとの状態に戻すことを「整復」といいます。

●理学療法士
リハビリテーションの専門家である理学療法士は、医師から依頼された理学療法の情報をもとに患者の障害の状況を確認し、そして他の医療部門とコミュニケーションをはかり、治療の目標を立てていきます。

他の部門とのコミュニケーションを図るという点から、単に自分の専門分野だけではなく、他の部門からの情報を理解する必要があるため、理学療法士には広く身体に関する知識が求められます。
また対象となる患者も、手術や怪我の直後から終末期を迎えた方までかなり幅広いです。

●柔道整復師
柔道整復師は日常生活で生じた脱臼や捻挫打撲骨折などを、ケガに対して手を主に用いた応急処置を行います。
特に脱臼や骨折など、身体の部位が正常な位置から外れてしまっているものについては、元の正常な状態に戻さなければならないので、正確な手による施術の技術が求められます。

この資格を持つ多くの方が整骨院(接骨院)などで勤務しています。また、医療機関のほか、スポーツ分野でトレーナーとして活躍している人も多いです。
治療に医師からの指示を必要とせず、独立開業が認められているのも理学療法士と異なる大きな特徴のひとつです。

理学療法士、柔道整復師になるには

理学療法士または柔道整復師になるためには、国家試験に合格する必要があります。
理学療法士は、高校卒業後、大学や短期大学、専門学校などで理学療法士に必要な科目を3年以上して国家試験の受験資格を得て、さらに試験に合格することで初めて理学療法士の資格を取得することができます。

柔道整復師も同じで、高校卒業後、国が認定した柔道整復学科がある大学または短期大学、専門学校に進学し、専門科目を3年以上履修したうえで国家試験に合格する必要があります。
養成機関のカリキュラムには必須科目として柔道の実技が入っていますが、資格試験を受けるために必ずしも柔道の段位は必要ありません。

いずれにせよ、理学療法士も柔道整復師もともに、専門学校や大学など指定された養成施設での教育課程を修了することで、国家試験の受験資格を得られることになります。
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ダブルライセンスとは?

理学療法士と柔道整復師など、2つの資格を持つことをダブルライセンスといいます。他の医療系の資格と合わせて取得することで業務の幅が大幅に広がります。
理学療法士や柔道整復師の養成校では、在学中にスポーツトレーナー系の資格取得ができる学校も多くあります。しかし、医療系の資格を取得するには、すでに医療系の資格を持ってる方でも特定の養成施設や専門学校、大学などで改めて規定の年数を学び、さらに国家試験に合格する必要があります。

学校や資格によっては既に取得している科目については免除制度が設けられている場合もあります。すでに他の資格をお持ちの方は、なるべくカリキュラムの中で自身の取得している資格や単位に該当するものが多い専門学校や大学の学科を選ぶことによって、スムーズに単位を取得することができ、学校によっては学費が一部免除されたりする場合もあります。

例えば理学療法士と作業療法士、柔道整復師と鍼灸師などは共通科目があるため、一方の資格があることで片方の履修期間を2年間に短縮できることがあります。

ただし理学療法士と柔道整復師の場合は、一方の資格を持っていても他方の履修が免除されることがないので、どちらかの資格を取得していてもまた3年以上履修してもう一方の資格取得を目指すことになります。
一方の資格を取得後に働きながら夜間の専門学校に通うという方法もあるでしょう。

ダブルライセンスを持つことでキャリアアップにつながるほか、開業権を持つ柔道整復師の免許があれば独立することも可能になります。
時間的にも経済的にも負担はありますが、医療系の資格には支援制度も多くあります。上手に活用して、活躍の場を広げましょう。

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理学療法士、柔道整復師を目指すためにかかる学費は?

理学療法士の受験資格を得るまでにかかる学費は、私立大学でおよそ560万円から700万円程度。
私立の短大で3年間350万円から500万円程度、専門学校で360万円から420万円程度かかると言われています。

柔道整復師になるには、学費として3年制の専門学校で約400万円から500万円、4年制大学の場合は約560万円から700万円程度が必要とされています。

大学、専門学校ともに、年間にすると約150~170万円の学費がかかるでしょう。

専門学校と大学どっちがいいの?

理学療法士と柔道整復師はともに養成機関で3年以上勉強し、国家試験に合格することで資格が得られます。
そのため、早く仕事に就きたいなら3年制の専門学校に進学して資格取得を目指すのが最短ルートとなるでしょう。

また、専門学校(3年制)と大学(4年制)を比べてみると、卒業までの年数が違うことが学費総額の大きな差につながっています。
専門学校と大学で迷った場合、経済的な負担を軽くしたい、早く就職したいという方は専門学校、少し余裕を持って学びたいという方は大学、という選び方も考えられます。

専門学校は最短期間で資格取得を目指せる分、カリキュラムがしっかりと詰まっている傾向にあります。
大学の場合は一年間の余裕がある分、教養課程を学んだり、興味のある分野をより深く学んだりすることができます。また、卒業することで学士の学位も得られます。
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理学療法士、柔道整復師の将来性は?

理学療法士、柔道整復師の将来性についてですが、どちらの資格も将来性は高いと言えましょう。

ITの時代になり腰痛や肩こりなど慢性的な職業病を抱える方は非常に増えました。そんな中、医学の知識を用いて適切な治療を行い、そのような職業の方々を支える仕事は今後さらに需要を高めるでしょう。

高齢化が進んでいることで、身体機能の回復を助ける理学療法士、柔道整復師は、医療機関だけでなく福祉施設や教育機関でも広く活躍が期待されています。

また、近年のフィットネスブームにより、トレーニングジムを接骨院と隣接させ、総合的な身体の改善を目指すタイプのサービスも増えています。
ダブルライセンスにはもちろん大きなメリットがありますが、年数もかかるため、どちらかの資格だけでも取得しておくと新たなビジネスの可能性が開けるかもしれません。

雇用される場合はダブルライセンスを持っていても診療報酬の制度上あまり給料は変わりませんが、独立を考えた場合、医師の指示のもとで両方を行う理学療法士には開業権がなく、柔道整復師には開業権があることは大きな違いになります。
そして接骨院などを開業する場合は、ダブルライセンスを所持していることにより様々な症状を抱える患者を診察できるので、業務の幅が広がります。
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おすすめの理学療法士&柔道整復師に関連する専門学校

ここからは、理学療法士と柔道整復師に関連するおすすめの専門学校をご紹介します。
いずれも理学療法士や柔道整復師に関連する分野でとても評価の高い学校なので、理学療法士と柔道整復師について専門的に学びたいという方には最適な学校です。

東京呉竹医療専門学校​(旧校名:東京医療専門学校)【東京都新宿区】

◆関連学科:柔道整復科

医療・介護からスポーツまで幅広い分野で、社会ニーズに応えられる人材を育成します。
●即戦力として活躍できる実践的なカリキュラム
●担任制で学生一人ひとりと向き合う指導体制
●国家試験から学術研究発表までトータルにサポート
東京呉竹医療専門学校の詳しい紹介はこちら

東京メディカル・スポーツ専門学校【東京都江戸川区】

◆関連学科:柔道整復師科、理学療法士科

医療×スポーツ 支える
スポーツに強い東京メディカル・スポーツ専門学校(TMS)には、あなたの「好き」を仕事にできる学びと環境があります。
東京メディカル・スポーツ専門学校の詳しい紹介はこちら

関東柔道整復専門学校【東京都立川市】

◆関連学科:柔道整復師学科

「スポーツトレーナーのスキルを持った柔道整復師を養成します」
①最大の強み!スポーツトレーナー養成プログラム
②日本薬科大学への編入制度
③臨床経験豊かな講師陣が展開する実践的な授業!
④合格保証制度で資格取得に向け全面バックアップ!
⑤入学前プレ授業
⑥学校で学び現場で実践するワーク&スタディ
⑦JR立川駅より徒歩3分で通学にも便利!
関東柔道整復専門学校の詳しい紹介はこちら

大宮呉竹医療専門学校​(旧校名:呉竹医療専門学校)【埼玉県さいたま市】

◆関連学科:鍼灸マッサージ科 I部、鍼灸科 II部、柔道整復科(I部、II部)

社会ですぐに活躍できる ”あなた”になるために

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。大宮呉竹医療専門学校で目指せる資格は全て開業権のある国家資格です。
90余年の伝統を持つ呉竹学園の理念と教育ノウハウで、医の東西を問わず、豊かな知識と技術、人間力を備えた医療人を育成します。
大宮呉竹医療専門学校​の詳しい紹介はこちら

東海医療科学専門学校【愛知県名古屋市】

◆関連学科:理学療法科、柔道整復科

看護師や臨床工学技士、理学療法士など医療・リハビリのスペシャリストを育成。
充実した奨学金制度や医療教育40年・8,000名以上の卒業生を輩出の実績を活かした温かみのある学習サポートでみなさんの学びを支援します。
東海医療科学専門学校の詳しい紹介はこちら

名古屋平成看護医療専門学校【愛知県名古屋市】

◆関連学科:柔道整復学科、理学療法学科

看護をはじめ、理学療法、柔道整復、はり・きゅう、スポーツなどが学べる医療の総合専門学校です。
一人ひとりの能力を伸ばす理論と実践の教育システムで医療現場の即戦力を育てます。
名古屋平成看護医療専門学校の詳しい紹介はこちら

名古屋医健スポーツ専門学校【愛知県名古屋市】

◆関連学科:柔道整復科、理学療法科

全国に広がるグループ力を背景に、資格取得や就職を全面的にサポートする環境を整えています。業界のプロから直接学ぶ授業や、実際の現場での実習があなたをプロへと導きます!
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大阪ハイテクノロジー専門学校【大阪府大阪市】

◆関連学科:柔道整復師学科、柔道整復スポーツ学科

1987年設立のを史を持つ、スポーツ・医療・バイオ・ロボットのプロを育成する専門学校。
積み上げてきた実績があるから、業界からの評価も高く、豊富な求人情報を獲得できています。

柔道整復師学科の授業は12:10で終了。1日2コマ×週6で整骨院の先生になれる!
柔道整復スポーツ学科では、3年間で「柔道整復師」と「アスレティックトレーナー」の資格とスキルを併せ持つ人材を養成します!
大阪ハイテクノロジー専門学校の詳しい紹介はこちら

河原医療福祉専門学校【愛媛県松山市】

◆関連学科:柔道整復師科、柔道整復師科・鍼灸師科 スポーツメディカルコース

愛媛県初の養成施設で医療・福祉・スポーツ分野で活躍できる柔道整復師を育成します!

❶毎年全国平均を上回る国家試験合格率!
❷昼休みや放課後のゼミで診療に役立つ知識や技術を取得!
❸午前コースと午後コースの2コース制で自分の生活スタイルに合わせたコース選択。鍼灸師科とのダブルスクールも可能!
河原医療福祉専門学校の詳しい紹介はこちら

まとめ

ここまで理学療法士、柔道整復師について様々な観点からご紹介してきました。

どちらも国家資格を受けるためには最低3年間は学校に通い、認定試験などに合格する必要があります。
学費も決して安いとは言えませんが、そのぶん将来性も高く、多くの人々を救うことができる非常にやりがいがある、そして収入面でも期待できる仕事と言えるでしょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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