理学療法士になるには?仕事内容や資格、年収、将来性…おすすめの学校も紹介!

  • 2020.02.28
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理学療法士になるには?仕事内容や資格、年収、将来性…おすすめの学校も紹介!
      
              

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投稿日:2020年2月28日|最終更新日:2024年6月19日

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理学療法士とは?

理学療法士は、厚生労働省が所管しているリハビリテーションの国家資格です。国家資格を持っていないと理学療法士を名乗ることはできません。
理学療法士はPT(Physical Therapist)とも呼ばれます。

リハビリテーション(リハビリ)とは、社会生活に復帰するための総合的な治療的訓練のことです。

同じリハビリの国家資格として理学療法士と作業療法士は比較されることが多いですが、作業療法士が日常生活をスムーズに送るための応用的動作(食事をする、料理をする、といった生活する上で必要不可欠な動作のこと)のリハビリテーションを行うのに対して、理学療法士はけがや病気によって身体に障害がある人やこれから障害が起こる可能性がある人に対して基本的動作(立つ、座る、歩くなど)についてのリハビリテーションを行います。

どちらも同じリハビリテーションの国家資格ですが、行うリハビリは異なるということですね。

では、理学療法士の具体的な仕事内容についてみていきましょう。

理学療法士の仕事内容とは?

理学療法士は体の動作の専門家です。
前述したようにリハビリテーションを行うことによって、日常生活を行う上での基本的動作の改善・維持を目指します。

理学療法の対象となるのは、脳卒中や脊髄損傷などによる「中枢神経疾患」や骨折や腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、四肢の切断などによる「整形外科疾患(運動器の障害)」、肺炎、ぜんそくなどによる「呼吸器疾患」、心筋梗塞や狭心症などによる「心疾患」、糖尿病や高齢化による「内科的疾患、体力低下」が挙げられます。

医師の指示のもと、これらの症状を改善・維持していくために行っていくのが次の理学療法となります。

●運動療法

関節可動域の拡大や関節の曲げ伸ばし、筋力回復など、実際に運動を行うことにより効果を望む療法です。
ベッドから起き上がることができないような早い段階からリハビリを行い、起き上がることができるようになったら、さらに筋力を回復させる療法を行っていきます。

●物理療法

体に痛みやしびれが残っている場合は、外部から物理的に刺激を与えて症状を可能な限り和らげていきます。具体的には温めたり冷やしたり、電気刺激や赤外線刺激など機器を用いて刺激を行っていきます。
直接マッサージを行うこともあります。

●日常生活活動訓練

ベッドから起き上がる、立つ、座る、歩くなどの日常生活を送るための動作を再び行うことができるように訓練を行います。家庭や社会に復帰するために、できることがたくさんできるようにサポートを行います。

●住宅環境の整備

自宅に戻って生活を送る際に、転倒をしてけがなどをしないように、ベッド周りや浴室、トイレなどに手すりをつけるなどの様々なアドバイスを行います。


他にも生活習慣病の予防や福祉用具の選定なども行っており、理学療法士の仕事の範囲は広範囲にわたっています。

理学療法士になる方法(資格取得方法等)

理学療法士は国家資格です。国家試験に合格し、理学療法士の免許を取得しなければ理学療法士を名乗ることはできません。

理学療法士になるには受験資格要件を満たさなければなりません。
受験資格は次のようになっています。

①文部科学大臣の指定した学校または都道府県知事が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したもの(卒業見込みを含む)。
②外国の理学療法に関する学校若しくは養成施設を卒業し、又は外国で理学療法士の免許に相当する免許を得た者であって、厚生労働大臣が①に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの
③法施行の際(昭和40年8月28日)現に文部大臣又は厚生大臣が指定した学校又は施設において、理学療法士となるのに必要な知識及び技能を修業中であって、法施行後に当該学校又は施設を卒業した者

つまり、理学療法士課程で3年以上学ぶ必要があります。
理学療法士を目指せる学校一覧

理学療法士国家試験について

では理学療法士の国家試験について詳しくみていきましょう。

【理学療法士国家試験】
受験案内の配布:前年10月下旬以降
 ※養成施設で入手、または郵送請求や窓口請求も可

受験書類の受付:前年12月中旬~1月上旬

試験日程(年1回):
 (1)筆記試験…2月
 (2)口述試験及び実技試験…2月

試験地:
 (1)筆記試験:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県
 (2)口述試験及び実技試験:東京都

試験科目:

  • 筆記試験
    • ア.一般問題
      • 解剖学
      • 生理学
      • 運動学
      • 病理学概論
      • 臨床心理学
      • リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
      • 臨床医学大要(人間発達学を含む)
      • 理学療法
    • イ.実地問題
      • 運動学
      • 臨床心理学
      • リハビリテーション医学
      • 臨床医学大要(人間発達学を含む)
      • 理学療法
  • 口述試験及び実技試験…重度視力障害者に対しては、筆記試験の実地問題に代えて以下の科目について行う。
    • 運動学
    • 臨床心理学
    • リハビリテーション医学
    • 臨床医学大要(人間発達学を含む)
    • 理学療法

合格発表:3月下旬

今後の理学療法士の将来性

理学療法士の国家資格取得者は増加しています。
しかし、高齢化社会が進んでいることやこれからさらに迎える超高齢化社会に向けて、理学療法士の数は不足しているといいます。
実際に医療機関だけでなく福祉施設からも需要があり、今後も需要は拡大していくと考えられています。

2060年には高齢者の人口比は40%になると言われており、これからも需要はあり続けると考えられるので、将来性は十分にあるといえるでしょう。

また、理学療法士の需要は医療や福祉だけでなく、スポーツの分野でも雇用があることからもわかるように。幅広く需要があります。スポーツトレーナーやインストラクターの資格取得や経験を積むことで活躍の場が広がるでしょう。

理学療法士の就職先

理学療法士の就職先には次のような場所が挙げられます。

  • 医療機関
    • 病院
    • 診療所 など
  • リハビリテーション機関
    • リハビリテーション施設
    • 訪問リハビリテーション など
  • 福祉施設
    • 介護老人保健施設
    • 身体障がい者療養施設
    • 児童福祉施設 など
  • 地域包括支援センター
  • 保健所
  • 理学療法士養成施設
  • スポーツチーム
  • フィットネスクラブ など
  • 理学療法士の平均年収・MAX年収

    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約432万円です。
    サラリーマンの平均年収が約414万円と言われていますので、あまり高くないという印象です。

    医療系の職種としても高いほうではありませんが、理学療法士はほとんど夜勤がない職種であることも影響しているといえそうです。

    ただし、年収は地域によっても大きく差があります。例えば東京都の求人のうち高額の年収の就職先だと最大800万円というところもあります。

    そのため平均だけみるとかなり低く感じてしまうかもしれませんが、就職先によってはかなり多くもらえる可能性があります。

    理学療法士に向いているのはこんな人

    多くの知識が求められる理学療法士ですが、試験に受かるための勉強だけではなく、日々進歩している医療の勉強を常に続けなければなりません。
    そのため日々学び続けることができることがまず求められます。

    そして勉強するだけでなく、患者さんの治療をする際には患者さんの体のバランスを保つ手伝いをしなければならないため、体力や筋力も求められるでしょう。

    また、体が思うように動かなくなった患者さんはストレスや不安を抱えているため、精神的に不安定になります。そのような患者さんに忍耐強くリハビリテーションを続けてあげなければなりません。患者さんのご家族も精神的に辛いと考えられますので、思いやりを持って接してあげられる優しさも必要になるでしょう。
    そのため、コミュニケーション能力が高く、患者さんやそのご家族の話を聞いてあげられる人は重宝されるのではないかと考えられます。

    理学療法士に関連する職業や資格

    ●作業療法士

    理学療法士の資格を持っている人は、作業療法士の養成校で2年以上学んだら作業療法士の国家試験の受験資格を得ることができます。

    前述したとおり、同じリハビリテーションの国家資格ではありますが担う役割が異なりますので、どちらも取得しておくことでより患者さんにとって良いサポートができるのではないかと考えられます。

    実際に“脚は理学療法士、手や肩は作業療法士の仕事”といわれることもあるようで、例えば脳卒中などで体が不自由になってしまった患者さんのリハビリテーションでは理学療法士が寝返りや起きること、座ることなどのサポートを行います。座れるようになったら今度は作業療法士が座って食事をとることができるようにする、といったサポートを行います。
    両方の資格があれば、すべての作業をしてあげることができるようになるのです。

    そうは言っても国家試験ですので、働きながら簡単に取得できるというわけではありませんし、両方の資格が必ずしも必要になるとも限りません。
    就職先に困らないようにするため、患者さんのためなど、明確な目標があった方が両方の資格を取得するモチベーションになるかもしれません。

    ●柔道整復師

    理学療法士は人の身体をケアする仕事ですが、同じように怪我した人を助ける職業として、柔道整復師があります。

    理学療法士と異なり、医師からの指示が必要なく治療ができて、独立開業が可能な国家資格です。脱臼や骨折などの施術ができるので、スポーツの世界でも活躍の場を広げています。

    ●スポーツリハビリトレーナー

    スポーツチームでドクターやコーチと協力しながら選手の健康管理やケガの応急処置、リハビリテーション、マッサージなどのサポートを行うトレーナーです。

    スポーツリハビリトレーナーの資格自体はありませんが、理学療法士などの医療系の資格を所持していると選手に行えるリハビリやトレーニングの範囲が広がります。

    理学療法士を目指せる学校一覧

    理学療法士に関連するおすすめの専門学校

    ここからは、おすすめの理学療法士に関連する専門学校をご紹介します。
    いずれも理学療法士に関連する分野でとても評価の高い学校なので、理学療法士について専門的に学びたいという方には最適な学校です。

    日本リハビリテーション専門学校【東京都豊島区】

    ◆関連学科:理学療法学科

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    日本リハビリテーション専門学校の詳しい紹介はこちら

    東京メディカル・スポーツ専門学校【東京都江戸川区】

    ◆関連学科:理学療法士科

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    多摩リハビリテーション学院専門学校【東京都青梅市】

    ◆関連学科:理学療法士科

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    関東リハビリテーション専門学校【東京都立川市】

    ◆関連学科:理学療法士科

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