仕事をする喜びをかみしめている毎日

高原さん

高原さん

株式会社カプコン 技術開発室 グループ長
現 ゲーム開発学科 大阪府立摂津高校出身

「バイオハザード7」の制作に使用されたゲームエンジン「RE ENGINE」開発と同時に,この作品の最大の売りのひとつであるVR(バーチャルリアリティ)完全対応にもリードエンジニアとして携わりました。PlayStation®VRを装着して本編を最初から最後までプレイできる完全対応のゲームは世界初の試みで,発売してから日本をはじめ世界の大変多くの方々に楽しんでいただき,達成感があります。また,業界に入ってから目標としていた,国内最大のゲーム開発者向け技術交流会「CEDEC」での講演が実現できたのもうれしかったですね。「バイオハザード7」開発の歩みをテーマに講演しました。今後は「RE ENGINE」を世界でより戦えるエンジンにグレードアップすること,そのエンジンを使った多くのヒット作品を誕生させることを目標に,自分を磨いていきたいと思います。

カプコンではエンジンのプログラミング・制作と,グループ長としてスタッフのマネジメントや採用なども任されています。ゲームの質とセンスに惹かれ,高校時代からぜひ働いてみたいと願っていた大阪に拠点のあるカプコン。開発グループのメンバーは互いに技術者として認め合い,同僚でありライバルであり,友人でもあるという良い関係を築きながら仕事をする喜びをかみしめている毎日です。社歴や経験に関係なく,意欲があればチャレンジさせてくれる雰囲気もあります。KCGの卒業生も多く在籍しています。

今の自分を支えてくれているのは,KCGで身につけた技術と知識です。歴史があり,カリキュラムにも魅力を感じ入学しましたが,疑問が生じると,経験豊富な先生方がとことん指導してくれました。KCG時代にできた親友は業界内外にたくさんいて,今でも遊んだり,時には情報交換をしたりしています。学生の皆さんは,課題などに取り組む際,なぜこれをする必要があるのか自らが十分納得できるまで向き合ってほしいです。そうすれば応用力が身につきます。業界が求めるクリエイターとは,勉強ができる人材ではなく,目的意識をもって生み出す力がある人材です。

やりたいことをひとつだけでもいいので見つけてください

米山さん

米山さん

株式会社カプコン
ゲーム学科 静岡県立浜松城北工業高校出身

「モンスターハンター:ワールド」のエフェクトのコアシステム全般を担当しています。今回「モンスターハンター:ワールド」のエフェクトを象徴するものの一つに導蟲(しるべむし)の存在があります。導蟲は一粒一粒を実際に計算していて,まとまりながらも,ふわっとした生物的,有機的な動きを表現しています。エフェクトのシステム開発は「大変なのでは?」と聞かれることがありますが,新しい表現や機能を思いついたときに「これは行けそう」と思うことが多く,楽しみながら開発することができています。モンスターハンターシリーズの大切な部分はちゃんと残しつつ,随所で新しいことへの挑戦を行っています。過去作をプレイしていただいたユーザは勿論,新規で始めるユーザもきっと満足していただけるはずです。「世界観」にマッチした違和感なく主張しすぎずそれでいて迫力のあるリッチなエフェクトに仕上がっています。「モンスターハンター:ワールド」のエフェクトに関しては今後,何らかの機会で発表する予定がありますので楽しみにしていただけたら嬉しいです。

静岡の高校だったこともありKCGのことは当時,知らなかったのですが,最先端の技術を学べると思い進学を決めました。高校時代からプログラミングに取り組んでいたので,入学後は授業で基礎を確認し,ゲームを作るためのエンジン作りに没頭しました。KCGの授業では基本からみっちり教えてもらえました。U-20プログラミングコンテスト出場や,京都精華大学の学生と共同でPlayStation®Vita向けゲームソフトを開発するなどの経験もでき,とても充実した毎日でした。また,Microsoft主催の技術コンテストImagine Cup日本大会の競技部門で最優秀賞に選ばれ,Imagine Cup世界大会に日本代表として出場しました。個人的に授業はあくまでもきっかけだと思っています。何かを始めるきっかけであって,そこから先,つまり何かを作り上げるためにはやはり自分から学んでいく必要があります。やりたいことをひとつだけでもいいので見つけてください。それは生涯をかけて取り組むような長大な夢でも構いません。その夢を常に追い求めていくことが大事だと思います。

学内だけにとどまらず,いろいろなチャンスを見つけて挑戦してほしい

山岡さん

山岡さん

ヤフー株式会社 事業推進本部
情報科学科 京都府立向陽高校出身

現在,女子向けメディアサービス「Yahoo! BEAUTY」のサイト構築やネットワークなどの分野を中心に担当しています。12人のチームで運営していますが,売り上げに関わってくる仕事ですので連携を密にするのと同時に,自分の技術を磨きながら励んでいます。

高校時代から好きだったプログラミングの技術をより高めようとKCGに入学し,学校での勉強の他,いろいろなイベントや勉強会などに積極的に参加して,自分の世界を広げました。スマートフォン向けのアプリの企画・開発をする学生向けのコンテスト「ブレークスルーキャンプ」への参加もいい経験になりました。また,プログラミングのアルバイトをしたのも,「実践力」を培う機会になったと思います。就職活動ではこれらのことをアピールし,最も希望していたヤフーに入ることができました。

KCGで学ぶ皆さんも,学内だけにとどまらず,いろいろなチャンスを見つけて挑戦してほしいです。ヤフーは日本で一番使われているポータルサイトです。さらにユーザを増やしていくことに貢献したいと思っています。レベルの高い人たちとの出会いがたくさんあり,刺激の多い日々を過ごしています。

「作ってみたい」,その気持ちを確かな技術に。

中林 聡子先生

中林 聡子先生

京都コンピュータ学院 コンピュータアート科(現 アート・デザイン基礎科)卒業
元(株)東通勤務。「3DCG・映像研究」「プロジェクト演習」などを担当。

皆さんは「この映画はどうやって作られているのだろう?」「こんなイラストが描けたらいいな」と思ったことはありませんか? 私自身も高校生の頃,雑誌を見てグラフィックデザインを仕事にできたらいいな,と思っていました。

ほんの少しの興味や夢をきっかけに,実際に学んで技術力をつけ,同じ夢を持つ仲間とアイデアや考えをぶつけ合うことで,自分のセンスを磨いていけるものです。

“こんな作品を作ってみたい!”という気持ちが一番大切。KCGで夢をかたちに,アート・デザインを仕事にしてみませんか?

オールラウンドな人材。

立嶋 清雅先生

立嶋 清雅先生

京都情報大学院大学 応用情報技術研究科修了。
「.NET開発実習」「VB.NET実習1,2」「プロジェクト演習2」「PHP実習」などを担当。

いまだに継続進化しているICT(Information and Communication Technology)の世界。

ハードウェアの進化は日進月歩で行われ演算処理速度は高速化し,各システムをつなげるインフラに関しても「質の高いICTインフラの整備」を総務省が公表するなどインフラ環境も今後さらに進化するでしょう。また,小学校からプログラミングの授業が導入されるなど,現在ではICTの知識は不可欠なものになりコンピュータサイエンス以外の各種分野で活用されています。

ビジネス学系では,ICTのベースとなるプログラミングの知識・データベースの知識に加えてビジネスで必要なプレゼンテーション能力・会計知識,各コースで応用的に必要な専門知識を加えた学科とコースを有しています。

各種分野で活躍するオールラウンドな人材育成を目的としています。

世界を楽しくする方法を,一緒に探そう。

前納 一希先生

前納 一希先生

龍谷大学文学部卒業。京都コンピュータ学院ネットワーク学科卒業。
「ネットワークプログラミング」「メディアサーバ構築実習」「iOSアプリ開発」などを担当。

皆さん,コンピュータは好きですか? コンピュータサイエンス学系は,コンピュータの知識とソフトウェアの作り方,プログラミングを学びます。まずは一緒に簡単なプログラムを作ってみましょう。その瞬間から皆さんはクリエイターです。見える世界が一段広がります。

さあ,ここからが楽しいところです。もっと機能を増やしたい,ネットにもつなげたい,処理の速度を高めたい。ならどうする? 無数の手数と無数の手順,その中でベストを探る楽しさ,作ったものが生活を便利に,楽しくする喜び。

どこかの誰かの笑顔につながるプログラミングという素敵な技術を,KCGで一緒に学びましょう。

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