【2024年度最新】自動車業界にはどんな仕事があるの?職種・資格・将来性を紹介!

【2024年度最新】自動車業界にはどんな仕事があるの?職種・資格・将来性を紹介!
      

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投稿日:2022年6月28日|最終更新日:2024年7月5日

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子供の頃に憧れたスポーツカー、毎日の通勤を支えるマイカー、物流を担うトラック…。私たちの生活に欠かせない自動車。
そんな自動車業界は、今まさに変革期を迎えています。自動運転、電気自動車、コネクテッドカーなど、新しい技術が次々と登場し、未来のモビリティを創造しています。

そして自動車業界には、整備士、デザイナー、エンジニア、営業など、多種多様な職種があります。それぞれに専門性があり、やりがいも十分!

この記事では、自動車業界で働く魅力、具体的な職種、必要な資格やスキル、学校、将来性についてご紹介します。自動車の仕事に就きたい人、未来の交通サービスに関わる仕事が気になっている人は、ぜひそれぞれの職業を確認してみてくださいね!

自動車整備士:安全な走行を守るクルマのドクター

自動車の心臓部であるエンジンをはじめ、ブレーキやサスペンションなど、自動車の安全な走行を支える整備のプロフェッショナルです。日々の点検、整備、修理を通じて、お客様の安心・安全なカーライフを守ります。

仕事内容

  • 点検: 車両の状態を定期的にチェックし、異常がないかを確認します。エンジンオイルやブレーキ液の交換、タイヤの空気圧調整なども行います。
  • 整備: 車両の性能を維持・向上させるための作業を行います。エンジンやブレーキの分解・清掃、部品の交換などが含まれます。
  • 修理: 故障や不具合が発生した箇所を特定し、修理を行います。部品の交換や調整、修理箇所のテストなどが含まれます。
  • 車検: 車両が保安基準に適合しているかを検査し、必要な整備を行います。
  • 故障診断: 最新のコンピューター診断機などを使い、故障の原因を特定します。

資格

  • 自動車整備士: 1級、2級、3級、特殊整備士があります。資格等級が高いほど、高度な整備を行うことができます。
  • 自動車検査員: 車検の最終チェックができるため、整備士に加えて取得すると有利

実はクルマの整備には必ずしも自動車整備士の資格は必要ありません。エンジンオイルやタイヤ交換などは無資格でも行えますし、車検業者を通さず自分で車検を行う(ユーザー車検)も可能です。

しかし、プロとして本格的に取り組むには国家資格である自動車整備士の資格が必要になります。
就職の際も資格は採用を左右する重要な条件です。受験資格を得るためには必要な条件は以下の通りです。

【整備士資格の種類と必要な実務経験

3級自動車整備士:

  • 中学・高校・大学卒業後に実務経験1年以上 または 機械関係学部学科卒業の場合は実務経験6ヶ月以上

2級自動車整備士:

  • 3級資格取得後実務経験2年以上 または 3級整備士資格なしで実務経験4年以上
  • 自動車整備士養成施設(専門学校等)の2級課程を修了

1級自動車整備士:

  • 2級資格取得後実務経験2年以上
  • 自動車整備士養成施設(専門学校等)の1級課程を修了

特殊整備士:

  • 普通科の中学・高校・大学を卒業した場合実務経験2年以上 または 自動車整備系の専門学校等を卒業し、二級整備士資格を保有している場合は実務経験1年以上。自動車整備系の専門学校等を卒業し、特殊整備士課程を修了した場合は、実務経験不要

なるには

  • 専門学校: 自動車整備士の資格取得を目指せる専門学校に通い、知識と技術を習得します。4年制の自動車大学校などではより高度な専門知識と技術を習得できます。
  • 企業での実務経験: 整備工場などに就職し、実務経験を積みながら資格取得を目指すことも可能です。

将来性

自動車の進化に伴い、ハイブリッド車や電気自動車など、新しい技術に対応できる整備士の需要が高まっています。また、自動運転技術の発展により、整備の内容も変化していくことが予想されます。常に新しい知識や技術を学び続けることで、将来性のある職業と言えるでしょう。

やりがい

  • お客様の安全を守れること
  • 機械いじりが好きな人に向いている
  • 一生モノのスキルを身につけられる
自動車整備士を目指せる学校一覧

自動車車体整備士:車の美しさと安全性を蘇らせる修復のプロ

交通事故や災害などで損傷した自動車の車体を修復するスペシャリストです。フレーム修正や溶接、塗装など、高度な技術を駆使して、新車同様の姿に蘇らせます。自動車整備士資格の中の特殊整備士に分類されます。

仕事内容

  • 車体修理: 事故や損傷で変形した車体フレームを、専用の機械や工具を使って修正します。
  • 溶接: 切断されたり、破損した車体部品を溶接して接合します。
  • 塗装: 修復した車体に塗装を施し、元の状態に戻します。色合わせや仕上げの技術が求められます。
  • 部品交換: 破損した部品を新品に交換します。
  • その他: 車両の分解・組立、防錆処理、内装の修理なども行います。

資格

  • 自動車車体整備士: 特殊整備士のひとつである国家資格

なるには

  • 専門学校: 自動車車体整備士の資格取得を目指せる専門学校に通い、知識と技術を習得します。
  • 企業での実務経験: 車体整備工場などに就職し、実務経験を積みながら資格取得を目指すことも可能です。

将来性

事故車の修理需要は常にあります。高度な技術を持つ整備士は、引く手あまたです。また、自動車の軽量化や新素材の採用など、技術の進歩に対応できる人材が求められています。

やりがい

  • 車を元の姿に戻す達成感
  • 芸術的なセンスも活かせる
  • 社会貢献度の高い仕事
自動車車体整備士を目指せる学校一覧

板金塗装職人:車のキズやヘコミを消し去るスペシャリスト

車体の小さなキズやヘコミを直すプロフェッショナルです。パテや塗料を使い、熟練の技で元の状態に修復します。

仕事内容

  • 板金: ヘコミを特殊な工具を使って叩き出し、元の形状に戻します。
  • パテ付け: パテと呼ばれる充填剤を使って、ヘコミを埋め、表面を滑らかにします。
  • 塗装: 修復した部分に塗装を施し、周囲と色を合わせます。調色技術が重要です。
  • 磨き: 塗装面を磨き、光沢を出します。

資格

  • 特になし: 国家資格はないが、溶接や塗装、整備士の資格があると有利

なるには

  • 専門学校: 板金塗装を学べる専門学校に通い、基礎知識と技術を習得します。
  • 企業での実務経験: 板金塗装工場などに就職し、先輩職人から技術を学びます。経験を積むことで、一人前の職人へと成長できます。

将来性

高齢化による人手不足が進む中、高い技術を持つ職人の需要は高まっています。また、自動車の高級化やカスタマイズ需要の高まりにより、板金塗装の技術はますます重要になっています。

やりがい

  • 魔法のような職人技を身につけられる
  • 技術力次第で高収入も可能
  • 経験を積めば独立開業もできる
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二輪自動車整備士:バイクの性能を最大限に引き出すメカニック

オートバイやスクーターなど、二輪自動車の整備を行う専門家。バイク整備士。エンジン、ブレーキ、タイヤなど、二輪車特有の構造や部品に精通しています。

仕事内容

  • 点検・整備: エンジンオイルやブレーキ液の交換、タイヤの空気圧調整、チェーンの調整など、定期的な点検・整備を行います。
  • 修理: 故障や不具合の原因を特定し、修理を行います。エンジンやブレーキのオーバーホール、部品の交換などが含まれます。
  • カスタマイズ: お客様の要望に応じて、バイクの性能を向上させるための改造や部品交換を行います。

資格

  • 二輪自動車整備士: 1級から3級がある国家資格。ただし1級の試験は実施していない

なるには

  • 専門学校: 二輪自動車整備士の資格取得を目指せる専門学校に通い、知識と技術を習得します。
  • 企業での実務経験: バイク販売店や整備工場などに就職し、実務経験を積みながら資格取得を目指すことも可能です。

将来性

バイク人気は根強く、整備士の需要は安定しています。また、電動バイクの普及など、新しい技術に対応できる整備士の需要も高まっています。

やりがい

  • バイク好きには最高の環境
  • 専門性の高い技術を習得できる
  • お客様との距離が近い
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カーデザイナー:美しさと機能性を融合させるアーティスト

自動車のデザインを手がける、いわば自動車のファッションデザイナーです。スケッチや3Dモデリングなどを駆使して、新しい車のデザインを生み出します。

仕事内容

  • デザインコンセプト立案: マーケティング情報や技術トレンドを踏まえ、新しい車のデザインコンセプトを企画します。
  • スケッチ・レンダリング: 手描きのスケッチやCGを使って、デザインアイデアを視覚化します。
  • 3Dモデリング: コンピュータ上で3Dモデルを作成し、デザインを具体化します。
  • クレイモデリング: 粘土を使って実物大の模型を作り、デザインの細部を調整します。
  • プレゼンテーション: 関係者にデザイン案をプレゼンテーションし、フィードバックを得て改良を重ねます。

資格

  • 特になし。ただしカーデザインに関する専門知識や技術を学ぶため、美術系大学や専門学校への進学が有利

なるには

  • 美術系大学・専門学校: 工業デザインやプロダクトデザインなどを専攻し、カーデザインに関する知識や技術を習得します。
  • 自動車メーカーへの就職: カーデザイナーとして自動車メーカーに就職し、実務経験を積みます。競争率は高いですが、ポートフォリオやコンテストでの実績が評価されます。

将来性

自動車業界は常に新しいデザインを求めています。電動化や自動運転技術の進化に伴い、カーデザイナーの役割はますます重要になっています。優れたデザインセンスと技術力を持つ人材は、国内外で活躍できる可能性があります。

やりがい

  • 創造性を活かせる
  • 最新の技術に触れられる
  • 世界を舞台に活躍できるチャンス
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カーディーラー営業:お客様のカーライフをサポートするパートナー

自動車の販売を通じて、お客様のカーライフをサポートする仕事です。車の説明、試乗、契約手続きなど、お客様のニーズに合わせて最適な車選びを提案します。

仕事内容

  • 接客: お客様の来店対応、ニーズのヒアリング、車種やオプションの説明を行います。
  • 試乗: お客様に試乗していただき、車の性能や乗り心地を体感してもらいます。
  • 見積もり作成・契約: 車両価格やオプション、ローンなどの見積もりを作成し、契約手続きを行います。
  • 納車: 新車をお客様に引き渡し、操作方法などを説明します。
  • アフターフォロー: 定期点検や車検のご案内、故障時の対応など、納車後もお客様をサポートします。

資格

  • 特になし (普通自動車免許は必須): 自動車に関する知識は入社後の研修で習得できます。コミュニケーション能力や営業スキルが重要です。

なるには

  • 大学・専門学校: 営業職に就くための特別な学歴は必要ありません。コミュニケーション能力や接客スキルを磨くことが大切です。
  • 自動車ディーラーへの就職: 新卒採用や中途採用でカーディーラーに就職します。研修制度が充実している企業を選ぶと良いでしょう。

将来性

時代とともに自動車の販売方法は変化していますが、お客様との信頼関係を築き、最適な一台を提案できる営業マンの需要は決してなくなりません。また、電動化や自動運転技術の進化に伴い、新しいサービスや販売方法が登場する可能性もあり、常に学び続ける姿勢が求められます。

やりがい

  • お客様の笑顔が見られる
  • 人と接するのが好きな人に向いている
  • 頑張り次第で高収入も可能
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レーサー:極限のスピードで勝利を目指すプロフェッショナル

サーキットを舞台に、最高速度を目指して競い合うプロドライバーです。レースでの勝利を目指し、日々トレーニングやマシンのセッティングに励みます。

仕事内容

  • レース出場: 国内外のレースに参戦し、好成績を目指します。
  • トレーニング: 体力や集中力を維持するために、日々のトレーニングは欠かせません。
  • マシンセッティング: エンジニアと協力し、コースや天候に合わせたマシンのセッティングを行います。
  • スポンサー活動: スポンサー企業との関係を良好に保ち、資金調達や広報活動を行います。

資格

  • 国内A級ライセンス以上: レースに出場するには、日本自動車連盟 (JAF) が発行するライセンスが必要です。上位ライセンスを取得するには、実績を積む必要があります。

なるには

  • レーシングカート: 幼少期からレーシングカートを始め、レース経験を積みます。
  • レーシングスクール: プロレーサーを目指すための専門的なスクールで、運転技術や知識を学びます。
  • 下位カテゴリーのレース: フォーミュラカーやツーリングカーなどの下位カテゴリーのレースに参戦し、実績を積みます。
  • チームとの契約: レースチームと契約し、プロレーサーとして活動します。

将来性

狭き門ですが、才能と努力次第でトップレーサーとして活躍できる可能性があります。また、引退後は、レーシングドライバーの育成や自動車関連企業での仕事など、さまざまな道があります。

やりがい

  • スピードを追求するスリルを味わえる
  • チームで勝利をつかむ達成感を得られる
  • 世界を舞台に活躍できる
レーサーを目指せる学校一覧

まとめ:自動車業界で夢を叶えよう!

この記事では、自動車整備士、車体整備士、板金塗装職人、バイク整備士、カーデザイナー、ディーラー営業、レーサーなど、自動車業界で活躍できるさまざまな仕事を紹介しました。

自動車業界は、電気自動車や自動運転など新しい技術やサービスによって日々進化しています。だからこそ、自動車業界で働くことは、常に新しいことに挑戦し、自己成長を続けることができるチャンスに満ちています。

自動車業界には、あなたの夢を叶える仕事がきっとあります。この記事を参考に、自分にぴったりの仕事を見つけて、自動車業界で活躍しましょう!

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