法学部

募集定員

920名

修業年限

4年

<法律学のパイオニア>
わが国有数の「法」の学舎として、多くの優れた法曹を輩出してきた明治大学法学部。
2004年12月には故布施辰治弁護士に、韓国政府から「建国勲章」(日本人初)が授与されるなど、
建学の精神は、今も脈々と受け継がれています。

<5つのコース制>
・ビジネスローコース
・国際関係法コース
・法と情報コース
・公共法務コース
・法曹コース

法学部では、卒業後の進路を想定した5コースが設置されています。
入学後半年間、法律の基礎や教養科目などを学んだうえで1年次の10月にコース選択を行い、
2年次から各コースに分かれ専門性を身につけます。
大学に入り、後に学びたいこと、将来の進路が変わることは多々ありますので、
3年次に法曹コース以外のコースへの変更も可能です。

<法学部の進路・就職>
◆卒業生の進路
 法学部卒業後の進路には、
 ①民間企業・団体に就職する、②公務員として官公庁に就職する、③法曹(裁判官、検察官、弁護士)を
 目指して法科大学院(ロースクール)に進学する、④法学の研究者になる、または法律について
 より高い専門知識を身につけるために大学院に進学する、など多くの選択肢があります。

 法学部では、学生一人ひとりが在学中に将来の夢を見つけ、具体的な進路を決定できるよう、
 5つのコース制を採用しているほか、さまざまなキャリアサポート(就職活動支援)を実施しています。
 また、進学を希望する学生には、早期卒業制度も設けられており、夢に向かって効率的に学べる環境を整えています。

◆法学部独自のキャリアサポート
 法学部では、3年生を対象に一人ひとりの個性や、個人がもつ強みを客観的に判断でき、
 職業や職種を選ぶ際に参考になるR-CAP(適職診断テスト)と、専門・専攻にかかわらず、
 大卒者として社会で求められる汎用的能力・態度・志向を測定するPROG(強み発見テスト)を実施しています。

 結果が出た後には、「診断セミナー」を実施し、診断結果の解説や、
 将来の進路選択へのいかし方などのフォローアップも行っています。
 就職活動が本格的に始まる頃には、エントリーシート対策、面接対策なども実施しています。

初年度納入金

1,317,300円

専攻・コース一覧

  • ビジネスローコース

    ◆ビジネスにかかわる法律を重点的に学ぶ

    将来、ビジネスの世界で活躍したい学生を対象としたコースです。企業や団体の活動には、多くの法律がかかわっています。たとえば、自社で開発した技術を他社に無断で使用されないためには「知的財産法」、従業員の雇用には「労働法」の知識が不可欠です。そのため、大規模な企業や団体には、法律問題に対応する「法務部」などの部署が設けられ、企業の組織や活動に関する法律の知識を持つ人材が求められています。
    このコースでは、企業の法務担当として活躍したい人、自ら会社を起こしたい人、ビジネスロイヤー(企業弁護士)を目指す人などのために、ビジネスに欠かせない法を学びます。「憲法」「民法」「刑法」「商法」「民事訴訟法」「刑事訴訟法」の基本六法を修得するとともに、特に企業の組織や活動を理解するため「商法」に含まれる「会社法」や、そのほか「労働法」などを学ぶことにも重点を置いているのが特長です。また、ビジネスにかかわる先端的・実践的な科目も選択できます。英語で法律を学ぶ科目も設置されていますので、国際的に活躍できるビジネスロイヤーを目指し、海外のロースクールへの進学を希望する学生などにも適したコースです。

    【目指す将来の進路】
    ・企業経営や経済活動に関する豊富な法的リテラシーを持つビジネスパーソンとして、企業や団体で活躍する
    ・ソフト商品を扱う企業で知的財産権の管理と活用によって法的な観点から経営戦略を立案する
    ・企業組織の内部統制システムの構築と実践に取り組み、企業の法務部門で契約を有利に進める戦略を練る
    ・海外との取引や海外子会社設立及び海外での事業活動の展開など、国際的なビジネス法務に携わる

    募集定員

  • 国際関係法コース

    ◆国家や個人が国際的な活動をするときのあり方を考える

    国際社会は、それぞれ人種や言語、宗教、歴史、文化などの背景が異なるたくさんの国家によって構成されており、国家間のやりとりにおいて、誤解や対立が生まれることも少なくありません。ときには紛争に発展することさえあります。「国際関係法」は、そのような国家間、あるいは異なる国籍を持つ人々の関係を、平和で安定的なものにするために形成されてきた法です。「国際関係法」は、国家間に共通のルールを設ける「国際法」と、対外関係に関連する各国の「国内法」とに分類できます。「国際法」は主に国家に適用され、個人や企業に対しては主に「国内法」が適用されます。このコースでは、国や個人が国際的に活動する場合、どのような法的ルールが適用されるのか、紛争が発生した場合、どのように処理されるのかを学びます。また、法律にかかわる科目だけでなく、世界各地の文化を学ぶ科目を数多く設置しているのもこのコースの大きな特長です。国際社会を理解するには、背景にあるそれぞれの歴史や文化なども知っておく必要があります。世界各地の多様な社会への理解を深めることで、将来、グローバルに活躍できる人材を育成します。

    【目指す将来の進路】
    ・国連などの国際機関で活躍
    ・海外の日系企業で現地のメンバーと協働するビジネスパーソン
    ・人権・環境・経済援助などの活動をするNGOで活躍
    ・メーカー・商社などの輸出入や投資にかかわる部門で活躍

    募集定員

  • 法と情報コース

    ◆ICT社会の問題点と法を用いた対処法を学ぶ

    ICT社会の中で、情報処理・情報マネジメントに関する基本的素養とICT社会の法的課題に対処する能力は必須のものです。新たに発展するネットビジネスにおいても、コンプライアンスだけではなく、透明性と説明責任と迅速な危機管理が求められています。そのためには、情報と関連する法制度を正確に理解して基礎を固めること、そして、最新の動向に対応できる柔軟な応用力が求められます。「法と情報コース」では、必要な法情報を的確に獲得する能力をもち、ツールやコンテンツを使いこなし、問題に適切に対処できる人材の育成を目標としています。その目標を達成するため、「情報法」、「サイバー法」、「法情報学」の必修科目が設置されています。また、AI、IoT、情報セキュリティ等の、ICT社会の基本構造や今後の動向を知るための科目も設置されています。

    【目指す将来の進路】
    ・企業の情報財・知的財産権の管理・運用担当者
    ・国・地方自治体の電子化された業務の管理・運用担当者
    ・企業等の情報セキュリティ・危機管理の担当者、アドバイザー
    ・行政機関、企業などにおける個人情報保護担当者

    募集定員

  • 公共法務コース

    ◆公務員に必要とされる法の知識を重点的に学ぶ

    このコースは、国家・地方公務員や、国会や裁判所の職員、国税専門官、労働基準監督官などの法律関連の専門職に就くことを希望する学生のために用意されています。将来、行政に携わるために不可欠である法律の知識はもちろん、国民や住民に対して質の高いサービス活動を行えるよう、幅広い知識や教養を身につけることを目標にしています。
    近年、公務員を志望する学生は増加し続ける傾向にあり、今後も継続することが予想されています。公務員になるためには、国家公務員試験(総合職・一般職)や、地方公務員試験などに合格しなくてはなりません。国税専門官や労働基準監督官などの専門職も、それぞれ採用試験に合格する必要があります。そのため、公務員試験や各種採用試験に共通する「憲法」「民法」「行政法」を中心にしたカリキュラム構成になっています。
    このコースを選択する学生の多くは、将来公務員を目指していますが、行政にかかわる法律の知識をいかして、一般企業などに就職している学生も多くなっています。

    【目指す将来の進路】
    ・国家・地方公務員として行政に携わる
    ・国会の事務局・法制局などに勤務し、立法にかかわる仕事に携わる
    ・行政書士の資格を取得する
    ・税理士の資格を取得する

    募集定員

  • 法曹コース

    ◆裁判官、検察官、弁護士など法のエキスパートを目指す

    このコースは、裁判官、検察官、弁護士を目指す人や、司法書士や裁判所の事務官などを目指す人を対象にしています。裁判官、検察官、弁護士になるためには、卒業後、法科大学院に進学・修了もしくは司法試験予備試験を通過して、司法試験に合格しなければなりません。そのため「法曹コース」は、法科大学院と連携し、法律基本科目である「憲法」「民法」「刑法」「行政法」「商法」「民事訴訟法」「刑事訴訟法」の7科目を中心に、法律学を体系的に学べるカリキュラムを用意しています。また、法律基本科目以外にも、専門分野に特化した法律を扱う科目も数多く設置しており、いずれも現代社会の動きと切り離せない先端的な内容です。また、早期卒業制度を活用することで、効果的かつ早期に「法曹」へ進むことができるようになります。

    【目指す将来の進路】
    ・裁判官・検察官・弁護士・司法書士などの法律専門家
    ・明治大学をはじめとする全国の法科大学院への進学
    ・大学教員などの法律研究者
    ・明治大学をはじめとする全国の大学院法学研究科への進学

    募集定員

詳細を見る

商学部

募集定員

1,150名

修業年限

4年

<明治大学商学部について>

 大学にはビジネス系の学部がいくつかありますが、商学部もそのひとつです。
 「商」の文字がついているため、商人や商取引きなどを学ぶ学部と考えている方もいるかもしれませんが、
 商学部で学ぶのは、ビジネスの世界をさまざまな角度から総合的に研究することなのです。
 その中には経済、経営、流通、そして金融も含まれてきます。

 このような理由から、明治大学では商学部で学ぶ内容を「総合的市場科学」と呼んでいます。
 市場とは単にマーケットをさすのではなく、ビジネス活動のあらゆる局面が集約される場であり、
 ここから経済活動を詳細に分析し、科学していくということなのです。
 もう少し平易に説明するとすれば、商学部はビジネスのプロフェッショナルを育てる学部ということが出来ます。

◆科目選択の自由度を高めた「ゆるやかなコース制」
商学部では、商学科一学科制を大きな器とし、学生が商学のあらゆる分野の基礎を学んでから進路を自由に選べる3年次からのコース制の採用や、従来であれば、卒業要件外となっていた科目をフリーゾーン単位として卒業単位に振り替えることを可能としています。このように商学部のコースとカリキュラムは、現在の情報化とグローバル化の動向をふまえて、<実学-理論>と<情報化-グローバル化>を軸とした7コースを設置し、学生の多様な志向に応えています。

◆「何を学びたいか」で「コース」を選ぶ
大学での2年間の学習を基に多彩なコースを選択することが出来ます。

初年度納入金

1,316,000円

専攻・コース一覧

  • アプライド・エコノミクスコース

    経済学の基礎理論や経済活動の歴史を踏まえて、経済政策や国際経済に関する応用理論を学び、経済問題に対する分析能力を養います。

    【特徴】
    1、2年次で行われた経済学の基礎理論と経済活動の歴史についての学習を踏まえ、3、4年次には、その応用理論としての政府の政策や現状を分析する方法、国際的な経済活動を分析する方法について学習します。このように4年間を通じて日本経済と国際経済を体系的、段階的に学習し分析方法を修得することができるように、科目が設置されています。

    募集定員

  • マーケティングコース

    交換・取引の仕組みを社会経済的視点と個別企業の視点から扱い、交通の理論・歴史・政策や商業の役割についても広く学習します。

    【特徴】
    『流通・マーケティング部門』
    本コースの学問としての特徴は、効率的な製品流通を実現するための全経営技術に研究対象が及ぶことです。工学的な製品開発から、消費者の購買心理までが研究の射程に含まれます。マーケティング・マネージャーの仕事は、製品を企画し、開発し、それをいつどれだけつくって、どこへいくつ運び、いくらで売るために、どれだけの販促をするのかを決めることです。やっていることは製品企画だけでなく、予算の策定、広告ミックスの算定、商業者との交渉、プロモーションの日程、そして最後は利益責任を負うこと、つまりは会社の仕事そのものなのです。

    『交通部門』
    交通部門の主な講義科目には、交通論、都市・地域交通論、物的流通論、国際交通論、観光事業論があります。どの科目でも、基礎的な交通理論や流通理論を土台として、それぞれの専門分野を学ぶことになりますが、そこで重視しているのは、現実の課題を的確にとらえ、その解決のためのアプローチを理論的かつ実践的に考える姿勢です。また、広く海外の事例を参照する「国際比較」の観点や、問題の背景についての「歴史的考察」も重視しています。

    募集定員

  • ファイナンス&インシュアランスコース

    銀行・保険・証券のシステムを学習し、金融の世界において将来、スペシャリストとして活躍するための基礎力を養います。

    【特徴】
    『金融・証券部門』
    ファイナンスは、2つの部門に分けることができます。一つは、マネーの動きや金融政策、国際金融、金融機関などを学ぶ金融部門。もう一つは、コーポレートファイナンスや証券分析、機関投資家、金融派生証券を学ぶ証券部門。この2つの部門は、実際の金融取引で相互に深く関連しています。ファイナンス関連の講義を一通り受講すると、基礎知識や実務への応用、実体経済との繋がりなどを理解できるようになります。また、ファイナンス取引は、日本国内にとどまらず、外国との繋がりも強いため、海外関連のニュースに対する理解も深まります。このようにして習得した専門知識を活かして、ファイナンス関連の資格を取ることも可能です。ファイナンシャル・プランナー(FP)や証券アナリストなどがその代表例です。

    『保険部門』
    保険市場の理解に不可欠な科目である保険学、生命保険論、損害保険論、社会保障論、さらにリスク処理手法全般について専門的に学ぶための保険リスクマネジメント論が配置されています。また隣接分野の金融と証券関係の科目を履修することで、保険を中心に、リスク処理に必要な専門知識と最先端の動向を包括的に理解することができます。

    募集定員

  • グローバル・ビジネスコース

    世界と日本との貿易・経済関係や、そこでの企業活動について学習し、貿易実務や国際経営活動の実践的能力の養成をめざします。

    【特徴】
    貿易の歴史、理論、政策(マクロ)および国際マーケティング、貿易商務論、実践的バーバル・ビジネス英語(ミクロ)の双方から貿易論にアプローチします。現在の世界は目まぐるしく変化し、経済のグローバル化もすすんでいます。このような世界で活躍するためには広い視野と分析力が必要です。グローバル・ビジネスコースではこのような見識を身につけます。

    募集定員

  • マネジメントコース

    現代企業の経営について、基礎から実践に至るまでの体系的知識を習得し、企業経営において中枢的役割を担う人材を育成します。

    【特徴】
    現代社会の企業経営の実態について正しく理解するうえで必要となる体系的な知識を得ることができます。そのために、経営戦略論・経営哲学・生産管理論・経営労務論・労使関係論・情報管理論といった基礎科目と同時に、経営情報システム論・国際経営論のような現代的なテーマを扱う講義も設置されています。

    募集定員

  • アカウンティングコース

    会計国際化の動向と会計制度変革のダイナミズムを理解し、幅広い教養と高い問題解決能力を有する専門職業人に必須の会計理論を学びます。

    【特徴】
    1・2年次に、「簿記学A・B」や「会計学総論A・B」、「会計特殊講義A・B」を履修している方が多いと思います。こうした講義科目は、“アカウンティング・ワールド”を切り開くためには必須の道具ですが、十分とはいえません。“アカウンティング・ワールド”では国際化が進み、会計上のルールは、簿記学とは異なる世界へと進化しています。特に、金融危機などへの対応や企業の戦略決定において、経理財務・経営管理に関心が高まり、会計に占める比重も大きいです。本コースのカリキュラムは、全体として、会計プロフェッション(公認会計士や税理士など)になるための各種試験にも対応した構成となっていますが、会計が企業の違いを超えて、利用し伝える技術であることを忘れないで下さい。

    募集定員

  • クリエイティブ・ビジネスコース

    変革期にある日本経済に活力を生み出すニュー・ビジネスを創造し、的確にビジネス・チャンスを把握し得る、起業精神に富んだ人材の育成を目指します。

    【特徴】
    他の6コースが社会科学の伝統的な学問分野に基礎を置いているのに対して、当コースはまずビジネスの創造という目標があり、そのために必要な科目が配置されています。これらの科目のテーマは最新かつ斬新なものが多いのですが、1・2年次に配置されている総合教育科目、基本科目を基礎としており、また、他コースの科目とも密接な関連があります。履修の仕方によっては各自の目的を、幅広い知識の習得にも系統的な学習にも置くことが可能です。
    また、他のコースに比べて比較的少人数の講義が多いことから、実務家を含む多彩な講師陣との交流を通じて、より効果的な学習が可能になります。

    募集定員

詳細を見る

政治経済学部

募集定員

1,150名

修業年限

4年

ー学部ではない、まさにひとつの大学だ!ー

 政治経済学部は、通常「学部 Department」から想像するよりも、はるかに大きな規模を誇り、
 そして驚くべきバラエティに富んだ科目が勉強できるところです。
 まず教員の人数を見ただけでも、フルタイムの教員が100人余り、
 それにパートタイムの先生が140人というとんでもない人数です。
 この大勢の教授陣が、年間1500もの授業を、5000名もの学生を相手に講義しているのです。

 科目の内容からいっても、いわゆる人文系の外国文学や日本語文章論、
 民俗学・社会心理学・マスメディア論など社会学系のもの、
 そして政治・経済・地域行政の専門に関しても、歴史あり、理論あり、
 コンピュータを利用した解析あり、とさまざまな範疇に入る科目が並んでいます。
 ひとつの学部でこれだけバラエティに富んだ陣容を誇るところは、わが国でもそうあるものではありません。

ー政治経済学部は「人」がいのちー

 政治経済学部は、特別な設備や奇抜な趣向を売りにはしていません。
 教員の学識と人格、そして学生諸君との直接の交流がすべて、といっても過言ではないほど、
 「人」を通してアカデミズムの世界に導く、という大学の基本に忠実なところです。
 教師は、授業はもとより、コンパや合宿での学生たちとのふれあいを重視し、 
 オフィス・アワーなどを設けて個別指導を行っています。

 また、クラスやゼミで、一生の友を得ることもあるでしょう。教師と学生、学生同士が向き合ったところで、
 質疑応答を繰り返し、ディベートをし、助け合い、励まし合い、競い合って、お互いの能力と人格を研鑽できるのです。
 政治経済学部の教員は、学生たちのチャレンジを受けとめ、さらに一緒にチャレンジしようと、
 毎年楽しみに新しい学生を迎えています。

<学科案内>
・政治学科
・経済学科
・地域行政学科
 

初年度納入金

1,319,000円

専攻・コース一覧

  • 政治学科

    社会の基本的枠組を決定する政治プロセス及びそれを支える社会の様々な状況を把握・分析する能力を育成し、幅広い視野と専門性を兼ね備えた学生を養成することを目的とします。とりわけ、グローバル化が進展する現代社会に対応するため、国際感覚を持ち、政治・社会に関する専門的な議論ができる学生を養成します。人材養成の観点からは、外国語能力に優れ、政治及び社会に関する分析能力を備えた人材を輩出します。

    ■政治現象を分析する能力の開発
    政治学科における主要な研究テーマは「政治」ですが、それはいきなり政治の実践を説くことを意味しておりません。明治大学の政治学科では、事実に基づき、理論に裏付けられた、政治現象の分析を通して、政治の成り立ちやその過程を解き明かしていく、そうした能力の開発と向上を目指しています。皆さんが、社会の仕組みと変化を把握し、自分はどう行動するかの判断力を身につけるように、政治学科のスタッフは全力でサポートします。

    ■政治への多面的なアプローチの試み
    社会の諸現象から政治だけを切り離して考えることは意味がありません。政治を理解するには、歴史・制度・文化といった多様なアプローチを試みる必要があります。明治大学の政治学科には政治学を中心に、多彩な隣接分野が用意されています。これらの分野を併せて学ぶことにより、社会や人間行動に対する多面的な理解が可能となります。社会の現象は常に変化しますが、そこに通底する本質に迫ってこそ、役に立つ見方と言えます。

    募集定員

    290名

  • 経済学科

    経済学は地球上の有限な資源の分配、生産、消費活動を通して、地球上の人々の経済的厚生を高めることを目的としています。
    経済学科では、単に経済学の視点だけではなく、他学科に設置されている政治学、行政学及び社会学系科目並びにその他学際的科目も履修して、総合的視点から経済学を学びます。こうした多面的な視点で多様な経済事象を分析し、政策立案ができ、かつグローバル化の進展に対応できる教養に溢れ、創造性豊かな人材を育成することを目的としています。

    募集定員

    695名

  • 地域行政学科

    地域行政学科の目的は、自立して意思決定ができ、地域で活躍できる人材を養成することです。高齢化、グローバル化、環境問題など地域社会はさまざまな課題に直面していますが、それは地域社会が新たな発展の可能性を持っているということでもあります。
    政治と経済を学ぶ政治経済学部の中にあって、地域の観点から企業部門、家計部門、公共部門のあり方を学んでほしい。とかく世界や国の単位でものごとを考えがちですが、個人や家庭、地域コミュニティ、市町村、都道府県、国、国連やEUなど国を超えた機関へと、小さい単位から大きい単位へ視点の移動方向を変えれば、また、違った見方ができるようになるでしょう。

    4年間の学部卒業後は、研究継続のため、税理士などの資格取得のため、公務員や議員となるための基礎力をつけるため、大学院も用意されています。

    募集定員

    165名

  • ゼミ指導型コース制

    政治経済学部では、カリキュラムの特色として少人数のゼミナール教育をこれまでも重視してきました。2008年度から導入された「ゼミ指導型コース制」では、ゼミナールの持つ教育的効果を一層充実させる履修システムが採用されています。ゼミの特長、さらには学生個々の問題関心に合わせて科目を体系的に選択できるように、以下のコースと科目パッケージを設置しています。

    ■コース制と科目パッケージ
     A 政治学・社会学コース
     B 経済学コース
     C 地域行政学コース
     D 国際地域・文化論コース

    3・4年次の科目選択の目安として、4つのコースを設け、さらにそれを区分した科目パッケージを配置しています。この科目パッケージは、ひとつの履修モデルにもなっています。学生はゼミの担当教員の指導に基づいて、自身の研究テーマにふさわしいコースならびに科目パッケージを選び、卒業論文作成をゴールとした体系的な学習を行います。

    ■政治経済学部のゼミナール
    政治経済学部のカリキュラムは、ゼミナールが中心です。2種類のゼミナール形式の授業を設置しています。

    ≫1・2年次 教養演習
    教養を深めることを目的とした授業で、文化・社会・言語等に関するテーマのゼミナールを設置しています。

    ≫3・4年次 専門演習
    3・4年次設置の専門演習には、80近くの多彩なゼミナールを配置し、学生の学習ニーズに応えています。担当教員の指導を受けながら、学生自身のイニシアチブで研究に取り組み、その成果を卒業論文としてアウトプットする、という高次の能力を身に付ける機会となります。2年次の秋にゼミナールの入室試験が実施されます。

    募集定員

詳細を見る

文学部

募集定員

910名

修業年限

4年

<文学部の構成>

文学科・史学地理学科・心理社会学科の3学科で構成されています。
3つの学科はさらに、専門分野別に14の専攻に分かれています。
学生は一つの専攻に所属しますが(受験も専攻を選んで受けることになります)、
自分の専攻以外に、他専攻、他学科の専攻科目も選択できるようにカリキュラムはできています。

例えば、古代史を研究したい日本史学専攻生が、旧石器時代から歴史時代の考古学の講座を選択したり、
ブレヒトの戯曲をテーマとするドイツ文学専攻生が、劇場論を選択することができます。
学科の枠を越えて日本文学を専攻しながら、史学の科目を選択することさえ可能です。

◆文学科
・日本文学専攻
・英米文学専攻
・ドイツ文学専攻
・フランス文学専攻
・演劇学専攻
・文芸メディア専攻

◆史学地理学科
・日本史学専攻
・アジア史専攻
・西洋史学専攻
・考古学専攻
・地理学専攻

◆心理社会学科
・臨床心理学専攻
・現代社会学専攻
・哲学専攻

<教育方針>

文学部は、過去から現在まで多様に展開されてきた人間の営みのすべてに対して、さまざまな角度からの考察を試み、
究極的には、生きた人間そのものを総合的に理解することを目的として構成されている学部です。
そこでは、何よりも、多彩で奥深い人間文化についての広い視野、瑞瑞しい感受性、旺盛な好奇心、
ねばり強い思考力、意欲的な行動力などが必要とされていることはいうまでもありません。

そのため、明治大学文学部では、そうした諸能力を身につけていく上で最も有効に働くものとして、
教員と学生の間、あるいは学生たち同士の間において、
自由に論議し検討し合う精神が培われることが重要であるとの考えに立ち、
1年次の段階から、少人数のゼミナール形式の科目を多数用意しています。
このような、少人数での授業指導、そして、その中で発揮される若々しい独立自由な精神、
これらの点こそが、文学部独自の教育方針の大きな特色ということができるでしょう。

初年度納入金

1,319,000円

専攻・コース一覧

  • 文学科

    文学科は、人間の生き方の探求を本旨とし、特に「主体的に学ぶ能力」と「国際的視野」を身につけることに力を注いでいます。そこでは、「ことば」に関わる文化の問題に大きな関心が寄せられることは言うまでもありませんが、高校までの学校教育では受動的に蓄えられることの多かった知識の断片を総合的なものへと体系化し、自らのメッセージとして広く世界に向け発信できる学生を育てることが目標です。なお、「ことば」の問題を、主としてメディアを意識した発信者の視点から考えようとするところに特色のある文芸メディア専攻は、2004年4月から発足した専攻です。

    ■日本文学専攻
    本専攻の特色は、教員に上代・中古・中世・近世・近現代の文学、そして国語学、漢文学という各分野の専門家を揃えている点にあります。教員がそれぞれ専門とする時代・分野に関わる授業を通じて、一つの作品や作家を多角的、かつ横断的な観点から学ぶことができます。

    ■英米文学専攻
    時代の要請に応えた英語教育と、伝統的な学問体系に基づいた英語教育の調和を考えたカリキュラムを提供しています。

    ■ドイツ文学専攻
    1年生からドイツ人教員によるドイツ語の授業が用意されています。また、ウィーン大学夏季語学講習会などに参加して、ヨーロッパの空気を肌で感じながらドイツ語を自分のものにしていけます。

    ■フランス文学専攻
    学生ひとりひとりの個性や自主性を重んじ、多様なカリキュラムを導入しています。実用的な語学を学びたい人、文学・思想に興味ある人、美術や音楽、演劇・映画など広くフランス文化全体を勉強したい人、さらには比較文化的な視点から研究をしたい人、いずれの場合でも充実した講座、スタッフが用意されています。

    ■演劇学専攻
    劇場だけでなく、上演台本としての戯曲、舞台装置、衣装、俳優の演技などを歴史的、理論的に学んでいきます。

    ■文芸メディア専攻
    多様なメディアの修辞や文法に習熟することと同時に、新しいメディア環境の中で文章表現によって自己を実現していく「表現主体」を育てることをめざしています。

    募集定員

    465名

  • 史学地理学科

    史学地理学科は、人間社会の歴史の探求を本旨とし、日本・アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカなど世界の各地域に対する歴史的・地理的認識を深めることを通して、人間社会を多角的に把握する思考力を養うことを目標としています。そして、さらに、人類の発展と地域環境の調和を目指し、人類の歴史的・地理的理解を踏まえた国際感覚豊かな教養人の育成につとめます。

    ■日本史学専攻
    本学における日本史学専攻は、伝統に裏付けられた実証的研究と、つねに時代の先端を切り開く新しさを併せ持ち、日本史研究と歴史教育の発展に、数々の足跡を残してきました。
    日本史学専攻の専任教員は、古代史から現代史まで8名がそろっています。
    ひとつの専攻で、古代・中世・近世・近代・現代と、時代の切れ目なく専任教員がいるのは、全国の大学の文学部の中でも、もっとも充実したものといえるでしょう。

    ■アジア史専攻
    アジア史の面白さとその積極的な意味を学ぶことを通じて、しっかりしたアジア認識を身につけ、アジア世界と積極的にかかわることのできる人材の育成を目指します。

    ■西洋史学専攻
    入学した直後の1年次からスタートする少人数のゼミ授業を柱に、自分の頭で考える力を養うためのカリキュラムが体系的に整っています。2年次、3年次でのゼミや合宿で仲間との議論を通じて研鑚を積み、リサーチをレポートにまとめたり、口頭発表をしながら自分の考えを発信する力をつけ、4年次でその集大成となる卒業論文の作成に取り組んでいきます。

    ■考古学専攻
    日本の私立大学において、もっとも早く設立された考古学専攻です。日本の旧石器・縄文・弥生・古墳時代を対象とした研究と教育を幅広くカバーしています。

    ■地理学専攻
    日本や世界の各地域における自然環境のなりたち、都市や農村における経済や社会の特性、さらに宗教・言語・民族等の文化の地域性など、人間と自然にかかわる幅広い領域を探求します。地域の特性を中心課題として学ぶために、野外調査(フィールドワーク)を重視した教育を行っています。

    募集定員

    290名

  • 心理社会学科

    人間の「心の問題」の探究を本旨としている心理社会学科は、臨床心理学と現代社会学、哲学の3専攻から成っています。「臨床」とは、多様化する今日の社会情況に、現場的・実践的に関わる方法を示しているもので、「現代」という新しい時代に対応し、「心」を個人の内面的問題としてではなく、病理を生み出す「社会」との関わりで検討しようとするのがこの学科の特徴です。この学科は2002年4月に開設された新しい学科ですが、これまで既存の学科で培われてきた文学部の人間学の伝統を踏まえ、「心豊かに生きやすい社会」のあり方を求めて、共生する社会を模索しつつ、新しい時代に対応しうる人材の育成ということを目標にしています。2018年度からは新たに「哲学専攻」が加わり、人間という存在を根本的に考察することで、心理や社会の問題に切り込むアプローチを提供します。

    ■臨床心理学専攻
    心理学全般についての学習と臨床心理学の専門的な学習をすることができます。「臨床心理士」「公認心理師」の受験資格の基礎を修得できる環境を用意しています。

    ■現代社会学専攻
    現代社会学について理論的に学ぶとともに、市民運動や市民活動の現場で人々の話を聞き、活動に参加もします。授業と現場での実践の間を往復するのが、本専攻の学びの大きな特徴です。

    ■哲学専攻
    現代の問題を、実践的に、多角的に扱うことを目指しています。古代から蓄積されてきた先人たちの英知を学ぶことはもちろん必要ですが、それは「現代の問題」に結びついてこそ生きた知識となります。そして、問題となる事象を深く知るために、文献・資料を読むと同時に、現場に出かけたり、人に会って話を聴いたりする「実践」を大切にします。とりわけ、「哲学プラクティス」という授業でその技法を学びます。さらに、自分の思考を鍛えるべく、西洋哲学だけではなく、日本や中国も視野に入れ、また心理学や社会学の成果を取り入れながら、さまざまな思索のかたちを「多角的に」学んでいきます。

    募集定員

    155名

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理工学部

募集定員

1,065名

修業年限

4年

<理工学部とはどんなところ?>

みなさんは大学で何を学び、将来、どのようなかたちで社会と関わっていこうと考えていますか?
サイエンスとエンジニアリングの世界では、専門分野が分かれており、本学の理工学部も8学科に分かれています。

<学科案内>
・電気電子生命学科(電気電子工学専攻/生命理工学専攻)
・機械工学科
・機械情報工学科
・建築学科
・応用化学科
・情報科学科
・数学科
・物理学科

<「個」を強くする明治大学理工学部の教育>

 明治大学の「個を強くする」という理念は、進歩を続ける高度技術社会で活躍していくために、
 学生一人ひとりが自立し、未来を切り開く能力を身につけることを意味します。
 科学技術の分野では、専門的な能力に加え、広い視野と的確な判断力を持った人材が求められています。
 この要求に応えるためには、技術者・研究者としての基礎力を鍛えるのはもちろんのこと、
 人文社会の素養を身につけ、さまざまな人との出会いを通してひとりの人間として成長することが重要です。

 また、理工学の領域では、より専門性を高めるために大学院への進学を志す学生が増えているため、
 明治大学理工学部では、学部と大学院が連携したカリキュラムを用意しています。
 たとえば、4年次に卒業研究・卒業設計を大学院生とともに取り組んだり、
 大学院の講義科目を先取り履修することもできます。
 さらに、聖マリアンナ医科大学等の近隣の大学と協定を締結し、共同の研究会を実施するなど行っています。
 また、最新の装置や設備を利用し、研究成果を海外の学会で発表するなど、
 研究生活を通して講義だけでは得られないさまざまな経験を積むことができます。

初年度納入金

1,816,000円/数学科を除く学科
1,796,000円/数学科

専攻・コース一覧

  • 電気電子生命学科

    「電気」と「生命」で未来を創る――

    電気電子生命学科は、2015年度より電気電子工学専攻及び生命理工学専攻の2専攻になりました。

    電気電子工学は、現代生活を支える重要で基本的な工学です。
    本学科は、電気電子工学の歴史ある学問領域をベースに、
    生命科学・バイオテクノロジーの学際領域を含め、
    多様化する現代社会のニーズにこたえる技術者・研究者を養成します。

    1~2年次では、電気電子工学の基礎となる電気磁気学、電気電子回路、プログラミングと、
    生命理工学の基礎となる生命科学を少人数クラスで学びます。

    3~4年次では、「環境・エネルギー」、「新素材・デバイス・ナノテクノロジー」、
    「通信ネットワーク」、「情報制御システム」の4分野にわたる多くの専門科目から、
    自分の興味に合わせて一つの分野を集中的に学んだり、複数の分野を横断的に学ぶことができます。
    専門科目の修得により、電気主任技術者、第2種ME技術者、
    バイオインフォマティクス技術者などの資格取得の道も開かれています。

    電気電子技術を使わない産業はないと言ってもよく、
    卒業後は電機メーカーやインフラ、ネットワーク産業における技術者として、
    社会の幅広い職種で活躍できます。加えて医療・創薬・食品などの分野でも、
    生命科学の知識を生かして先輩たちが活躍しています。

    【専攻】
    ・電気電子工学専攻
    ・生命理工学専攻

    募集定員

    電気電子工学専攻(173名) 生命理工学専攻(63名)

  • 機械工学科

    ■機械工学科の特色
     機械工学は現代社会の根幹を支える重要な学問です。
     例えば有効なエネルギーを生み出す熱機関や、そのエネルギーで仕事をするレーザー加工機、
     食品加工機などの産業機械、自動車、飛行機などの移動機械、ロボットなどの知能機械、
     街角で見られるゲーム機、自動販売機などもすべて機械工学の分野です。

     もちろん、省エネルギーや省資源に関することも機械工学の知識なくしては達成できません。
     このように機械工学が関係する範囲は極めて広く、従って機械工学科の教育内容や研究活動は多岐にわたっています。
     なお、本学科は2005年度以来、JABEE認定技術者教育プログラム(機械および関連工学分野)に認定されています。

    ■カリキュラムの特色
     機械工学科のカリキュラムは広い分野にわたる総合能力の養成を重視して編成しています。
     低学年次には基礎的な科目を重点的に学び、高学年に進むにつれて
     身につけた基礎知識を応用した高度の専門科目が受講できるようになっています。
     
     特に、主要四力学(流体力学、熱力学、材料力学、機械力学)には
     演習を設けて知識およびその応用力の向上を計るとともに、
     実験・実習、設計製図はできるだけ多くの教員が担当して教育がいきわたるように心がけています。
     4年次になると、各人が希望する研究分野の教員の下に少人数に分かれ、
     ゼミナールと卒業研究に取り組むことになります。
     
     ゼミナールでは、論文あるいは専門書の講読や卒業研究に必要な特別講義を受けます。
     卒業研究では、学生諸君が独自のテーマを持って調査、設計、研究を指導教員と一体になって進めていきます。
     このような勉学を通じて、創造力、開発能力が養成され、人間的成長が形成されます。

    ■卒業後の進路
     機械工学科を卒業した学生は、機械をはじめ、電気、建築などの工業界はもちろん、
     食品、服飾、出版などあらゆる分野で必要とされ、多くの先輩たちが活躍しています。
     さらに高度な学問の探求を志す学生は、大学院に進学してより専門的なテーマについて研究を行い、
     修士あるいは博士の学位を取得して、大学や研究機関で能力を発揮して社会に貢献しています。

    募集定員

    138名

  • 機械情報工学科

    ■機械情報工学科の教育理念
     機械情報工学科は、世の中に価値をもたらし、
     人々に喜ばれるものづくりの基盤となる機械工学分野に加えて、
     電気と情報技術についても幅広く学べる環境を整えた学科です。

     ロボットに加え、人を助けるエンジニアリングとして最先端の医療機器開発や医用システム開発、
     地震から身を守る防災技術、鉄道の研究もしています。時代の変化をいち早く捉え、機械と情報、
     人間社会と地球環境との調和をデザインし、常に新しい研究に取り組む姿勢を私たちは大切にしています。

     環境に優しいエンジンの開発、エネルギー問題を解決する燃焼プロセスの研究、
     ものづくり大国を支える設計システム開発、そして信頼性向上のための製品寿命の推定方法の開発など
     ハード×ソフトで技術イノベーションを目指しています。
     このような研究を通して、従来の既成概念にとらわれず、工学という分野さえも超越した新しいアイデアを具現化し、
     グローバルに発信し続ける行動力が身につけられます。

    ■機械情報工学科における学習・教育目標
     機械工学の基礎となる「数学」、「物理学」、「情報技術」に加えて、機械工学の専門としての「材料と構造」、
     「運動と振動」、「エネルギーと流れ」、「情報と計測」、「設計と生産・管理」に関する知識を身につけます。
     工学上の問題解決のためにそれらを応用できる基礎能力を養成するとともに、
     上級技術者および研究者を目指すに相応しい基礎能力を養成します。

     理論あるいは実験計画を立案し実施して、その結果を解析・考察しそれを工学的に応用する能力を養います。
     また、技術者として自分で問題を発見し、解決する問題解決能力を養成します。
     現実に直面する問題に対して、何が求められる課題かを見出し、その解決の手順・方法を設定し、
     それに必要な知識を継続的に学習する能力と判断力を身につけ、問題を解決する素養を養成します。

     本学科では「読む」、「書く」、「話す」、という手段を使って自分の考えを正しく他人へ伝えるとともに
     相手の考えを理解することのできるコミュニケーション能力を養成します。
     まずは日本語による情報伝達能力を身につけ、ついで英語による同能力も身につけます。
     技術者としての倫理観と責任感を養成します。

    募集定員

    138名

  • 建築学科

    ■建築学科の教育理念
     建築は、人間の原始から続く芸術であり技術です。
     特に人の住む「住宅」は建築の基本形ですが、この中に建築学のすべてのエッセンスがあります。
     まず雨露を防ぐためには屋根や壁が必要であり、
     そのためには地震にも耐えられる構造工学の考え方や、何で造るかといった材料や工法の知識も必要です。

     人が生活することを考えた場合、暑さ寒さのコントロール、トイレ、風呂などの給排水、照明、音などといった
     環境や設備工学の知識も必要となります。しかし、それだけではまだ足りません。
     家族のような集団がどのような大きさの空間をどう使うかといった計画学の知識も必要です。
     またラスコーの洞窟絵画のように、人間は古代から自分の生活空間の中に文化や芸術的感覚を必要としてきました。
     家具やインテリア、建物の外観イメージなどを扱う意匠学、
     歴史を扱う建築史、町並みや都市、地球環境の知識も必要となります。
     このように建築学の分野は大変幅広く多様なものです。
     もし自分が建物を設計したいと考えた時には、どれ一つとして不必要な知識はなく、
     単に実学だけでなく、幅広い知識と教養を培う必要があります。

    ■建築学科が求める学生像
     建築学科では、将来広く環境全体の分野の最前線で活躍し得る実務者、技術者、研究者を育成したいと考えています。
     特に、深刻な環境問題を眼の前にして、今まで分化されてきた様々な科学技術の分野では、
     横断的な鋭い視点とそれを解決する洞察力、そしてそれらを実行に移す行動力が必要です。
     建築学科では、こうした観点から、幅広い分野に均等な眼差しを持ち、
     いろいろな事に好奇心を持って努力し得る柔軟な思考の持ち主を求めています。

    ■どう学ぶか
     建築学科には大きく分けて、「構造・材料」系、「環境・設備」系、
     「歴史・意匠・計画」系の3つの学問分野があります。
     これらは「授業」と「演習」という形で、毎年レベルを上げて学べるようにカリキュラムが組まれており、
     最後に「卒業研究・設計」という形で自分の選んだテーマに従った論文や作品を作成します。
     学生達は自分で将来の進む方向を考え、そのシナリオに従って自由にカリキュラムを組むことができます。

    募集定員

    173名

  • 応用化学科

    ■いま化学を学ぶことの意味
     化学はヒトをはじめとする、
     あらゆる生命現象から宇宙を構成する物質の謎の解明まで、その応用は広範囲です。
     また、現在日常生活で使われている太陽電池、液晶、
     セラミックスなどのハイテク製品は、化学なくしては製造できません。
     さらに、これからの化学技術は地球と共存できるものでなければなりません。
     化学を学ぶ意味は21世紀を迎え、ますます大きくなります。

    ■応用化学科の特色
     化学は、数学および物理学とともに自然科学の最も基本的な学問の一つです。
     応用化学は化学工業、化学技術の基幹となる学問で、
     現代の化学工業を支えるためのより一層高度な化学的研究が要求されています。
     したがって、応用化学科では、化学一般について基礎から高度な応用まで
     幅広い視野と独創的な考えを持った学生を育て上げたいと願っています。
     
     化学は、精密な最先端技術から物質の生産に至るまでのスケールの大きな学問ですので、
     理学と工学の両面を兼ね備えた広汎な学問体系が特色です。
     このような点を考慮して、応用化学科では、物性、構造、反応、合成を含み、
     また情報化時代にも適用できる広範囲な研究と教育を推進し、
     将来の化学および化学工業を支える人材の育成に務めています。

    ■カリキュラムのねらい
     「フラスコからコンピュータまで扱える科学者・研究者・技術者の育成」を合い言葉にして、
     特に実験科目に重点をおいたカリキュラム構成となっています。
     その実験科目の一つである「化学情報実験1・2・A・B・III・IV」では
     一人一台のコンピュータを使って様々なシミュレーション実験を行い、
     スクリーンの臨場感ある立体画像を通して数値処理から分子エネルギー計算にいたるまでの
     多角的な化学のイメージを習得できるように配慮がなされています。
     
     これ以外に実験器具を利用する従来の基礎化学実験1・2、
     応用化学実験1・2・III・IVと併せて履修することにより、
     リアルからバーチャルに至るまでの幅広い化学実験を体験できるように工夫されています。

    募集定員

    127名

  • 情報科学科

    ■いま情報科学を学ぶことの意義
     IT革命という言葉に代表されるように、近年、情報に関する科学技術は目覚しい発展を遂げ、
     社会全体に大きな変革をもたらしつつあります。
     情報科学は、まだ新しい学問にもかかわらず、高度情報社会を支える中心的な学問として、
     その重要性は疑いの余地がなく、これからも目覚しい発展が期待されています。
     次世代の情報技術の担い手として活躍を目指す人にとって、
     情報科学を学ぶことがますます大切な時代になってきています。

    ■情報科学科の特色
     現在の情報科学は、主にコンピュータの基礎理論や応用法に関する研究を行っています。
     しかし、情報科学は本来、単にコンピュータを扱うだけでなく、
     人間の知的活動の解明までを含む様々な問題を扱う間口の広い学問です。
     人文・社会科学、人間科学などとの境界領域も情報科学の対象になります。

     情報科学科では、主に情報に関する基礎理論、コンピュータのソフトウェア、ハードウェア、
     情報システムに関する教育、研究に加え、他分野との境界領域も積極的に取り上げます。

    ■カリキュラムのねらい
     情報に関する基礎理論の学習とコンピュータを活用した演習・実習に重点をおき、
     実践的な力をつけることを重視しています。
     低年次に離散数学、情報理論、情報リテラシー、情報処理・演習などを配置して
     初学者がスムーズに情報科学を学習できるように配慮されています。

     高年次には、システムからデバイスさらには他分野との境界領域をも含むより専門的な授業科目を配置し、
     幅広い知識の習得ができるようになっています。
     また、充実したカリキュラムに加え、学生は3年から研究室に所属し、
     ゼミナール、卒業研究などの科目での教員の個別指導を通じて、
     変化の激しいこの時代に必要な問題発見能力と問題解決能力を身に付けていきます。
     情報科学科では、カリキュラム全体を通じて、
     時代を変える豊かな創造力と柔らかな思考力を有する人材の育成に努めています。

    募集定員

    127名

  • 数学科

    ■数学科の特色
     数理的な思考の第一歩は、原理に戻ってものごとを考える習慣を身に付けることにあります。
     数学が諸科学の基礎となる理由はそれだけではありません。
     自然は数学を良く知っていますが、自然現象だけではなく、
     社会現象や経済活動など人間の行動までも、数学の言葉を使って書くことができるのです。

     ですから、数理的な思考法を身に付けることは、
     激動が予想される21世紀を生きぬく上で、大きな武器を手に入れることになります。
     数学という学問は、学ぶのに忍耐と時間が必要であり、
     使いこなすにも能力が必要ですが、それだけに、大きな実用性と広い応用力を持っています。
     真理を純粋な形で体験できるような数学の在り方も、数学科の教育の中に脈々と受けつがれています。
     また、コンピュータを駆使して数値計算を行ったり、CGを作成したりする営みも、
     数学科の研究教育に大きな部分を占めています。数学科に入り、数学を学びませんか。

    ■カリキュラムのねらい
     数学の力をつけて卒業することが目標です。
     実力が伴わず卒業すると困るのは本人だけではありません。
     4年次「卒業研究I・II」が到達目標です。卒業研究では少人数に分かれて研究室に所属し、
     具体的なテーマに沿って研究と勉学が行われます。

     個別の学習指導を主目的とする「ゼミナールI・II」は3年次後期に始まり、
     同時に4年次卒業研究のための所属研究室も決まります。
     1年次には「数学演習I・II」が設置され、
     数学の全体像と4年間の勉学に不可欠な基礎知識が修得できるようになっています。
     卒業研究の準備を目的としますから、
     3年次配置講義科目はやや重厚で、代数・幾何・解析の3分野で大切なテーマが論じられます。
     講義内容のより深い理解を目的に、講義科目にはすべて「演習」が付いています。
     
     1・2年次の科目は比較的やさしい内容となるよう設計されていますが、
     それは、入学してきた学生達がこの間に大学生活に適応し、
     高校までに覚えてきた数学とはかなり異質な大学数学に慣れることに主眼が置かれているためです。
     1・2年次の平易さや単位取得の容易さに安心し、大学と数学を甘く見てはいけません。
     4年間で数学科を卒業する学生は入学者の約80%です。

    募集定員

    63名

  • 物理学科

    ■なぜ物理学を学ぶか
     物理学はすべての科学技術の礎です。
     20世紀は物理学の世紀と言われ、科学と技術が大きく発展しました。
     21世紀を支える科学技術、
     たとえば情報技術やバイオテクノロジーも材料とその手法は物理学にその基礎をおいています。
     したがって、物理学を学んだ人は、どんな問題に遭遇しても自然の基本原理、
     すなわち物理学にさかのぼり、自信を持って取り組むことができます。

     君たちが大学を卒業してどんな分野で仕事をする場合でも、物理学の知識と手法は大きな支えになります。
     科学、特に物理学を学ぶことのもう一つの意義は、自然の法則を理解することにより、
     その美しさを深く味わうことが出来るようになることです。
     たとえば、夕焼けやルビーはなぜあのようにすばらしい色を呈するのでしょうか。
     物理学を知らなくても夕焼けやルビーのすばらしさを味わうことはできますが、
     その物理的な理由を知ることにより人生の豊かさは一層深まるはずです。

    ■物理学科のカリキュラム
     物理学科では、物理学を通して社会に貢献できる人材を養成することを目的にしています。
     そのために、低学年のうちから授業と演習・実験によって物理的なものの見方・考え方を徹底的に教育します。

     基礎科目の力をベースに、君たちの関心にしたがって
     専門の諸科目(素粒子物理学、レーザ物理、光学、半導体物理学、生物物理学など)を選択することができます。
     教員の研究活動の重点は、高度科学技術社会を支えている物性物理学と、
     これからの発展が期待される生物物理学です。
     卒業研究・ゼミを通して、これら物理学研究の最先端にふれることができます。

    募集定員

    63名

詳細を見る

農学部

募集定員

600名

修業年限

4年

<沿革と構成>

 明治大学農学部は1946年(昭和21年)に前身の明治農業専門学校が設立されて以来、
 時代と社会の要請に応じて改組・拡充を進めてきました。
 1949年新制大学発足時に農学科と農業経済学科の2学科を設置し、
 1953年には農産製造学科(1968年農芸化学科に改称)を増設。
 さらに2000年、生命科学科を新設して、現行の4学科体制となり、
 2008年、農業経済学科を食料環境政策学科へと改称しました。
 自然科学系教員と社会・人文科学系教員の協力のもと、文理融合型の教養教育と専門教育を実施する体制を整えています。

 農学部では、食料・環境・生命をキーワードに自然と人間社会の調和を図り、生命を理解し、
 地球的な食料・環境問題の解決に貢献できる基礎力と応用・発展性のある人材の育成を目的とした教育と研究を行っています。
 4つの学科は独自性を保ちながら有機的関連をもってカリキュラムを編成しており、
 専門分野のみでなく、さまざまな分野を学部内で学ぶことができます。
 生田キャンパス内の最先端の研究機器と実験圃場、2012年4月にオープンした川崎市黒川地区の明治大学黒川農場など、
 恵まれた施設を利用して充実した実験・実習を行う体制も整っています。

<学科案内>
・農学科
・農芸化学科
・生命科学科
・食料環境政策学科

<農場実習について>

 農場実習は「実地を重視し、実地を通じて理解を深め、研究をすすめていくという農学の基本的性格」を早い時期に、
 しかも具体的に展開・経験できるように1年次に設置されている全学科共通の基礎科目です。
 2012年度からは神奈川県川崎市にある黒川農場において、各学科独自のカリキュラムに基づき、
 担当教員と農場職員の指導のもと行われています。
 黒川農場は生田キャンパスからも近く、また都市部に近接しながらも里山を配するという地の利を生かし、
 「種蒔きから収穫まで」「都市と里山」という2つのキーワードを軸とし、
 体験と実践を基本としたユニークな実習教育を行っています。

初年度納入金

1,816,000円/食料環境政策学科を除く学科
1,657,000円/食料環境政策学科

専攻・コース一覧

  • 農学科

    ■食料生産と環境保全
     農学科は、自然と調和を保った高度文明社会を実現させるために
     「食料」と「環境」の分野で格段の貢献をすることを使命としています。
     本学科は、一般教育に裏付けられた知的基盤の上に確固とした倫理観・世界観を築いて俯瞰的・長期的視点から
     物事を洞察することができるよう、また、農学全般において問題点を発見し、
     それを解決する能力を効果的に身につけられるよう、
     系統的かつ幅広いカリキュラムと研究領域を設けています。

     本学科は、新農業資源の開発や水・土地資源を生かした食料の安定生産および農村と
     都市の環境保全や緑の保全・創生などに関する最新の科学技術を身につけて
     地域や国際社会で活躍できる人材を養成することを目的としています。
     農学科では「食糧生産・環境コース」および「総合農学コース」の2つのコースを設定しており、
     学生の学習目標にしたがって3年次よりどちらかのコースに所属して学習します。

    募集定員

    150名

  • 農芸化学科

    ■人間生活に密着したバイオサイエンス
     農芸化学科では、私たちの生活に関わりの深い食品や環境分野の問題を、
     バイオテクノロジーと最新のサイエンスによって解決することを目指しています。
     微生物を用いた環境にやさしい技術の開発、美味しくて健康に良い食品の研究、
     植物生産や環境の資源である土壌の研究、動植物や微生物が生産する有用物質の検索など、
     農芸化学のフィールドには多くの重要な研究テーマがあります。

     こうした分野で社会に貢献できる人材を育てるために、
     農芸化学科では豊富な学生実験(1・2年次)と
     2年間かけて取り組む卒業研究(3・4年次)をカリキュラムの中心に据えています。
     バイオサイエンスの基礎知識と実験技術を持つ卒業生は、食品・医薬・化学などの分野で活躍しています。

    募集定員

    150名

  • 生命科学科

    ■生命のしくみを探究し、人と生き物の未来を考えよう!
     生命科学科では、動植物や微生物の生命活動を分子レベルや遺伝子レベルから理解することを基盤として、
     これらを人類が直面している環境や食料問題などの解決に活用することを目指しています。
     本学科では、生命科学の分野で専門家として活躍する人材や、
     生命科学の素養と同時に広い視野と総合的な判断力を持った人材の育成を進めます。

     これらの目標を達成するために、
     基礎から専門分野までを体系的に学ぶことのできる授業と実験のカリキュラムを組み、
     3年次からは研究室に所属して最先端の設備と技術を駆使して卒業研究を行っています。
     生命の謎に好奇心を持ち、生物の持つ能力を人類のために役立てる挑戦に意欲を持つみなさんを歓迎します。

    募集定員

    150名

  • 食料環境政策学科

    ■食料と環境をめぐるさまざまな問題について、解決方法を考えよう!
     21世紀に私たちが生きていくうえで、最も基礎的で重要な「食料」と「環境」をめぐる諸問題について、
     経済学、社会学、政策学、経営学、会計学、開発学などの社会科学の側面から総合的に考究しています。
     私たちの生存基盤を担っている生物・生命・自然資源の仕組みを解明し、
     利用することは人類の持続可能性に欠かせませんが、
     そこに人間がどう関わっていくべきかを考えることは重要です。

     つまり「人類の生存課題を人間の行動の観点から考え、解決方法を探る」のが
     本学科の学びのテーマといっても良いでしょう。
     こうした視点を持った人材を育成するために、
     本学科では座学だけでなく、農場実習、ファームステイ実習、フィールドワーク実習、
     海外農業体験など、現場を体験しながら学べる科目を多く用意し、
     応用力・実践力を養うことを重視します。

    募集定員

    150名

詳細を見る

経営学部

募集定員

745名(学部合計)

修業年限

4年

<明治大学経営学部について>

 経営学部では、「グローバル経営人材」と「価値創造人材」を輩出することを目標に、
 さまざまな授業科目を設置しています。
 学生は4年間のカリキュラムを通して、多様な科目をバランスよく学ぶことが義務付けられています。
 1・2年次は、一般教養科目と語学を中心に勉強しますが、
 経営総論、経営学、会計学、公共経営学、近代経済学などの学部必修科目、基礎専門科目も学習します。
 2年次からは経営学科、会計学科、公共経営学科の3学科に分かれて学科必修科目を学び、
 3・4年次には学科専門科目を中心に専門領域を深く研究するようになっています。

 ローカルからグローバルの幅広い経営課題を発見・解決できる「グローバル経営人材」の育成を目指して、
 学部独自の多様なプログラムも用意しています。
 夏休み・春休みの4週間を利用した海外短期ビジネスプログラムのIBP、学部間協定校のヴィクトリア大学(カナダ)で
 ビジネス専門科目を学ぶISIBMといった短期留学制度に加え、
 海外の12大学13学部と学生交流協定を結んで学生の派遣・受入を行っています。

<学科所属について>
 経営学部の入学試験は学科ごとではなく学部一括で行われ、2年次から学科に所属します。
 学部必修科目では、いずれの学科に進む上でも必要となる基礎を学び、
 基礎専門科目では、3学科での学びへとつながるさまざまな専門領域に触れます。

 また、外国語科目や教養科目を通じて、幅広い視野や基礎的素養を身につけます。
 学部必修科目や学科紹介ガイダンスの機会を経て、どのような分野を中心に学びたいのか、
 将来どのような専門領域で活躍したいのかをじっくりと考え、自らの適性や関心に基づいて学科を選択します。

<学科案内>
・経営学科
・会計学科
・公共経営学科

初年度納入金

1,319,000円

専攻・コース一覧

  • 経営学科

    ■現代企業を多面的に読み解く
     今日の急激で大きな経営環境の変化は、企業と社会に多くの変革を迫っています。
     そのため経営学科では、近未来の変化を機敏に読み解き、
     適切に対応できる有為の人材を養成することを目的としています。
     急速な経済のグローバル化に対応する国際経営戦略に関する科目や、
     働き甲斐や雇用問題といった身近な問題に対応する人的資源のマネジメントに関する科目、
     知識情報化の進展に対応する情報と技術のマネジメントに関する科目を有機的に配置し、
     理論・歴史・実証といったさまざまな視点から展開しています。

     さらにゼミナールでは専門に特化し、より深く学んでいきます。
     みなさんも時代の要請に応えた幅広いカリキュラムを通し、
     一緒に経営学科で、現代の企業と社会を多面的に読み解いていきましょう。

    ■目指す将来イメージ
    ・民間企業の経営企画等スタッフ部門で経営計画、マネジメントに携わる
    ・民間企業の事業部門で企画、マーケティング、営業に携わる
    ・経営コンサルティング等で企業の経営革新やマネジメントを支援するプロフェッショナルとなる
    ・ベンチャー企業を起業し、経営者となる

    募集定員

  • 会計学科

    ■組織の状況を見透し、トキアカス
     グローバリゼーションとICT(情報通信技術)の進展によって、
     いまやビジネスのフィールドは時空を越えて拡がっています。
     ますます複雑に、そして変化が激しくなる経営環境において、
     企業をはじめとする組織の現状と先行きを見透し、その情報を関係者間で共有することが重要視されています。

     「Accounting(会計)」は、その独自の仕組みを通じて、組織の経済活動をデータ化し、
     その分析によって組織の状況を解明し、その情報を組織の関係者に広く説明することを可能にするものです。
     そのため、会計を自在に操ることができる能力は、ビジネスに携わるあらゆる人々の助けとなります。
     
     会計学科では、組織内部の経営管理に役立つ会計から組織外部への財務報告に役立つ会計まで
     幅広く学ぶことができる体系的なカリキュラムによって、
     会計によるデータと情報の作成、理解、分析、活用に必要な能力を養います。
     また、公認会計士や税理士などの「会計のプロ」を目指す学生のために、
     高度職業会計人養成トラック「CAP(Course of Accounting Profession)」を設置し、
     必要な技能や資格の取得を支援しています。
     会計は昔も今も変わらずビジネスにおける世界共通言語であり、
     人々が適切な判断を下す際に用いる情報をつくり出しコミュニケートするための強力な武器です。
     会計学科の洗練されたカリキュラムで“会計力”を磨き、
     自信をもって世界へ羽ばたいてください。みなさんの可能性は無限大です!

    ■目指す将来イメージ
    ・一流企業の経営企画部門や財務・経理部門で働き、経営者の参謀になる
    ・グローバル企業で財務・経理を取り仕切るCFO(最高財務責任者)になる
    ・公認会計士、米国公認会計士、税理士、国税専門官などの高度職業会計人になる
    ・会計や財務に明るい国家公務員、地方公務員、NPO職員になる
    ・経営の指導・助言を行う経営コンサルタントやシンクタンクの研究員になる

    募集定員

  • 公共経営学科

    ■多様な社会課題を発見・解決できる人材
     公共経営学科は公共組織のマネジメントを担う専門人材の輩出を目的に、
     日本で初めての学科として2002年に誕生しました。
     「公共経営(パブリック・マネジメント)」とは、
     非営利組織や行政組織に「経営」の発想を導入することでより戦略的かつ持続可能な運営を行っていくことです。
     教育や医療、福祉等を担う非営利セクター(学校法人明治大学もその内のひとつです)、公益事業や社会的企業、
     さらにはスポーツ組織も含めた、公共的組織のマネジメントを対象としています。

     卒業後の進路を、国や自治体等の行政組織などの公共サービス、
     NPOや社会的企業などの非営利・ソーシャルビジネス、地域開発・観光・国際開発、
     スポーツ・ウエルネスマネジメントという4つに方向を定め、カリキュラムを設けています。
     行政や非営利組織等の公共的組織のマーケティング、経営戦略、財務に加え、公的施設・スポーツ組織の運営、
     国際NGOのマネジメント、CSR(企業の社会的責任)や医療・福祉マネジメント等、幅広い内容を専門的に学び、
     持続可能な社会について考えていきます。
     地域連携や官民・産学連携、大学院との連携により、
     多様な社会課題を発見・解決できる人材の育成に取り組んでいます。

    ■目指す将来イメージ
    ・公務員として国、地域の活性化に関わる
    ・一般企業でCSR(企業の社会的責任)活動を担う
    ・医療法人、社会福祉法人、NPO法人等のマネジメント人材の中核となる
    ・社会貢献をビジネスとする企業(社会的企業)で働く
    ・プロスポーツやスポーツ施設等のスポーツ・ビジネスに携わる
    ・コミュニティ・ビジネスを立ち上げる

    募集定員

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情報コミュニケーション学部

募集定員

520名

修業年限

4年

<情報コミュニケーション学部とは>

 情報コミュニケーションって何?――
 「情報」は、マスメディアや書籍、スマートフォンやパソコンを介してアクセスし取得する静的なもの、
 「コミュニケーション」は、人と人との言葉やジェスチャーを通した動的な交流です。
 「情報」と「コミュニケーション」は切り離すことができない、一体化したプロセスだと私たちは考えています。

<情報コミュニケーション学部の3つの柱>

❶社会の「現在」を捉える
 旧来のケータイを抑えての、iPhoneやアンドロイドに代表されるスマホの大ヒット。
 TwitterやFacebookなどのSNSの爆発的普及。2012年4月のTVの完全地上波デジタル化。
 現代社会はネットワーク技術に支えられながら高度情報社会の段階に突入しました。

 一方、こうした社会の情報化がネット上でのさまざまな犯罪や情報セキュリティーの問題を引き起こしたり、
 政治や経済のありかたに大きな変化を及ぼしています。
 本学部はこうした情報社会の生きた現実と向き合い、問題を探るカリキュラムを用意しています。

➋多様で学際的なアプローチ
 高度情報社会の問題は、複雑で多岐にわたります。
 したがって、さまざまな分野の知が協働して問題に取り組まなければなりません。
 情報コミュニケーション学部では、社会科学を軸にしながら、
 人文科学や自然科学を取り組んだ学際的(interdisciplinary)な視点からカリキュラムが組み立てられています。

➌創造と表現(Creation&Expression)
 情報コミュニケーション学部では、既存の伝統的な知の蓄積を尊重することと並んで、
 みなさんが自ら何かを創造し、そして、何らかのメディアを使ってそれを表現することを支援します。
 論文や文芸などの言語表現、ビデオやアニメなどの映像表現、ダンスやパフォーマンスなどの身体表現、
 ミュージッククリップやライブなどの音楽表現など表現の手段は問いません。
 カリキュラムでもこうした実践をワークショップのかたちで拡充中です。

初年度納入金

1,319,000円

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国際日本学部

募集定員

400名

修業年限

4年

<国際日本学部とは>

 多面的に個人としての能力を高め、国際社会に貢献できる力を身につけて、
 広く国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。
 また、世界から注目される、日本の文化と社会構造に対する深い理解と、
 実践的な英語教育・日本語教育による優れた発信能力を有し、
 かつ自国文化・他国文化の両者に対する広範で柔軟な理解力を兼ね備え、
 グローバル化した現代社会において、「世界の中の日本」という視点に立って
 主体的に世界に価値ある情報を発信できる人材を育成します。

<英語教育の特長>

 国際社会で活躍するためには、シチュエーション別に異なる英語力を使い分けなくてはなりません。
 議論の場では、明確で説得力がある自分の主張を展開でき、速いスピードで話されても相手の意見を理解できる能力。
 発表の場では、専門的な事柄に関して論理的にプレゼンテーションができ、理由や関連事項を詳しく説明できる能力。
 エッセイやレポートを書く場合は、自分の考えや情報を正確に表現でき、論旨を論理的に展開できる能力が求められます。

 このような英語力を外国語検定試験の数値で表すと、TOEIC®なら800点以上、
 アメリカやカナダの大学へ留学する際に要求される英語能力テストであるTOEFL iBT®なら80点以上は必要となります。
 国際日本学部では、これらのスコアを多くのビジネスシーンをカバーできる英語力の基準と捉え、
 到達目標として掲げています。
 これらのスコアは平均的な高校生が大学に入学して普通に英語を学習していたのでは、クリアすることはほぼ不可能です。

 みなさんが到達目標を達成できるように、私たちは第二言語習得理論に基づいた科学的な英語カリキュラムを用意しています。
 英語があまり得意でない人は得意になるように、英語が得意な人はさらに上のレベルを目指せるようにデザインされた、
 日本でも有数の大学英語カリキュラムです。

初年度納入金

1,501,000円

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総合数理学部

募集定員

300名

修業年限

4年

<自然を解く。社会を解く。人間を解く。そして、新しい世の中を創る。>

 数学は、世の中をもっともっと幸せに変えていくチカラを持っています。
 これは決して大げさな話ではありません。
 現代の複雑化する社会問題に対し、数学的理論からしか導き出せない答えは、
 まだまだ無数に存在しているからです。
 例えば、自然も、政治も、医療も、地域も、メディアも、あるいは人の心さえも。

 数理科学分野のパイオニアとして世界をリードする明治大学で、
 数理科学と情報技術の最先端を学び、あらゆる現象を解明するチカラと、
 新たなモデルを創造・発信するチカラを身につける。
 そしてグローバルな視点で社会に貢献する。
 数年後、進んだ道の最前線に、あなたがいてほしい。
 数理科学の第一人者として、情報技術分野のリーダーとして、思いっきり活躍してほしい。
 さあ、明治大学から世界へ。意欲あふれるあなたを、総合数理学部は待っています。

<学部の特長「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を実現する3学科>
・数理と情報をベースに、新たな領域へ挑戦
・初年次から設置される少人数ゼミナール
・プレゼンテーション能力の向上を目指す英語教育
・新たな可能性に挑戦する、魅力ある卒業研究

<学科案内>
・現象数理学科
・先端メディアサイエンス学科
・ネットワークデザイン学科

初年度納入金

1,816,000円/現象数理学科を除く学科
1,776,000円/現象数理学科

専攻・コース一覧

  • 現象数理学科

    ■モノ・コトから現れる複雑な現象を、数学で解明する。
     動物や植物の美しい模様、心臓の拍動や薬の吸収などの医学・生理学問題、
     交通渋滞や経済不況などの社会的問題、流行やブームといった社会現象まで、
     私たちの身の回りは、現象であふれています。
     そうした現象を、数学を用いて解明していくのが現象数理学です。
     現象を数式に置き換えていくことを「モデリング」といいます。
     そして実際に導き出した「数理モデル」を使い、
     コンピュータで高度なシミュレーションを繰り返していくと、
     これまで目に見えなかった現象の正体が徐々に明らかになってくるのです。

     現象数理学科では最先端のカリキュラムを通じて、単に現象を解明するだけでなく、
     数理モデルを多様な分野に応用できる力とセンスを備えた人材の育成を目指しています。
     現象数理学が必要とされ、活躍できるフィールドはいま、生物学や物理学にとどまらず、
     社会学や経済学、さらには医学にまで広がっています。
     だからこそ難しくもあり、ワクワクするような無限の可能性にあふれた分野でもあるのです。
     現象数理学に特化した学科は、日本ではまだ明治大学だけです。
     世界をリードする最先端の教育研究拠点で、あなたの探究心や数学的センスを存分に発揮してください。

    募集定員

    90名

  • 先端メディアサイエンス学科

    ■まだ誰も経験したことのないモノ・コトを世の中へ。
     先端メディアサイエンス学科が目指すのは、「世の中で最先端とされていること」を追うことではありません。
     決まった答えを導き出すだけでもありません。
     スタートは、「こんなものがこれからの世の中には必要ではないか」
     「こんな仕組みや体験を創れたらおもしろいのではないか」という「想い」です。
     そのために必要となる「発想力」と「技術力」を、
     数理科学の考え方をベースにしながら多彩なカリキュラムを通じて磨いていきます。
     人の感性や心理を解き明かす「数理モデル」の構築をはじめ、
     人間の特性に合わせた情報環境を構築するための「情報メディアシステム」や「ヒューマンインタフェース」の実現、
     さらには人の心を豊かにする「文化的コンテンツ」の創造など。

     自らが驚いたり、ワクワクしたりする感性を大切にしながら、
     ますます進化する情報技術分野をはじめ、社会・文化の発展に幅広く貢献できる力を身につけていきます。
     まだ誰も経験したことのないモノ・コトを創り出す「真の先端メディア」へ。
     これまでにない、まったく新しい価値を発想・創造できるイノベイティブな人材の育成を目指します。

    募集定員

    120名

  • ネットワークデザイン学科

    ■動き続けるモノ・コトの“ つながり”を捉え、スマートな社会を創る。
     ネットワークとは、あらゆるモノ・コトの“つながり”を意味します。
     たった1本の送電線にはじまり、電話やインターネット、交通網などの社会インフラ、
     企業が国境を越えてビジネスをするためのICTシステムまで、
     世の中には無数のつながりが存在し、日々ダイナミックに動いています。

     ネットワークデザイン学科が目指すのは、単なるネットワークの設計や運用だけにとどまりません。
     人や環境のニーズに応えた最適かつ安全なネットワークの構築、すなわちスマートな社会の実現です。
     そのため本学科では、ネットワークを形づくる基礎工学技術とコンピュータ技術のほかに、
     柔軟に問題を解決するための「知能数理システム」や
     身の回りにあるネットワークデザインの技術を広く学ぶことのできる多種多様な科目を設置。
     環境エネルギー、情報通信、ビジネスなどの分野において、
     これからの社会基盤を力強く支えていくことのできる人材を育成します。
     確かな知識と技術をもって日々進化する社会を切り拓く、次代を担う新しい教育研究がここにスタートします。

    募集定員

    90名

詳細を見る

まずは見て学校を知ろう!