総合的な人間力と確かな指導力を持った「一流の教師」を育成します。
- 卒業後の主な進路
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- 小学校教諭
- 学校教員
- 司書教諭
- 体育教諭
- 募集定員
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200名
- 修業年限
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4年
- 初年度納入金
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1,468,210円(学費・諸経費含む)
※寮費用・留学費用別途必要
≪学部の特色≫
❶一流の教師として重要な資質能力を育成する
綿密に構成された教育課程に加えて、「夜間学修」「夜間講座」を行い、学修内容の深化・発展を図り、「教師としての重要な資質能力」を総合的に育てます。
❷1年次からの「学校現場研修」で優れた指導力を養う
教育現場で強く求められている「児童・生徒を理解する力」「授業力」「児童・生徒指導力」「ホームルーム経営の力」を育てるため、1 年次から小学校・中学校・高等学校で「見学・研修」「学習支援」「授業などの実習」を計画的に積み重ねます。
❸望ましい人間形成のための学生寮生活
全員が、寮生活を通して「対人関係能力」「正義、寛容、思いやり、理解と共感、役割と責任」など、良き生活習慣を身につけ、品性に富んだ教師としての人間形成を目指します。
❹夜間学修で万全の教員採用試験対策
夜間学修は、「専門教科の学力向上」と「教員採用試験対策」を目的としています。「専門教科の学力向上」は、個々の学生の到達度に合わせてきめ細かく指導します。「教員採用試験対策」は、専門科目に加えて一般教養、教職教養、小論文、模擬授業および面接対策などを実施します。
❺生きた英語力の育成と海外教育視察研修
英語専修と初等教育コース(英語)は 5 か月間、他の専修コースは 4 週間、英語の母国・イギリスに滞在して「生きた英語力」を磨きます。さらに学校現場を訪問して、学校制度や教育指導のあり方などについて国際的視野から研修を実施します。
<取得可能な免許状と教科>
・国語、社会、数学、理科、保健体育、英語の各専修は、卒業と同時に中学校教諭1種免許状と高等学校教諭1種免許状を取得することができます。また、所定の単位を修得することで、小学校教諭1種免許状も取得可能です。
・初等教育コースは、卒業と同時に小学校教諭1種免許状のほか、特定教科の中学校・高等学校の1種免許状を取得することができます。
専攻・コース一覧
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国語教師のプロフェッショナルとして必要不可欠な3つの能力を養います。
「楽しく、力のつく授業ができる一流の国語教師」を目指すための充実した講座の中で、幅広く深く学修をします。日本のことばと文字をダイナミックに学ぶ国語学や日本語学、古代から現代までの文学作品を縦横に読みこなして複眼的な思考力を培う国文学や漢文学。そして、現場経験豊かな教員指導のもと、教育改革に対応した授業を展開する方法を学び、指導案作りや模擬授業を通して実践的な力を身につけていきます。
❶「ことばと文字についての確かな専門知識」
高等学校までに学んだ国語についての知識を、「国文学概論」「国語学概論」「漢文学概論」などの講座を通して専門知識に深化させます。古代から現代までの言語、文学に関する「知識」を複眼的に学修していくのです。文献資料や視覚教材を多用し、中学校・高等学校の教科書や副教材なども活用した講義により、国語教師として不可欠な「生きた知識」が修得できます。
❷「新時代の学習に対応できる思考力や創造力」
教育現場では、生徒個々人の理解力や時代の状況に即して臨機応変に対応する力が求められます。そのためには、書籍・論文や資料を精緻に読み、じっくりと深く考える訓練が必要です。知識だけではなく、「考える力」を学ぶのです。「国文学講読」「漢文学講読」「国文学演習」「国語学演習」「名著講読」などでは、新たな発見から課題解決の力が大いに高まることでしょう。
❸「楽しく、力のつく授業を展開する指導力」
上記の1、2をしっかり身につけても、それはエキスパートにすぎません。真のプロフェッショナルとは、身につけたことをもとに楽しく魅力ある授業を展開し、目の前の生徒たちの力を高めていくことのできる人です。現場経験豊かな教員による「国語科教育法」「書写」「音声表現法」などの講座を通して方法論を学び、指導案作成や模擬授業の実践を積みます。 -
講義形態は大きく分けて3つあり、それぞれ学修の目的が異なります。
中学校社会科(地理・歴史・公民分野)、そして高等学校地歴科、公民科の教員免許を取得するために、人文科学、社会科学を幅広く学修します。現代社会が持つ諸課題について理解を深めることはもちろん、教師となったときにその知識を有機的に結合させて、生徒たちに理解させるための方法や技術も模擬授業などを通して身につけていきます。
❶社会科目の知識をより深めるための様々な切り口
「社会専修の学生が最初に履修するのは「概説」と呼ばれ、社会科に関する知識を高校よりも高いレベルで学ぶための講義です。例えば、「日本史概説」では「江戸時代の三大飢饉」「日清戦争と戦後経営」といった切り口で各時代の特色を解明していきます。また、「政治学概説」では「政党」「国家」「民主主義」などについて理解を深めます。
❷得た知識を次につなげるための学修と経験
次に、「演習」と呼ばれる科目があります。すでに得た知識をもとに自分自身で考えること、または考える方法を学ぶことが目的です。分野によって学修の方法は異なり、「西洋史演習」では専門書の講読を行い、「地誌学演習」ではフィールドワークにも出かけます。これらの経験は、実際に教師になったときの教材研究に生かされることでしょう。
❸実際の現場を見据えた実践的な講義
最後に、「教育法」です。これは、まさに教師になるための実践的な講義です。授業で教えなければならない内容は何か、そのためにどのように授業を組み立てるのか、どう評価するのかを学びます。そのうえで模擬授業を行い、教育実習に備えます。 -
専門知識を高めるとともに、指導技術を身につけます。
数学は自然科学や社会科学、人文科学などに応用されています。数学教育の充実が産業や経済の発展を支えるとも言われる現代。数学専修では、代数学、幾何学、解析学、確率・統計、コンピュータの基礎など新しい時代に対応した数学を学んでいきます。さらに、教授法や教材研究などを学び実践的な指導力を身につけていきます。
❶分野を超えた関連性に気づくための高度な専門的知識
数学に関する専門的な知識を身につけるための科目として、「代数学概論」「幾何学概論」などの必修科目があります。それぞれ高度な専門的知識についても学びますが、それは今後指導する数学的素材を、高い視点から眺められるようにするためです。全く別のように見えていた分野でも関連性がつかめるようになり、数学という学問の豊かさを感じとることができるでしょう。
❷演習により培う論理的な思考力と自由な発想力
演習科目では、対応する概論科目においてそれぞれ学んだ理論や知識を具体的な問題に適用し、解決のための筋道を考えるという経験を積むことで論理的な思考力を養います。さらに、1つの問題を様々な角度から捉え、異なるアイデアによる複数の解法を考えることで自由な発想力を培うことができるのです。
❸実践的なトレーニングを通じ、身につける指導技術
教育課程および指導法に関する科目として、「数学科教育法」があります。指導技術を向上させるための基本的な考え方を理解し、さらに教材研究、指導案作成、模擬授業などの実践的なトレーニングを通して「良い授業」を創造するための方法を学んでいきます。 -
講義と実験を通して全領域を総合的に学びます。
自然科学に関する専門性を高めること、理科教員としての基本的素養、能力を養うことを目的とし、物理、化学、生物、地学を講義や実験、実習を通して修めます。また教育系の学部として理科教育を幅広く学修。さらに、将来教師になったときの引き出しを増やすために、初等や中学、高校理科教育の歴史、教授法、学修論も学びます。
❶理科 4 科目と理科教育の学び
理科専修には理科4科目(物理、化学、生物、地学)と理科教育を学ぶ授業があります。理科4科目の概説を1年次に、実験を2・3年次に学びながら、自身の興味に合わせて各分野の選択科目を履修し、理科教員に必要な学力を養成します。同時に理科教育では授業方法の基礎を学び、「教育実践演習」などの現場実習を通した実践への基礎とします。
❷実践の場で活躍するための概説、実験、選択科目
物理、化学、生物、地学の「概説」「実験」が必修科目です。「概説」ではそれぞれの分野における科学知識を補充しながら幅広く紹介。「実験」関係の講義は将来、理科教育の実践の場で活躍できる教師を育成する目標のもと、5つの実験室など充実した設備と内容で実施。また、選択科目として各分野に設けられている「演習」などで、先進的内容の学修を進めていきます。
❸学内外での実践的な学びの機会
講義により学修した授業方法を試し、実践的な学びに結びつけるため、豊富な学内・学外での研修が用意されています。「教育実践演習」では学校現場研修を行い、3年次には附属校で実際に授業を体験します。また、理科専修の教員と学生が主催する小中学生対象の科学教室や大学祭での体験企画など、実践的な学びの機会が設けられています。 -
体育理論と運動技能を身につけます。
保健体育専修では、単に運動技能や指導技術に優れているだけでなく、「知・技・心」の調和がとれ、保健体育の指導を通して学習者の望ましい人間形成を促す教師、生徒指導において集団のリーダーとなる教師を養成します。さらに、スポーツを科学的に指導していく力や、部活動の指導者としての力量を身につけられるように心掛けていきます。
❶保健体育の指導に必要な幅広い領域の学び
得意な運動種目に励み、より高い技能を発揮できるよう努力することは価値があります。しかし、それだけでは保健体育の教師にはなれません。保健体育は、きわめて広い領域を持つ科目です。体育で扱う教材の中に自分の得意とする運動科目があったとしても、それは保健体育のほんの一部です。また、上手に行えるからといって教え方がうまいとは限りません。
❷学年ごとに発展していく授業内容
1・2年次には、「体育原理」「解剖学・生理学」といった保健体育を下支えする基礎的な講義と、体つくりや陸上競技などの中心となる実技を学びます。2年次からは「保健体育科教育法」などの教科教育の科目も加わり、3・4年次にはその発展としての教材研究、授業研究を行います。また、2年次以降に武道やダンス、各種球技も学びます。
❸教育現場と夜間学修で培われる実践力
さらに、1年次より教育現場での研修によって児童・生徒と直接関わる時間を持ち、授業や生活指導、部活動指導などの実践力を身につけます。夜間学修では、幅広い実技指導能力と各自の専門種目における実践力の向上を目指し、教員採用試験に向けて対策を積み重ねていきます。 -
高度な英語コミュニケーション能力、授業実践能力を育成します。
英語専修の学生は、1年次9月から5か月間のイギリス留学に出発。イギリスでは、英語力の向上はもちろんのこと、英語学、英語文学などを幅広く学ぶ機会があります。またイギリス国内の学校を訪問し、教育システムの違いを学ぶこともできるのです。帰国後は英語を教える技術の向上を目指して、英語教育に関する専門知識を増やし、その実践能力を高めていきます。
❶「英語で英語を指導する力」を身につける
英語教員養成の第1の柱はイギリス留学です。留学先は日本人への英語教育に30年以上の歴史を持つ教育機関であり、特に「聞く力」「話す力」の伸長に大きな効果を上げています。帰国後には「英語科教育法」「クラスルームイングリッシュ」など、実践的授業が設けられ、模擬授業や討論を繰り返しながら「英語で英語を指導する力」を養成します。
❷英語の専門的知識と高度なコミュニケーション能力
英語の専門知識と英語によるコミュニケーション能力は英語教師にとって欠くことのできない両軸です。英語専修にはそれぞれを成長させる科目が用意されており、「英語音声学」「英語意味論」「英語史」は英語に関する深い理解を、「エッセイライティング」「英語ディベート」は高度なコミュニケーション能力を育成し、優れた英語教員を養成します。
❸少人数のセミナースタイルで更なる知識と理解を深める
英語への知識と理解を深めるために、英語学、英文学の内容を幅広く学ぶカリキュラムを準備しています。授業は少人数制のセミナースタイルを中心とし、発言を通して英語力も身につきます。「英語スピーチコミュニケーション論」「異文化理解概論」では英語による自己表現と他者理解の力を引き上げると同時に、国際的視野を広げます。 -
10教科を総合的に学び、小学校教諭に必要な指導力を身につけます。
イギリス留学の経験を生かし、小学校での「外国語活動」に自信を持って取り組むことができるようになるほか、ICT(情報コミュニケーション技術)教育に対応できる技能を習得します。また、1年次から小学校での「学校現場研修」を行い、小学校教諭としての実践的指導力を身につけます。さらに小学校教諭1種免許状のほかに、全員が1教科を選択して、中学校・高等学校1種の教員免許状も取得します。
❶確かな専門知識の修得
初等教科科目として、必修科目の10教科(国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、英語)を履修し、各教科への理解を深めます。さらに、選択科目の「児童心理学」「初等ICT教材研究」「英語活動と英語教育」などが準備されており、これからの小学校教諭に求められる資質・能力を身につけることができます。
❷実践的指導力の養成
必修科目を学ぶと同時に、選択科目である「児童心理学」「英語活動と英語教育」などの学修を通して小学校教諭に求められる指導力の基礎となる知識を身につけます。同時に1年次からの学校現場研修などを通して小学校教諭としての具体的な指導のあり方を学び、学内での学習指導案作成や模擬授業などに活かします。理論や知識の学修と実戦経験の反復により、学生は優れた小学校教諭へ成長していきます。
❸小学校・中学校・高等学校全ての教員免許状を取得
小学校・中学校・高等学校の1種免許状を全て取得し卒業します。教科担任制や小中一貫教育への対応などにおいて、全学校1種の免許取得は大きな武器になります。