法学部

法学・政治学の視点から個人・国家・世界の課題に挑みます

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

821名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,299,000円(年間合計※入学金含む)

◆法学部へようこそ
法政大学法学部は、1880年に創設された日本で最初の私立法学校「東京法学社」の伝統を受け継ぐ学部です。政府の組織などの大きな課題と、一人一人の権利と自由を司る近代法律学の普及によって、社会に「自由と進歩」を実現しようとした建学の精神に基づき、法律や政治の運用を通して社会の課題に取り組む人材を多く輩出してきました。経済・社会等のグローバル化が加速する一方で、格差の拡大や環境破壊等、その綻びも徐々に見え始め、先行きが見えにくくなっている昨今、社会的秩序の維持に関わる法律学の素養や、人間の共存の技術としての政治学の素養、幅広い国際関係の知見を備え、自分で真摯に考え、自己の責任ある判断をもって行動できる人材が、今後ますます求められることでしょう。法学部は、こうした要請に応えるべくさまざまなカリキュラムを用意して、広く国内外に貢献するリーガルマインドや政治的交渉能力のある人材の育成を積極的に行っています。

◆特色
・法律と政治の両面から、現代社会の課題に挑む
長い歴史を重ねる中で、伝統を踏まえながら科目配置やカリキュラムについて常に改革を行ってきました。古くから存在する法律学や政治学の分野だけでなく、現代社会が今まさに直面している課題にもアプローチし、解決策を探ります。

・基礎から確実に学べる導入科目
法律学や政治学には聞き慣れない用語も多く、難解な印象があるため、1年次に各専門分野への導入となる科目を設置。専門分野への道筋となる基礎力を育成できます。

・学科を超えた履修が可能
本学部では、他学科の専門科目もほとんど履修することができるため、学際的な学びが可能。一つのテーマを法律・政治・グローバルの3つの観点から掘り下げることができます。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    493名

    ◆法律学科の特色
    【未来を見据えて、諸問題に対応できる問題解決能力「リーガルマインド」を養成】
    法律学とは、現代社会のさまざまな現象を論理的に捉え、その解決策を探る法的なものの考え方、いわゆる「リーガルマインド」を養成する学問です。法律学科では、憲法・民法・刑法・商法等それぞれの分野で基礎となる法律や理論を理解してから応用へと進む、系統的に学べるカリキュラムを構成。法の基本的原理や基礎知識の修得とともに、法原理を応用できる幅広い教養と柔軟な思考力を育成します。

    また、学生が自ら考え、相手と議論し、答えを探るという主体的な授業により、「当事者・相手側・第三者」という3つの視点から考えて、判断する力も鍛えます。これにより、社会の諸問題を解決するための「実学」としてだけでなく、社会を客観的に見つめる目、深い洞察に基づいた論理的・合理的思考方法、学力を基盤とした表現力の豊かさが身に付きます。全てが、より良い未来の社会を構想する力となるはずです。

    【実践力を育む「法職講座」】
    法律専門職を目指す学生のため、正規カリキュラムとは別に設置。主に本学を卒業した弁護士が講師を担当し、専門知識の修得だけでなく、答案の書き方や法曹界全般についてのアドバイスも受けられます。
    ※公務人材育成センター主催

    【”ガイドライン型”の6つのコース制】
    コース制には様々なタイプがありますが、法律学科では“ガイドライン型”のコース制を採用しています。これは、コース制により学生の皆さんに系統的な科目履修をしてもらうと同時に、皆さんの科目選択の自由を必要以上に制約しないとの考え方に立つものです。

    1.裁判と法コース
    2.行政・公共政策と法コース
    3.企業経営と法(商法中心)コース
    4.企業経営と法(労働法中心)コース
    5.国際社会と法コース
    6.文化・社会と法コース

  • 募集定員

    176名

    ◆政治学科の特色
    【暮らしのあらゆる場面に存在する”政治”を探求し問題解決へ導く思考力・実践力を養う】
    ”政治”というと、選挙や政党、永田町をイメージするかもしれません。しかし、家庭やコミュニティ、地域といった私たちの暮らしの身近にも”政治”は存在しています。政治学は、問題のメカニズムを解明し、問題解決・処理のための方策を探求する学問です。政治学科では、伝統的な政治学を超えて、ジェンダーや公共政策、コミュニティ政策、メディア論など、新しい分野の政治学を展開しており、今まさに実社会で起きている具体的な政治問題にも取り組むことができます。複雑化する現在の政治問題を批判的に検討、分析・判断し、問題解決のための思考力・実践力を身に付けていきます。

    また、政治学は専門用語や概念が多いため、導入科目「政治学入門Ⅰ・Ⅱ」を本学科の専門必修科目に設定。政治学を学ぶ上で必要な知識・概念を身に付けます。政治学の具体的なイメージを明確にでき、応用へとスムーズに進むことができます。

    【早い段階から専門科目に取り組める】
    科目は必修、学科基礎、政治学基本、現代政治、歴史・思想、行政・地方自治、選択の科目群に大別され、1年次からは多くの専門科目を履修できるのが特徴の一つです。
    カリキュラム改革によって2021年から導入された選択必修科目は、学生による履修の自由度に配慮しつつ、科目履修が偏ることなく、履修から得られる知見が綜合化されるよう図られており、その構成は以下のとおりです。

    【少人数のゼミ形式。コミュニケーション力向上、政治学への導入を図る「政治学入門演習」】
    政治学科の1年生を対象に開講されています。読む、書く、発言する、議論を理解するなど、大学生として必要な基本的な能力を身に付けることだけでなく、政治学とはどんな学問なのか、その具体的イメージを持つことを目標にしています。

  • 募集定員

    152名

    ◆国際政治学科の特色
    【「地球共生社会」の実現を目指してグローバルに活躍できる人材を育成】
    国際政治学科は、コンセプトである、「地球共生社会」の実現を目指して、未来志向型の人材を育成します。地球共生社会とは、異なる歴史・風土・価値をお互いに認め合いながら、自律的・有機的な関係を共有できる社会的空間のこと。21世紀のグローバル社会において、あるべき社会の姿です。その実現のために、観察力・分析力・構想力・交渉力・実行力、そして英語力を磨き、主体的に行動できる力を身に付けます。全国では珍しく、法学部の中に設置されている国際政治学科として、他学科と相互補完的に結び付いたカリキュラムにより、学びを深めることができます。

    【集中的に学び専門性を養う2コース制】
    ◆アジア国際政治コース
    充実したアジア各地域についての学びを通して、政治や外交の広い知識と理論的な分析力を身に付けます。

    ◆グローバル・ガバナンスコース
    紛争や軍事問題、国際人権、NGOなど、地球規模の問題に理論と政策でアプローチします。

    【多彩な英語教育】
    国際政治学科の英語教育では、本学科のために特設されている「Academic English R&W Ⅰ・Ⅱ」「Academic English L&S Ⅰ・Ⅱ」に加えて、より実践的な英語力の向上を目指す「Essay Writing」「Negotiation and Mediation Communication Skills」「Debate」などの科目も用意されています。また、英語で展開される専門科目の授業(「International Politics」「Global Governance」など)もあります。国際的な場で活躍する英語力の向上を図ることができます。

    【「政治学科」と「国際政治学科」の共通点と違い】
    両学科は、法学部に属しながら、それぞれ異なる特徴
    (「政治学科」には、「政治理論・歴史・思想」と「政策・都市・行政」の2つの科目群)
    (「国際政治学科」には、「アジア国際政治」と「グローバル・ガバナンス」の2つのコース)を有する政治系の学科。「政治学科」と「国際政治学科」にそれぞれ設置される科目は、相互に履修することができる。両学科の連携と相乗効果により、各人の関心と将来進路に応じた履修が可能となる。

文学部

人間と文化の本質に迫り、人類の未来への地図を描きます

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
  • 美術教諭
  • 美術造形
募集定員

670名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

哲学科/日本文学科/英文学科/史学科:1,299,000円
地理学科:1,321,000円
心理学科:1,341,000円
※年間合計(入学金含む)

◆文学部の特色
1.全員がゼミナールに入れます。
ゼミナールとは一人の先生の元に少人数の学生が集まり、主体的に学び、発表や討論を行う学習方法です。 大教室で講義を聞く勉強は知識の習得に偏りがちですが、ゼミナールでは知識見識を自ら切り開く方法と技術を学びます。 調査、プレゼンテーション、質疑応答、討論、そしてそれらへの先生の指導を通して、問題提起のあり方、調査研究の技術、 魅力的なプレゼンテーションの方法などを学びます。だからこそ文学部の卒業生は社会に出て、多様な分野で立派に活躍できるのです。 また、それらの学習を通じて人間的な出会いや信頼関係が生まれることもしばしばあるのが、ゼミナールの魅力のひとつです。 ゼミナールの仲間が一生の友人となることも珍しくありません。信頼できる先生がいて、心の通じる仲間がいるからこそ、 厳しい授業が成立します。文学部では各分野のゼミナールを開設しています。

2.卒業論文指導が充実しています。
大学は学生が一方的に知識を習得するだけの場ではありません。問題点、疑問点を見出し、それを解決する方法を探し出し、新しい叡智を生み出す方法と技術を身につける場でもあるのです。卒業論文は大学在学中に学んできた事柄の集大成を 示すものです。学生も皆さんそれぞれが研究テーマを定めるところから、先生とマンツーマンの指導が始まります。 マンツーマンの指導は卒業論文を書き上げるまでの1年間を通して行われます。充実した指導を受けることができます。

3.文学部独自開講科目があります。
文学部独自開講科目として「文学部生のキャリア形成」「現代のコモンセンス」を開講しています。

4.文学部は4年間を市ケ谷キャンパスで過ごします。
入学から卒業まで文学部は市ケ谷キャンパスで過ごします。市ケ谷キャンパスは都心に位置しています。 交通手段は利便性が高く、また周辺には学習の助けになる様々な施設があります。また、都心とはいえ、校舎の前には 旧江戸城の外濠とそれを囲む緑地が広がり、良好な環境を維持しています。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    79名

    人間・社会・世界の近未来を問いかけ、躍動的に知を学ぶ場、それが本学の哲学科です。多様な専門領域にバランスよく教員を配置。そこから広がる多彩な学問分野。そして体系的で総合的な教育カリキュラムにより、哲学・思想から人間と社会の理解に必要な複線的な履修科目を、きめ細かな少人数教育で徹底。3年次からのゼミでは、個人指導を充実し、より高度な専門研究への道も開けています。

    ◆哲学科の特徴
    【バランスのとれた教員配置とカリキュラムの内容】
    他の私立大学の哲学科と比較して本学の哲学科の魅力となっている点は、教員とカリキュラムが充実していることです。具体的には、スタッフが多様な専門領域にバランスよく配置されていることです。文字通り古今東西の哲学・思想、宗教や美学・芸術学、文化史や心理学・社会学関係などの多彩な学問分野を、学生の多様な関心に応じて学ぶとができる工夫をしている点に、大きな特色があります。

    【専門知と教養知の融合に根ざす系統的な科目編成】
    本学の哲学科は、系統的で総合的な教育カリキュラムを設置しています。基礎的な概論系の科目、特殊講義や演習科目、そして自由科目など、必修、選択必修、選択科目、そして総仕上げの卒業論文などいわゆる狭い意味での哲学だけではなくて人間や社会を理解するために必要な科目を用意しています。

    【個人指導と少人数教育の徹底】
    哲学科の最大の魅力は、学生の知的要求に応え、学習・研究意欲を促進させるだけでなく、自己発見・人間的成長のための機会を提供できることです。定員制のゼミナールでの教員や他の学年の学生との討論や共同学習は、将来社会人として活躍するのに必要な自己表現能力や論理的な思考方法を養うためにも、有益な場となっています。正課授業以外のサブゼミやゼミ合宿その他の個人指導の時間などを設け、一人一人の学生の学習上・生活上の指導などを日常的にきめ細かく行っている点は、他の私立大学にはまずみられない大きな特徴です。

    【多様な進路とスキルアップ】
    卒業生の進路は哲学の性格に応じて広い分野に及んでいます。論理的思考力を期待されてIT産業の最前線で活躍している人もいます。また、公務員として、社会や人間の原点に立ち返りながらしっかりと職務を遂行している人もいます。さらには、学部で学んだことを一層深めるために大学院に進学する人も多くいます。

  • 募集定員

    191名

    一つ一つの〈言葉〉にこだわりをもって、日本の文学や文化を見つめていくのが日本文学科です。1年次には文学・言語学・国語力の基礎を養い、2年次からは〈文学〉〈言語〉〈文芸〉の3コースに分かれ、専門を深めます。また、2年次よりゼミナールに所属し、卒業論文の執筆まで少人数による教育環境が保たれています。文芸創作・出版・編集に関する教育にも力を入れています。

    ◆日本文学科の特徴
    【少人数教育で本物の国語力を】
    日本人全体の国語力の低下が叫ばれています。情報を正しく受け止めて、自分なりに思考し、結論を的確に表現する―これが大学で要求される「国語力」です。日本文学科では1年次に少人数制の国語力養成講座「大学での国語力」を開講し、〈読む〉〈聞く〉〈書く〉〈話す〉力を養います。また、この科目では高校までとは異なる大学での〈学び〉をマスターすることも目指します。2年次からはゼミナールがスタートし、専門分野の研究を深めていきます。ここでは調査・研究能力のほか、プレゼンテーションの力を磨きます。

    【個性豊かな3つのコースと20以上のゼミナール】
    日本文学科のカリキュラムは高い専門性を身につけるため、2年次より〈文学〉〈言語〉〈文芸〉の3つのコースに分かれます。学生はこのうちの1つのコースに籍を置き、そのコースに設置されているゼミナールに所属します。各ゼミは20名以下の少人数制をとっており、4年次には卒業論文・卒業制作に取り組みます。優秀な論文・作品は、法政大学国文学会の学会誌『日本文學誌要』や文芸誌『法政文芸』に掲載されるほか、専門誌(『三田文学』など)に発表されることもあります。ゼミでは合宿や研修旅行などが企画され、教室以外での交流も大切にされています。

    ・文学コース
    ・言語コース
    ・文芸コース

    【広がる授業の選択肢、専門科目を夜時間帯にも設置】
    昼時間帯の中だけで卒業に必要な科目をすべて履修することもできますが、夜時間帯においても数多くの科目が開講されており、日本文学科の学生は1~7限に設置された科目を自由に履修することができます。

  • 募集定員

    129名

    英語もある。けれど、それだけじゃない。幅の広さが英文学科の最大の特徴です。実用英語系の授業では、英語の技を磨きます。英語学系の授業では、英語(および言語)を人文科学的、社会科学的に研究します。文学系の授業では、文学作品(小説、詩、映画など)の解釈を通じて批判的思考力を培ったり、人生を考えたりすることにもなるでしょう。言語学系の授業では、誰もが持っている言語の知識を自然科学的に分析することになります。

    ◆英文学科の特徴
    【さまざまな科目群】
    英文学科の特徴は、実践的な英語力の訓練のみならず、人文科学・社会科学・自然科学的な要素も混在した、守備範囲の広さにあります。同時に、文学系、英語学系、言語学系の三分野に渡って、各分野を専門とする教授陣が、個性を発揮した講義と演習を繰り広げます。

    【ユニークな教授陣】
    こうしたカリキュラムを支えているのが、ユニークな教授陣です。英文学科では、十数名の専任教員と、外部の専門家が、教えています。教員の専門は多岐にわたり、学生は英文学、米文学、英語学、言語学、実践英語、比較文学を学ぶことができます。個々の学生の興味に基づいて決められる所属ゼミで研究の方法を身につけ、4年間の研究成果を卒業論文で結実させます。

    【1年生から専門科目受講可能。会話、作文能力そしてIT】
    専門の講義は1年生から、演習は2年生から履修できます。演習で鍛えられたせいか、3年生の段階では基本的な語学力・ITの技術・人前で発表する要領が身についています。

    【留学・大学院】
    英文学科には、夏季休暇にアイルランドで英語を学習する短期SAプログラムがあり、2009年度からは後期にアメリカで専門科目を履修する長期SAプログラムも始まっています。卒業後も英語や英米文学を学びたい人、英語教員になりたい人には、大学院進学が役立つでしょう。

    【柔軟で批判的な思考力を養成】
    英文学科で学ぶ一番大切なことは、卒業後すぐに役に立つものではありません。それは学生の頭と心のなかに深く沈殿し、発酵し、卒業後の人生において、ジワジワと長く効果を発揮していくものです。そんななにか、あえていえば「柔軟で批判的な思考力」へと育つ種子を、みなさんが見つける手助けをしたい、私たち教員はそう考えています。

  • 募集定員

    102名

    歴史を多角的に研究し、自分のルーツや21世紀を考える。それが史学科の大きなテーマです。そして「にっとうせい」。これは史学科を象徴する言葉で「日東西」と書き、日本史、東洋史、西洋史の3分野の頭文字をつないだもの。2年次からいずれかの分野に所属して、歴史のロマンをより深く学びます。また、ゼミでは担当教授による少人数制ならではの、きめ細かな指導を受けることができます。

    ◆史学科の特徴
    【歴史学とは】
    学校の授業で学んだ特定の人物や時代に惹かれて、大河ドラマや歴史ドキュメント番組を見て、歴史上の事件や人物を題材とした小説や漫画にふれて…。史学科とは、さまざまなきっかけで歴史に興味を持った人たちが、歴史を深く学ぼうと集まる場です。史学科で歴史を学ぶこと、それは知識を吸収する、時代の出来事を暗記するといった覚える勉強ではありません。史学科で学ぶ歴史学は、多角的に研究し、深く理解し、自分のルーツや自分自身を考え、さらに21世紀を考える、つまり考える学問なのです。

    【分野別コース】
    「にっとうせい」。これは史学科を象徴する言葉です。「日東西」と書き、日本史、東洋史、西洋史という3分野の頭文字をつないだものです。2年次からこの3分野のいずれかに所属して学びます。

    【演習(ゼミ)】
    演習とは、2年次以上の学生が少人数制で教員の指導のもとに発表し質疑応答する形式の授業をいいます。通常はこれをゼミと呼んでいます。授業以外に、ゼミ単位で合宿をしたり懇親会を催したり、公私にわたって交流を深め、共に学び合います。日本史分野には7つのゼミ、東洋史分野には2つのゼミ、西洋史分野には3つのゼミ、合計12のゼミがあります。そして、ゼミ担当の教員が卒業論文を指導、審査します。

    【資・史料学 外書講読】
    考古学および古代史から現代史までの日本史分野では遺物や古文書を、東洋史、西洋史の両分野では外国語の文献をそれぞれテキストにして学ぶ科目があります。ときには、遺物や古文書の貴重な実物に接したり、学外の施設を利用したりして学ぶこともあります。

    【教員と学生の交流】
    日常的な交流の他に、教員も学生も共に法政大学史学会という学術団体に所属して、研究発表会や史跡巡りに参加する機会もあります。

  • 募集定員

    101名

    現地研究という実習科目が、地理学科の教育の大きな特長です。教員と学生がフィールドで寝食を共にし、現地調査とディスカッションを通じて地域実態への認識を深めます。また、地理学科の守備範囲は広く、文化・歴史系、社会・経済系、自然・環境系と大きく3つの領域で、それぞれ専門分野の研究を行います。共通項はテーマや地域を実際に観察・調査することで、多くの知見を得ることです。

    ◆地理学科の特徴
    【現地研究(実習、体験型授業)】
    地理学科の教育の大きな特色は、現地研究という実習科目にあります。教員と学生が数日間フィールドにでかけ寝食をともにし、地域調査とディスカッションを通して地域の実態への認識を深めます。「百聞は一見にしかず」とはまことに地理学のためにあるようなことわざです。テーマや地域を実際に即して観察・調査することで多くの知見を得ることができます。

    【多彩な教員と科目群の広さ】
    地理学科には10人の専任教員と外部から多くの講師を招いて、みなさんの教育/学習の手助けをしています。
    地理学科の守備範囲は大きく文化・歴史系(文化地理学、歴史地理学、観光地理学など)、社会・経済系(社会地理学、経済地理学、都市地理学など)、自然・環境系(地形学、気候学、水文学など)と3つに分けることができます。また、教員は自分の専門分野の研究成果を生かして、地誌(日本地誌、世界地誌など)を教授しています。

    【1年生から始まる専門科目】
    地理学の専門科目は1年生から始まり、2年、3年と進むにつれて、より深く学ぶことになります。講義と並行して実習や演習があり、文献を読んだりインドアワークやフィールドワークの技術を学びます。

    【理科の免許、測量士補、地域調査士、GIS学術士の資格がとれる。】
    一般的に理科の免許は理科系の学部しか取ることは出来ません。しかし、法政大学地理学科では社会科の免許の他に理科の免許を取得することが可能です。また測量士補、地域調査士、GIS学術士の資格を取得することが可能です。

  • 募集定員

    68名

    「こころの時代」と言われる今に対応した学科です。心理学の基礎を修得する基礎科目群、こころの発達を探究する発達系、こころの仕組みを解明する認知系。いずれも心理学における最新の成果を織り込んだ、高度な研究レベルを享受することができます。大学院に進学することにより、学校心理士や臨床心理士などの資格取得への道も開け、こころのスペシャリストとしての多様な進路が目指せます。

    ◆心理学科の特徴
    【心理学科の魅力と特徴】
    本心理学科は、心理学の基礎をしっかり学び、応用へとつながる架け橋までを十分にカバーしている本格的な心理学科です。基礎科目群では、心理学の考え方やデータの取り方、解析の方法をじっくり学びます。展開科目群では、認知系科目と発達系科目群が用意されていて、幅広いカリキュラムから自分の興味にあった科目を選べます。

    21世紀の心理学を展望し、認知系科目群では、脳科学、言語学、哲学、情報科学の知識や方法を取り入れ、心理学を学際的に展開していく力を目指しています。発達系科目群では、発達に関わる心理臨床や、障害への取り組み、さらには子どもの能力開発や問題行動の予防など、学校場面などでの実践的な研究に取り組む姿勢を重視しています。病院や学校などの現場に出かけて、幼児や児童・生徒と直接触れ合う機会も設けています。

    【多彩な進路と資格取得への道】
    こうした能力をベースに、一般企業(マスコミ関係・人材開発・人事労務・企画広告など)に就職する卒業生も多くいますが、心理学の能力を直接生かせる職業として、教育相談機関や福祉機関、司法・矯正機関などの公務員を目指すことも奨励しています。また、大学院に進学し、研究職を目指す人や心理学に関わるさらなる資格を目指す人も少なくありません。
    心理学科で所定の単位を修得すると、「認定心理士」が取得できます。また、「教員免許(中学校の社会、高等学校の公民)」や「図書館司書」、「学校図書館司書教諭」、「博物館学芸員」、「社会教育主事」の資格取得も可能です。心理学や福祉職などの国家公務員や地方公務員を目指す学生たちのため、勉強会などを組織するなど積極的に支援しています。

経営学部

企業活動や消費行動から、時代の変化を捉える力を培う

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

781名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

経営学部(GBP除く):1,299,000円
経営学部(GBP):1,436,000円
※年間合計(入学金含む)

◆経営学部の特色
経営学部は経営学科、経営戦略学科、市場経営学科の3学科で構成され、それぞれの学科の特徴を活かした多彩な授業科目により、社会の多様なニーズに対応する専門知識を身に付けた人材を社会に送り出しています。
一方、経営学の領域では、経営管理、人事管理や会計といった伝統的な分野に加え、経営戦略、事業創造、グローバル経営、マーケティング、ファイナンスといった新しい分野が重要性を増しています。経営戦略学科、市場経営学科の2学科は、主にこうした新しい分野を重点的にカバーするために、従来の経営学科から独立させることにしたのです。

伝統的な分野であれ、新しい分野であれ、その全てにわたる専門家となることは困難ですし、その必要もありません。むしろ、自分にとって興味・関心のあるいくつかの分野を深く学んでほしいと思います。そこで、本学の3学科体制では、経営学の主要な分野ごとに、それぞれのプロとなるための基礎知識が十分身につくようなカリキュラムを工夫しました。また、ゼミナールの開講数を大幅に増やすなど、少人数教育にも力を入れました。さらに、英語力向上や資格取得、キャリアプランの作成に資するよう、留学プログラム(SA)、検定会計、キャリア・マネジメント、インターンシップなど、各種のプログラムを一層充実させました。
一方で、従来から経営学部の良さであったように、特定の分野だけでなく、基礎的な科目は幅広く学習できるように配慮しています。変化の時代には、すそ野の広い基礎を身につけておくと、かえって対応しやすいからです。
このように法政大学経営学部は、3学科体制のもと、グローバルに通用する21世紀型「ビジネス・スクール」モデルを提示して、みなさんをお待ちしています。

・経営学科
経営管理の基礎から、組織、人事、会計に関する専門科目を配置し、経営管理のプロフェッショナル、ゼネラル・マネージャーなどの人材育成を目指しています。

・経営戦略学科
国際経営、企業戦略、企業家活動、経営分析などに関する専門科目を配置し、グローバルな戦略策定と事業創造を担う人材の育成を目指しています。

・市場経営学科
マーケティング、産業・技術、金融・公共サービスなどに関する専門科目を配置し、マーケット創造を担う人材の育成を目指しています。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    326名

    ◆経営管理のプロフェッショナル、ゼネラル・マネジャーの育成を目指す
    経営学科は、組織、人事、会計など経営管理の基礎的分野を学び、将来、営業や事務部門の第一線の管理者となり組織運営能カを持つゼネラル・マネジャーへと昇進していく人材、あるいは会計、人事、総務、営業など特定分野のプロフェッショナルとして活躍する人材の養成を目指します。企業経営の環境が大きく変化し、新たな企業経営上の重要課題の解決が求められている時代に、その解決の中心となれる人材を育成します。

  • 募集定員

    237名

    ◆グローバルな戦略策定と事業創造を担う人材育成を目指す
    経営戦略学科は、経済活動のグローバル化や、企業における戦略的意思決定の重要性の高まりなどを踏まえ、グローバルな戦略策定能カを持つ人材の育成を目指します。日本企業のグローバル戦略や新規創業に伴う問題を克服するためには、国際的・歴史的な視点や知識、的確な分析ツールをベースに、新たな企業活動を切り拓いて行く能カが必要です。このため本学科には、国際経営、企業戦略、企業や産業の歴史、経営分析などの能カ育成に必要な専門科目を配置しています。

  • 募集定員

    218名

    ◆専門性に基づいたマーケット創造を担う人材育成を目指す
    市場経営学科は、情報技術の発達や規制緩和の進展による産業構造と企業経営の大きな変化に対応し、専門性に基づいたマーケット創造を担う人材の育成を目指します。近年、メーカーや流通業が金融業に進出したり、情報技術を活用した多様なビジネスモデルが広がっていますが、そうした分野で専門能カを持って活躍できる人材の不足も指摘されています。このため本学科では、マーケティング、産業・技術、金融、公共サービスなどに関する専門科目を配置し、個別産業に関する専門知識や、各産業に共通した経営のロジック、ツールを学ぶことを可能にしています。

国際文化学部

変化する現代世界で求められる「国際社会人」を目指す

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

254名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,605,000円
※年間合計(入学金含む)

◆国際文化学部で学ぶこと
国際文化学部では、文化をキーワードに国際的な視野で多様なテーマについて学びます。
文化というと「日本文化」「中国文化」「アメリカ文化」というように、一つの国民が国家としてまとまった枠の中での文化と考えがちですが、例えば、一つの国の中にも多くの民族が暮らしていて、異なった文化が国境を越えて広がっています。このような文化の捉え方をするのがこの学部の特徴のひとつです。
もうひとつの特徴は、文化が情報と密接に結びついていることを重視している点です。
文化は言語をはじめ映像やデザインなど様々な媒体を介して情報化され、発信されます。発信された情報を受け取る場所や地域などによって解釈が違い、例えば同じ内容のニュース映像であっても、放送される国や地域によって受け取られ方が異なることがあります。文化について伝えるときにどのような変化と問題が生じるのか、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。

◆科目群
異文化間のコミュニケーションを研究するためには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要です。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされています。このようなやりとりの過程で新たな言語や表象が生まれるプロセスは、現実の生きた国際化する社会の大きな特徴であり、そのための知識やスキル、国際社会に関する理解は欠かせません。国際文化学部では、そのような要素を4つの科目群を通じて学んでいきます。

・情報文化科目群
情報リテラシーの基礎からはじめて、情報処理に関する高度な知識と能力を養います。
・表象文化科目群
アート、デザイン、映画、アニメ、音楽、ダンスなどの視覚・聴覚表現について学びます。
・言語文化科目群
言語のスキルを磨き、各言語に特有の文化を掘り下げて、文化の多様性を探究します。
・国際社会科目群
地域や国を横断する国際社会の交流とその仕組み、問題点とその解決方法を探ります。

これら4つの科目群があいまって、バランスのとれた国際社会人を養成することが目的であり、それぞれの科目群から一定単位を履修したうえで、それ以外はどの科目群からも自由に履修できる柔軟なカリキュラムになっています。

専攻・コース一覧

  • ◆情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養う
    現代において「情報」が思考や生活の基盤になるとの立場から、人間を主体に「文化」と情報の分析・編集・構成との関係性を学びます。
    倫理、生物多様性、こころ、ロボット、メディアアート、デザイン、データサイエンス、セキュリティ、モノのインターネット、AI、VRなどグローバルな領域で研究、作品制作、フィールドワークに取り組みます。

    ◆基幹科目
    ・ディジタル情報学概論―ディジタル社会を生き抜くための基礎知識―
    ・統計処理法
    ・システム論
    ・文化情報学概論
    ・情報産業論
    ・ネット文化論

    ◆専攻科目
    ・こころの科学
    ・こころとからだの現象学
    ・ゲーム構築論
    ・道具のデザイン学
    ・情報セキュリティとプライバシー
    ・文化と生物―生活にいかす生物との関わり―
    ・文化と環境情報―人間社会や文化が,生態系とどのように関わっているのか―
    ・文化情報空間論
    ・コンピュータ音楽と音声情報処理
    ・コネクション・デザイン
    ・情報の編集論
    ・文化情報の哲学
    ・ソーシャル・プラクティス

  • ◆アート・音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学ぶ
    表象文化の学習は、表象された対象を知ると同時に、表象する視点を知ることを意味します。つまり様々な芸術表現に触れることで異なった地域や時代の人々の志向・価値観・感受性を追体験し、自分を豊かにしたり、未知の他者の心に訴える表現活動をしたりする道が開けるのです。

    ◆基幹科目
    ・表象文化概論
    ・メディアと情報
    ・社会と美術
    ・メディアと社会
    ・身体表象論
    ・現代思想

    ◆専攻科目
    ・サブカルチャー論
    ・道具による感覚・体験のデザイン
    ・マルチメディア表現法
    ・メディア表現ワークショップ1
    ・メディア表現ワークショップ2
    ・メディア表現ワークショップ3
    ・五感共生論
    ・映像文化論
    ・写真論
    ・映像と文学
    ・演劇論
    ・ポピュラー音楽論
    ・コミックス論
    ・空間デザイン論
    ・比較表象文化論
    ・異文化と身体表現
    ・パフォーマンスの美学
    ・現代美術論

  • ◆各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を探求する
    SAプログラムの留学先である英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、朝鮮語の各言語圏の文化や、中央アジアの文化、世界の中の日本文化についての知識を身につけます。設置科目の内容は言語学、文化史、思想史、文学、芸能、現代事情など多岐にわたり、言語そのものや、言語が生み出す文化の多様性を、広い視野で学びます。

    ◆基幹科目
    ・言語文化概論
    ・比較文化
    ・ジェンダー論
    ・異文化間コミュニケーション
    ・Philosophy of the Public Sphere

    ◆専攻科目
    ・世界の中の日本文学
    ・世界の中の日本語
    ・日英翻訳論
    ・実践翻訳技法
    ・中国の文化Ⅰ(現代中国社会)
    ・中国の文化Ⅱ(多民族社会中国)
    ・中国の文化Ⅲ(日中文化交流史)
    ・中国の文化Ⅳ(中国語の構造)
    ・中国の文化Ⅴ(中国語と日本語)
    ・中国の文化Ⅵ(古典思想・文学)
    ・中国の文化Ⅶ(近代文学)
    ・中国の文化Ⅷ(現代文学)
    ・中国の文化Ⅸ(中国俗文学)
    ・中国の文化Ⅹ(歴史)
    ・朝鮮語圏の文化Ⅰ(朝鮮半島の文化史)
    ・朝鮮語圏の文化Ⅱ(朝鮮語の構造)
    ・アジアの伝統芸能
    ・ロシア・中央アジアの文化
    ・ロシア・東欧の文化
    ・ドイツ語圏の文化Ⅰ
    ・ドイツ語圏の文化Ⅱ
    ・フランス語圏の文化Ⅰ(思想)
    ・フランス語圏の文化Ⅱ(芸術)
    ・フランス語圏の文化Ⅲ(文学)
    ・フランス語圏の文化Ⅳ(複言語・複文化社会)
    ・北米文化論(ケベック講座)
    ・スペイン語圏の文化Ⅰ
    ・スペイン語圏の文化Ⅱ
    ・カタルーニャの文化Ⅰ(言語A)
    ・カタルーニャの文化Ⅱ(言語B)
    ・カタルーニャの文化Ⅲ(歴史・社会A)
    ・カタルーニャの文化Ⅳ(歴史・社会B)
    ・英語圏の文化Ⅰ(文化史)
    ・英語圏の文化Ⅱ(思想史)  
    ・英語圏の文化Ⅲ(現代事情)
    ・英語圏の文化Ⅳ(文学と社会A)
    ・英語圏の文化Ⅴ(文学と社会B)
    ・英語圏の文化Ⅵ(文学と社会C)
    ・英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)
    ・英語圏の文化Ⅷ(英語の歴史)
    ・Structure of English
    ・History of English

  • ◆国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探る
    私たちが生きる21世紀はグローバル化の時代と言われます。グローバル化とは何か、を知るには世界各地の人たち自分とのつながりを認識し、世界のなかの自分の位置を確認することから始まります。国際社会コースでは現代世界の特徴や問題を見極め、異文化への理解と共感を持って他者と関わり、新たな世界を創りだせる人を育てます。

    ◆基幹科目
    ・国際関係学概論Ⅰ
    ・国際関係学概論Ⅱ
    ・国家と民族
    ・平和学
    ・宗教と社会
    ・Religion and Society
    ・国際文化協力
    ・異文化適応論

    ◆専攻科目
    ・世界とつながる地域の歴史と文化
    ・実践社会調査法
    ・実践国際協力
    ・国際関係研究Ⅰ(アクターに着目した理論の捉え方)
    ・途上国経済論
    ・国際関係研究Ⅳ(他者イメージ論)
    ・宗教社会論Ⅰ(仏教思想) 
    ・宗教社会論Ⅱ(キリスト教と社会運動) 
    ・宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想) 
    ・間文化性研究翻訳論
    ・多文化社会と人間
    ・国際関係研究Ⅱ(メコン流域国の開発と環境(社会と自然))
    ・人の移動と国際関係Ⅰ(華僑・華人社会)
    ・人の移動と国際関係Ⅱ(朝鮮民族のディアスポラ)
    ・人の移動と国際関係Ⅲ(アジア・太平洋)
    ・国際関係研究Ⅲ(地域紛争とエスニシティ)
    ・国際関係研究Ⅴ(東南アジアの世界遺産をめぐる文化の政治学)
    ・持続可能な社会
    ・地域協力・統合
    ・Approaches to Transnational History
    ・Cultural Dimension of American Foreign Relations

人間環境学部

百年先も子ども達の笑顔があふれる社会を~みんなで創る

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

343名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,436,000円
※年間合計(入学金含む)

◆持続可能な社会へ
【持続可能な発展のための教育(ESD)によるT字型人材&U字型人材の育成】
「人間と環境の共存」と「人間と人間の共生」が両立した「持続可能な社会」の構築を理念とする文系の総合政策学部であり、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が進めてきた「持続可能な発展のための教育(ESD)」を大学教育において展開しています。
社会科学を中心に自然科学や人文科学の領域にまたがる学際的なカリキュラムとコース制により、幅広い教養とともに1つの専門性を有するT字型人材や、幅広い教養ととともにメインとサブの複数の専門性を有するU字型人材を育成します。さらに社会との連携を進めながら、実践的な学びを通して学生が経験を深めていくことが可能な教育の充実を図っています。
このような独自のESDにより、持続可能な社会の価値を体現する市民であり、かつ企業・国・自治体・NPO・NGOなどにおいて、現代社会の問題解決に向けて構想力を発揮しながら、他者との協働実践をリードするプロフェッショナルを輩出することが、人間環境学部がめざすキャリア教育です。

◆コース紹介
・サステイナブル経済・経営コース
経済活動を通じて環境問題や社会的課題を解決し、サステイナブルな経済システムを実現していくための人材を育成するコースです。

・ローカル・サステイナビリティコース
地域に根差したフィールド体験等を通して、持続可能な社会の構築に貢献する実践的な知と構想力を身につけることを目標とするコースです。

・グローバル・サステイナビリティコース
幅広い教養と広い視野を備え、国境を越えた思考で地球規模の持続可能な発展に貢献する「グローバル人材」を育成するコースです。

・人間文化コース
私たちが持続可能な社会を作り出していく方向性は、私たちの社会が共有している価値観やその文化的背景によって定められます。このコースでは、思想・哲学、歴史学、文学・芸術、民俗学、人類学などの人文科学とその周辺の学問領域を学際的に学び、人間社会が織りなす文化の諸様相を学問的見地と人間行動の観察から分析します。

・環境サイエンスコース
文系の知識と考察力に加え、環境学の考え方をあわせもつバランスのとれた人材を育成するコースです。

専攻・コース一覧

  • 経済活動を通じて環境問題や社会的課題を解決し、サステイナブルな経済システムを実現していくための人材を育成するコースです。企業やその他事業主体における経済・経営や法律の理論、歴史、仕組みなどに関する基礎知識を身につけ、これらをもとに環境配慮型の市場経済と経済政策、企業の環境経営と CSR (企業の社会的責任)の先進的な取り組みについて理解を深めていきます。
    こうした学びを通じて、企業、地域、国が実践するサステイナブルなマネジメント、ビジネス、政策・施策、さらに、脱炭素社会 (カーボン・ニュートラル 、ゼロ・カーボン の推進に向けた消費行動やライフスタイルなどに ついて探究します。

  • 地域に根差したフィールド体験等を通して、持続可能な社会の構築に貢献する実践的な知と構想力を身につけることを目標とするコースです。現代のローカル・サステイナビリティに関するテーマは、廃棄物や公害、自然破壊などの環境問題だけではなく、エネルギー、都市計画、農林水産業、福祉など、都市と農山村の地域づくり全般に及びます。
    また、国内で起こっている問題やコミュニティが抱えている課題を、国際的な動きと結びつけながら 検討することも重要です。そこでこのコースでは、これらのテーマについて最新のケースやデータをもとに学際的に探究し、さらに市民・自治体・ NPO ・企業などの役割と協働について学ぶことを通して、それぞれの学生が自ら主体的に社会に働きかけるアプローチを検討します。

  • 幅広い教養と広い視野を備え、国境を越えた思考で地球規模の持続可能な発展に貢献する「グローバル人材」を育成するコースです。国際社会の動向について基本的な知識を身につけ 、私たちのものとは異なる世界の多様な文化を知り、理解することを基礎としつつ 、気候変動(地球温暖化)や生物多様性、平和、貧困と開発など、グローバル・サステイナビリティに関わる多様なテーマについて 学際的に 探究します。また、地球社会の行方を左右する新興国や途上国の発展と国際協力、先進国日本の役割、さらに政府・ NGO などの市民社会企業のパートナーシップ のありかたについて学びます。

  • 私たちが持続可能な社会を作り出していく方向性は、私たちの社会が共有している価値観やその文化的背景によって定められます。このコースでは、思想・哲学、歴史学、文学・芸術、民俗学、人類学などの人文科学とその周辺の学問領域を学際的に学び、人間社会が織りなす文化の諸様相を学問的見地と人間行動の観察から分析します。とくに他文化との比較を通じて、私たち自身の考え方や生き方を問い直し、新しい価値観や生活様式を発見していく知性と能力を身につけることは、グローバル化が進み多様 な文化が行き交う中で、より一層重要な課題になってきています。

  • 文系の知識と考察力に加え、環境学の考え方をあわせもつバランスのとれた人材を育成するコースです。多くの事業やプロジェクトでは自然環境、経済産業、医療衛生、公共システム、防災復興などが相互に関係し、国や自治体、企業、住民といった利害関係者との連携と調整が必要となることから、文理総合的な判断やコンサルティングが求められます。そこでこのコースでは、社会・人文系科目と環境・自然系科目とを組み合わせて履修し、多角的な視野と分析力を育みます 。さらに、その知識やスキルをもとに、より良い社会と環境そして両者の持続可能な関係のための政策や企画を探究します。

キャリアデザイン学部

人と人とが支えあい、良き人生を生きるために混沌とした世界に踏み出すための自分なりの知の羅針盤を作り上げよう

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

300名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,320,000円
※年間合計(入学金含む)

◆「キャリア」とは、「キャリアデザイン」とは?
「キャリア」と聞いて、何をイメージするでしょうか?職業、とくに専門的な職業を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしこの学部では、もっと広くとらえています。英語の Careerの意味(生涯、経歴、行路など)に即して、人が生涯にわたってたどる生の軌跡のすべてが「キャリア」だと考えています。そして、一人ひとりにとってかけがえのない人生=キャリアを主体的に「デザイン」(設計・再設計)していくこと―これが「キャリアデザイン」なのです。

◆今、なぜキャリアデザインなのか?
キャリアは、一度設計すればそれで終わり、ではありません。現代の日本においては誰もが標準的なキャリアをたどるわけではなく、むしろ〈標準〉そのものが揺らいでいます。また、一度設計したキャリアが修正を迫られることもあるでしょう。だからこそ自分で設計・再設計できる能力を身につける必要があるのです。
現在の日本社会は大きな変化のただなかにあります。とりわけ、個人の人生に大きな影響を及ぼすのが、働き方の変化や生き方の多様化です。生涯同じ会社に勤め続ける、あるいは結婚して退職し、専業主婦になるといった、少し前まで〈標準〉的であった生き方が、必ずしも誰もがたどる生き方ではなくなりつつあります。また終身雇用制がくずれ、派遣社員・契約社員・パートタイム・アルバイトなど、雇用形態も多様化し、経済情勢の変動が直接個人の暮らしを脅かすことも少なくなりません。
そうした、生き方・働き方をめぐる大きな変動の中で、キャリアに関わる多様な選択肢を前に個々人の判断が求められる場面が増えています。そのような時代だからこそ、一人ひとりが、暮らし方、学び方、働き方をめぐる社会のしくみみや変化をしっかりと理解し、自立/自律的に自ら学び、考え、行動できる力―まさにキャリアデザインの力を身につけていくことが求められているのです。

◆キャリアデザイン学部が育てようとする人材
法政大学キャリアデザイン学部は、このような社会の急激な変化に力強く、かつ柔軟に対応するために、自ら学び、考え、行動できる自立/自律的な人を育てています。同時にまた、そのような自立/自律的な生き方を求めている人たちを支援できる「人の専門家」を育てることを目ざしています。

デザイン工学部

デザイン工学で、技術と人・社会・自然をつなぎます

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

299名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,811,000円
※年間合計(入学金含む)

◆デザイン工学部の特色
モノを創造する、デザインするとは、科学技術と知性が及ばぬところで感性を補うものです。「工学」と「美学」を融合し、時代に先駆けて新しい文化を構築する。
このような「総合デザイン(Wholistic Design)」教育が、デザイン工学部のミッションです。

・基礎となる工学
数学、物理、力学などの工学基礎の習得

・創造能力・感性
デザインスタジオ、色彩学などの体験学習による表現力の育成

・ビジネス感覚
国際標準の経営の基礎知識に基づくビジネス感覚の養成

・コンセプト力
デザインスタジオ・フィールドワークなどによる物の見方・コンセプトを作る力の養成

・実社会との連携
企業・デザイン事務所でのインターシップによる実学および技術者論理の習得

・グローバル化への対応
海外の大学で履修した単位の認定・短期海外留学がしやすいクォーター制

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    135名

    建築学科は学習・教育到達目標に「アーキテクトマインド」を掲げています。工学の知識と理性だけでなく、芸術、歴史、文化、思想、社会、経済をも包括する美系の感性と文系の知性をあわせ持つ、総合的な創造性を探求する教育を実践しています。

    ◆アーキテクトマインド
    法政大学建築学科・大学院建築学専攻の学習・教育到達目標のうち、「アーキテクトマインド」は本学の教授であられた大江宏先生が、常日頃、提唱されていたものである。 この7項目は、建築学科の到達目標としてかねてから提案されていた文言を趣旨に従いつつ、箇条書きに改めたものである。

    ◆建築学科の学習・教育到達目標
    「アーキテクトマインド」について学ぶ

    1)総合デザイン(Holistic Design)力について学ぶ。
    2)建築が歴史および文化と不可分であることを学ぶ。
    3)グローバルな視点と持続可能な環境を見すえた倫理観を習得する。
    4)人間の安心、安全、快適を保障する建築知識および建築技術を習得する。
    5)技術や実用性に芸術性を加えることで、人に感動を与える「もの」の制作が行なえることを学ぶ。
    6)自然科学と社会科学および情報技術に関する知識とその応用能力を習得する。
    7)さまざまなレベルでの表現能力、コミュニケーション能力を習得する。

  • 募集定員

    82名

    これからの都市環境デザインは単なるインフラの整備にとどまらず、自然環境や歴史文化に根ざした生活の質の向上を目指す必要があります。そこで、従来型の構造物を中心とした「ものづくり」の能力という枠組みを越え、広い視野と豊かな感性・想像力を育むことを教育目標としています。

    ◆都市環境デザイン工学科で何を学び、何を目指すのか?
     法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科は、2007年に工学部の同名の学科から転換する形で開設された比較的新しい学科ですが、さらにさかのぼるとその前身は2001年まで工学部にあった土木工学科です。土木工学は、中国の「淮南子(えなんじ)」という本の中にある「築土構木」が起源となっています。これは、「君子は人民のために基礎を作って家を立てる」というような意味です。また、土木工学の英文名は「Civil Engineering」です。「Military Engineering」に対応した言葉で、軍事ではなく「民生のための施設構造物などの計画・設計・建設のための工学」です。欧米では、意匠系のデザインを除けば都市計画はもとよりビルなどの計画・設計・施工も「Civil Engineering」の範疇です。

    ◆入学者受入れの方針についての目的や目標
    本学科では、組織依存型ではなく自己に対する責任感の強い人材、すなわち自分で考え、判断し、主体的に自分の運命を切り拓いていく人材、積極的に社会の進歩に寄与する自立型人材を社会に送り出すことを重視しています。

    また、グローバル化、国際化に対応できる幅広い視野と独創性、ならびに問題解決能力を持つ確かな技術者を育成することを目指し、高度な専門性と広い教養という両面を重視しながら実学の伝統を堅持する人材の育成に努めています。さらには、環境問題や大きく変貌しつつある社会情勢も考慮に入れた次世代の社会基盤のあり方などについて、的確な判断力、洞察力、問題解決能力を有する人材の育成を目標としています。

    このような観点から、本学科では、工学的な基礎学力に加えて、自然とのかかわりあいを大切にして、生活しやすい安全で安心な都市空間を築き、われわれの共通の財産として維持・管理することに深い興味を有する個性ある積極的な学生を求めています。

  • 募集定員

    82名

    ◆教育の目的と理念
    本学科では、工学基礎教育に軸足を置きながら「新しい価値を持ったもの・システムを創造しデザインする工学」を標榜し、様々な分野を統合した新たな学問体系による教育を行っています。アナリシス(分析)主体の細分化・専門化した大学専門教育とは大きく異なり、幅広い技術や知識を組み合わせながら人間中心にシステムをデザインする、シンセシス(統合)主体の 学びの場を指向しています。環境・健康・福祉・公共の安全を理解し、国際的な視野に立って判断のできる総合的にシステムをデザインする能力を身につけた人材を育成し、社会へ送り出すことを目的としています。

    ◆システムデザインとは
    <デザインの意味>
    “デザイン”ということばは、とても多くの意味を含んでいます。デザイナーといえば、ファッションデザイナー、カーデザイナー、グラフィックデザイナーなど、とてもビジュアルでクールな(かっこいい)イメージがあります。しかし、“デザイン”ということばには、いわゆる“見た目”の美しさ以上に、その背後にある“しくみ”の美しさが重要なのです。逆に言えば、しっかりとした“しくみ”があるからこそ、その結果として見た目が美しく見える、あるいは感じるのです。この“しくみ”は英語でいえばSystem(システム)ですね。皆さんは、システムをデザインする方法、技術、そして知識を、4年間のシステムデザイン学科でのカリキュラムの中で学び、その成果を社会の中で実践していくことが求められています。

    <システムとは何か?>
    多くの人は、システムというと、パソコンとか電子機器とか、銀行のATMとか、ハイテクな製品やサービスなどを連想します。これは間違いではありませんが、本来の定義は、“いろいろな要素が複雑に関係しあっているしくみ”を指すことばです。このしくみをどうしたら人々(あるいは自分自身)に役立つようにできるか、これを追求することがシステムデザインの目的です。
    たとえば、かっこいい車は、実際に高性能なエンジンを積み、速く走るからこそかっこいいわけです。いや、これらのかっこよさは、燃費や環境での配慮なのかもしれません。これは、社会が求めるニーズや個人のマインドと密接に関係しています。また、それを実現するための要素技術や、生産コストとも関係しています。

GIS(グローバル教養学部)

Faculty of Global andInterdisciplinary Studies

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

102名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,569,000円
※年間合計(入学金含む)

◆GIS(グローバル教養学部)の特徴
【英語によるリベラルアーツ教育】
グローバルな視野やマインド、スキルを身に付けるために、学部独自のリベラルアーツ教育を英語で実施しています。

【すべての授業は英語で行います】
英語は今や80を超える国と地域の公用語であり、政治、ビジネス、学術などの分野では、事実上、世界の共通語となっています。しかも、インターネットなどを通じて世界の情報が行き交う現状において、リアルタイムに世界の動向を把握するためには、高い英語運用能力がますます必須となります。これらの背景をふまえ、GIS は原則、講義だけでなく、ディスカッションやプレゼンテーション、レポートや論文の執筆も英語で行うことで、「読み、書き、聞き、話す」四つの基本的なコミュニケーションの力をバランス良く育みます。
このように授業で実に英語を使いながら、多様な知識を吸収し、さらに英語そのものに内在する発想や論理的批判的な思考方法を身につけることもイマージョン教育の特徴です。

【少人数制によるていねいな指導】
演習(ゼミ)をはじめ、ほとんどの授業は20名から30名位の徹底した少人数制です。これにより、学生一人ひとりの興味と先行知識に合わせたきめ細やかな指導が実現されます。

【系統的な科目履修】
本学部ではすべての科目を段階的に100~400レベルに分類。レベル100を入門科目とし、レベル200でその知識を展開・応用します。さらにレベル300、400では最も専門性の高い内容を扱います。系統的に学びを深化させる、世界標準の科目編成です。

【本格的な学部課程留学】
OAS (Overseas Academic Study Program)
2年次後期もしくは3年次前期に、アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドの各協定大学で4(短期)~10ヶ月(長期)、正規の学部授業を学ぶプログラムです。OASは必修ではありませんが,異文化理解を深め、国際人としてのコモンセンスも身につきます。 GISでは、参加学生全員に一律50万円(短期)~100万円(長期)の奨学金を支給します。

経済学部

広い視野を持ち、グローバルに活躍できる経済人を目指します

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

894名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

経済(IGESS除く):1,299,000円
経済学部(IGESS):1,436,000円
※年間合計(入学金含む)

◆経済学部の特色
【グローバルな諸問題を解決するための基礎となる能力を身に付ける】
経済学とは、経済の仕組みと法則を研究する学問です。経済現象や経済問題を体系的に解明し、政策提言できることが経済学の特徴です。現代社会はグローバル化・情報化の中で高度化・複雑化しており、日本と諸外国とが抱えている諸問題には、政治・社会・文化をも巻き込み多くの要因が絡み合っています。これらを分析・検証し問題解決へと導くためには、多様で複雑な経済の仕組みを的確に捉えなければなりません。経済学部ではこうした諸問題を解決するために、その基礎となる能力を身に付けることを目指しています。

【4年間一貫した少人数教育による経済エキスパートの育成】
本学部の教育の特色は、一貫教育と少人数教育です。1年次には入門ゼミを、2年次から4年次までは演習を配置。

・入門ゼミ
1年次で学ぶ「入門ゼミ」は、高校から大学への橋渡しのために設置された、いわば大学入門講座です。1クラス約45人のクラス制を採り、専任教員はクラス担任として大学での学問の方法をわかりやすく説明します。

・演習(ゼミナール)
2・3・4年次には、3年間を通したゼミナールを設置。ここでは各教員の専門分野に応じた高度な教育が行われます。ゼミナールでの学習は学生生活の中心をなすものであり、学生の皆さんにとって大きな意義をもつことになります。

【英語を集中的に学び国際経済人を育てる「スタディ・アブロード・プログラム」】
これは、全学対象の「法政大学派遣留学制度」とは別の、経済学部独自の半期留学制度です。経済学部の学生で希望するものが、2年次の春学期にアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの現地大学で留学生向けの語学授業・講義を履修します。世界経済の「いま」を肌で理解するため、また語学力を伸ばし現地の情勢をより深く理解するためにも、ぜひ活用してほしいプログラムです。授業はすべて外国人講師により、英語で行われ、英語の実用能力を短期に磨き上げます。

【経済を基礎から応用まで理論的に学び / 幅広い視野で探求できる体系的なプログラム】
・必修科目・選択必修科目・選択科目・自由科目からなる専門教育科目
・バラエティーに富んだ総合教育科目と外国語科目

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    492名

    ◆経済学科の特色
    【社会の制度や仕組みを、本質的に捉える眼を養う。】
    金利の引き下げや円安、少子高齢化や社会保障など現代の社会問題を捉え、世の中の仕組みや、つながりを知る学科です。
    より効率的な経済活動と、より良い社会の探求を通じて社会へ出るための学びに最適な学問です。

  • 募集定員

    249名

    ◆国際経済学科の特色
    【現代のグローバル化に対応できるジェネラルスキルを磨く。】
    英語を用いた経済学の講義により、英語でグローバル社会において通用する経済学の議論が可能となります。
    また、開発経済の科目も充実させ、国際的な貧困問題などをより深く考えることもできます。

  • 募集定員

    153名

    ◆現代ビジネス学科の特色
    【経営を学んだうえで、ビジネスも理解することができる。】
    経営学と経済学のリンクがいちばんの醍醐味。
    社会のあらゆる事象に経済学は存在し、企業経営も同じです。
    全く異なる学問領域で得た知識が、体験を通じて、頭の中でぱっと結びついたとき、学ぶことの楽しさを感じられます。

社会学部

多様な学びの選択肢から、社会問題の解決に挑む

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

759名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,299,000円
※年間合計(入学金含む)

◆社会学部の特色
【2018年度入学生向け新カリキュラムが始動】
法政大学社会学部は、2018年度以降の入学生を対象とした「新カリキュラム」を導入します。
社会政策科学科・社会学科・メディア社会学科の各学科カリキュラムにおいて、学科の専門領域を基礎から学び、2年次からのコース選択で自らの関心を追究しながら、知識を応用する力を身につけます。

【ゼミをコアにしたアカデミック・コミュニティ】
一つの学部や学科がアカデミック・コミュニティと言えるためには、「学問的成長の共有」、「豊かな人格的交流の存在」、「一人ひとりが能動的に関与し担い手となる」という3つの条件が必要です。本学部では社会学部専用棟の中で全学年に多数のゼミが開講され、高い履修率を誇ります。

【研究発表会の開催】
ゼミ同士の交流を深め、1年生にゼミ選択の情報を提供するために、毎年12月にゼミの研究発表会を開催。ゼミ説明会では、1年生が各ゼミのブースを訪問。

【フィールドで学ぶ、伝える】
本学部では、ゼミや実習でのフィールド学習を重視しています。社会科学の研究を進めるためには、まず何よりも現場において社会生活の現実を知ることが必要です。現場(フィールド)での学習・研究活動が、私たちの「問題意識」を触発し、「コミュニケーション能力」と「チームワーク」を鍛え、「学問的探求心」を高めてくれます。
フィールドワークには、(1)国内・国外のフィールドに出かけて、その現状を観察すること、(2)その現場での社会活動に実際に参加してみること、(3)データを収集・分析し、研究報告書を作成すること、(4)これらの活動を通して得られた情報や成果を作品化し、外部に向けて表現すること、などの多様な局面があります。

【スタディ・アブロード(SA)を柱に、充実の外国語教育】
外国語教育も重視し、特に英語、ドイツ語、フランス語、中国語は高度の選択的学習機会を保障。必修科目に加えて中・上級科目を選択すれば、最大各38単位まで卒業必要単位として認定されます。また、米国(ボストン大、UCサンディエゴ校)、カナダ(トロント大、アルバータ大)、中国(北京師範大)のエクステンションセンターへ半年間(半期)、1年間(通年)の留学制度を実施。SA奨学金も用意しています。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    221名

    ◆総合的な視野と市民の視点で政策を構想し、 提案できる人材を育成
    経済学、経営学、財政学、行政学、法律学、政治学、社会学など、社会諸科学の知識を応用し、現代のさまざまな社会問題を発見・分析し、解決するための政策づくりを市民の視点で担える人材の育成をめざします。
    21世紀の社会においてとりわけ重要な「企業と社会」・「サステイナビリティ」・「グローバル市民社会」という視点から、政策の実態を具体的に学び、人々がより生活しやすい社会をつくるために、理論だけではなく、社会問題の現場での実習も行い、これにより行政から企業、 NGO 、シンクタンクなどの分野で、政策提言ができる力を身につけます。

  • 募集定員

    323名

    ◆社会学の主要理論をベースに現代社会の実態を多角的に捉える知識と方法論を修得
    社会学の理論と方法をベースに、人と人、人と環境とが織りなす社会の成り立ちやありようを広く学ぶとともに、「人間」・「地域」・「国際」・「文化」といった社会学の主要な対象領域をその研究成果に基づき深く掘り下げていきます。それと並行して、社会の現実をとらえる手法を、社会調査実習やゼミで実践的に学びます。
    「なぜ?」という問いを大切にしながら、現代社会のあり方を問い直し、変化し続ける社会現象の実態を捉えるための知識や方法論を修得し、社会への洞察力と批判的思考力とを培うとともに、今後の人生を主体的に生き抜く力を身につけます。

  • 募集定員

    215名

    ◆メディア環境の変化に広い視野で即応できる多角的思考と先見性を持った人材を育成
    インターネットの普及やデジタル化の進展など、メディアの内容や社会に大きな影響をもたらす現実を理解するための理論や研究方法を体系的に修得します。
    「メディア表現」・「メディア分析」・「メディア設計」の3コースを設定し、「理論」・「方法」・「実践」と積み上げることによって、学生が関心を持つ領域に対して,体系的に理解を深めていくことをめざします。とくに実践科目では映像・ウェブ・広告コンテンツ制作や分析などの実習によって、現代のメディア環境に即応できる能力と先見性を持つ人材を育成します。

現代福祉学部

誰もが心豊かに暮らせる「ウェルビーイング」の実現を考える

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
  • 社会福祉士
  • 社会福祉主事
  • 精神保健福祉士
募集定員

236名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

福祉コミュニティ学科:1,299,000円
臨床心理学科:1,341,000円
※年間合計(入学金含む)

◆現代福祉学部の特色
【福祉コミュニティ学科】
今日の日本では、「健康で幸せな暮らし(Well-Being)」を実現するという福祉本来の理念は、高齢者の福祉サービスの負担についての問題に終始しがちですが、Well-Beingの実現のためには、財源問題や社会負担など単なる経済的要因だけでなく、伝統的な地縁・血縁で維持されてきた地域社会のネットワークの崩壊や人間関係の希薄化といった、地域コミュニティの再生と創造が必要とされています。
そこで、現代福祉学科は「社会福祉」「臨床心理」「地域づくり」の3要素の連携という概念を発展させ、福祉サービスの提供と地域コミュニティの再生を総合的に捉え、実践できる人材を育成する「福祉コミュニティ学科」として生まれ変わりました。
福祉コミュニティ学科では、4年間の大学生活を単に福祉専門職としてのソーシャルワーカー養成にとどめず、福祉社会実現のために幅広い視野と問題解決能力が身につくような幅広い講義分野と多彩な実習を用意しています。

【臨床心理学科】
「ウェル・ビーイング」を構成する「臨床心理」。従来、哲学などの人文科学や人間科学との関連で理解されてきた学問も、現代福祉学部の「健康で幸福な暮らし(Well-being)」を実現するという観点からすると、学校臨床や精神病院臨床の現場でも、心の援助は福祉面からのサポートが不可欠といえます。
現代福祉学部では創設以来、学部で幅広く福祉・心理を学び、大学院に進学して臨床心理士の資格を取得し学校現場や医療現場で活躍する人材を輩出してきました。
こうした福祉と臨床心理の連携を一層確かなものにするため、臨床心理学科では伝統的な臨床心理を学びつつ、同時に精神保健福祉やスクール・ソーシャルワークなどの福祉的方法論を融合させ、Well-beingを実現できる人材育成を目指します。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    150名

    ◆「健康で幸福な暮らし=Well-Being」を実現する福祉コミュニティを創造するために地域社会の福祉リーダーの育成を目指す
    【多彩な現場実習で実践力を養う】
    現代社会が抱える数々の課題や問題。それらを解決するためには、大学のキャンパスで学んだ知識や技術を実際に現場で使ってみることが、知識や技術を自分のものにする早道です。
    福祉コミュニティ学科では、将来の皆さんの様々な進路にあわせた多彩な演習・実習科目を用意しています。
    社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を取得するために必要な演習・実習のみならず、スクールソーシャルワーカーや自治体職員、NPO職員、そして民間企業など、それぞれの分野に特化した職場で、実際に実習を行うことができ、自分の将来の方向性をより明確にすることができます。

    【徹底した少人数教育のゼミで、課題解決力を養う】
    本学部では、1年生では基礎演習(ゼミ)に、2年生以後は専門演習(ゼミ)に所属します。基礎演習では20名弱、専門演習では10名前後といった少人数教育を行うことで、個々の学生の希望に合わせたきめ細かい指導を行います。特に専門演習は、学生が自らの興味に応じて選択することができます。3年間、同じ教員と仲間で議論を重ねることで、考える力、議論する力、調べ発表する力を高めます。

    【広がる将来の可能性】
    本学科では、社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格の受験資格を取得することができます。福祉コミュニティ学科で学ぶことはこれらの資格を取得することに留まりません。多彩な現場実習教育など、より専門的な教育を行うととともに、大学院課程(福祉社会専攻)への学内選抜制度などにより、大学院と連携した一貫教育により、さらに高度な専門教育を受けることができます。
    また福祉コミュニティ学科で学んだことは、民間企業などでも高く評価されています。実習教育や少人数教育で学んだコミュニケーション能力や問題解決能力は、福祉コミュニティを創造する上での重要なパートナーである民間企業においても求められています。本学科で学ぶことで、ぜひ自分の可能性を広げてください。

  • 募集定員

    86名

    ◆こころのサポートを通して 「健康で幸福な暮らし」(ウェルビーイング)の実現に貢献できる人材を養成
    【臨床心理学を幅広く学び、ゼミで深める】
    臨床心理学科では、「心理学概論」「心理学基礎実験」「発達心理学」などの科目を通じて心理学の基礎的な知識を学ぶと共に、『臨床心理学』を幅広く学ぶことができます。
    心理学といっても様々な領域がありますが、本学科では、特に実際の臨床場面に生きる知識を身につけることに主眼を置いています。
    したがって、カウンセリング、心理査定、コミュニティ心理学、森田療法、内観療法、精神分析などさまざまな領域の専門家(教授陣)が揃っており、理論と実践を兼ね備えた生きた講義を通して臨床心理学を幅広く学んでいきます。
    こうした知識を深めていく場が専門演習(ゼミ)です。2年生からは、全員が専門演習に所属することになっていますが、少人数教育の中で、個々の疑問点や意見を出し合うことで、より一層臨床心理学の理解を深めると共に、新しい視点を得ることが出来るようになります。

    【充実した臨床心理実習】
    臨床心理士や心理関係職を目指す学生のために、充実した臨床心理実習が用意されています。具体的には、教育相談センターや病院などの臨床心理現場見学、内観療法やエンカウンターグループなどの臨床心理研修、さらに学校や不登校児キャンプなどの臨床心理フィールド実習があります。実習先では、実際に子供に関わりながら知識を深め、また臨床心理現場では、実際に勤務している心理の専門家から心理職の役割や臨床の実際を聞くことによって、生の現場の様子を知ることが出来ます。こうした経験的理解によって、将来の方向性を具体的に考えることも可能になります。

    【資格取得と大学院への道】
    臨床心理学科では、心理学を系統的に学ぶことによって、認定心理士の資格を取得することが出来ます。さらに学部の上には、(財)日本臨床心理士資格認定協会から第1種指定大学院の指定を受けた人間社会研究科臨床心理学専攻があり、修了時には臨床心理士資格試験の受験資格を得ることが出来ます。大学院への道として、学内選抜制度なども用意されており、学部と大学院の連携した一貫教育の中で高度な専門教育を受けることが可能です。大学院には本格的な臨床心理相談室が併設されており、「臨床心理士」の教育・養成を実践的に行っています。

スポーツ健康学部

スポーツと健康な生活を通じて、明るい未来を創造します

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

185名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,551,800円
※年間合計(入学金含む)

スポーツ健康学部は、「生涯にわたって健康を保持増進し、豊かなスポーツライフを実現すること」を究極のねらいとし、①「スポーツ」と「健康」について、より科学的に、より深く掘り下げ、②法政大学独自の「スポーツ健康学」を教職員と学生とが力を合わせて築き上げていくことを目指しています。

◆スポーツ健康学部の特色
【スポーツ健康学部クリニック】
スポーツ健康学部ではスポーツに関連した医学的相談に応えるため、スポーツ健康学部学生専用のクリニックを2010年12月より開設しました。
学部専任教員の日本体育協会公認スポーツドクター2名が、完全予約制で相談を受けつけています。予約受付はスポーツ健康学部事務課窓口で行っております。

【AT Room】
リハビリテーション実習室をAT(Athletic Training) Roomとして開放しています。
・利用の方法
AT Roomはスポーツ健康学部生のみが利用できます
AT Roomは原則としてスポーツ健康学部クリニックを受診後、利用の許可を得た学生のみが利用できます

【食堂】
スポーツ健康学部は、スポーツと科学を融合させ、健康社会の形成に資する人材を養成するための学部です。学部教育の中で、栄養についての学習も非常に重要な位置づけにあると考えています。学部棟内に設置されている食堂についても教育活動の一環としてとらえています。健康社会の基本は「食事、運動、休養」と言われており、健康を標榜する本学部の食堂には栄養教育の観点から、教育活動を支援する役割があり、単に食事を提供するという場(食堂)以上の価値を有しています。

【資料室】
スポーツ健康学に関する分野に重点を置いた資料室です。この資料室はスポーツ健康学部生、大学院生、教員のみが利用できます。

専攻・コース一覧

  • ◆コースの概要
    身体の構造や機能に関する医・科学的理解を基礎にして、健康の維持、増進のための身体のメカニズム等を教育研究の対象としており、スポーツと身体活動を通じた健康づくりの意義をコースにおける教育の柱としています。
    このコースでは、主に機能解剖学、運動学、運動生理学を基盤とする身体機能に関する学問分野を中心に学習し、さらに身体活動やエクササイズを対象とした学問分野を学ぶことを通じて、健康増進や疾病予防の概念の理解を深めることを目的としています。
    卒業後は、健康管理指導を始め、スポーツ活動への復帰や、疾病や障害から社会復帰をめざす人々の支援者として、社会的ニーズに応える人材としての活躍が期待されます。

    ◆実習系科目
    【アスレティックトレーナー概論】
    スポーツをするすべての人を支えるために。
    アスレティックトレーナーとは何かということから始め、アスレティックトレーナー制度の歴史、役割、医科学スタッフとの連携・協力、組織の運営と管理方法、倫理などについて、日本と諸外国を比較しながら学びます。特に日本体育協会公認アスレティックトレーナーの7つの役割については重点的に講義します。

    【運動処方・負荷テスト】
    効果的な運動の処方せんをつくる。
    運動負荷テストの目的、適応、禁忌、合併症について理解し、各種負荷方法と装置の特性や、自覚的運動強度、負荷試験の中止基準などを習得。また、運動負荷心電図や心肺運動負荷試験の基本となる理論を理解し、運動負荷テストに基づいた運動処方や、様々な運動処方の方法論と、各種運動処方の実際を学びます。

  • ◆コースの概要
    体育学および健康科学など「スポーツ健康学」の基礎となる学問領域を体系的に理解し、両者を結びつけたスポーツ関連事業(非営利組織・民間企業など)において、質の高いサービスを創造、提供できる人材を育成することが本コースの目的です。このコースでは、スポーツ振興のための政策、事業としてのスポーツ運営・経営の方法を教育研究の対象としており、スポーツが地域社会の活性化や住民の生活の質的向上と同時に産業としても成熟させることへいかに貢献しうるかを教育の柱としています。

    従来「スポーツ振興」と「健康づくり」は行政主導で行われてきましたが、急速に進む少子高齢化のもとで、国民の多くが健康で活力に満ち、豊かな生活を営むためには、行政サービスとならんで民間活力を活かした支援体制の確立・強化が不可欠です。
    また、これまでわが国のスポーツ振興を支えてきた体育教師の需要が減少している一方で、フィットネスクラブやスポーツクラブなどの商業的なスポーツ部門における人材の需要が増え、Jリーグに代表されるような、地域に密着した多種目・多世代・多様性を備えた総合型地域スポーツクラブなどが興隆してきています。そのために今日のように多様化・複雑化するスポーツに関連したマネジメント、マーケティング、メディア戦略、スポーツイベントを通じたスポーツプロモーションのあり方など、スポーツの普及・振興策を計画・運営・評価ができる専門的な能力を身につけた人材の養成が強く求められています。
    そうした社会のニーズに応えるために、法政大学が培ってきたスポーツ財(人的資源、施設、伝統など)を十分活用しつつ、実践的なコミュニケーション能力を身につけ、21世紀型のスポーツを取り巻く社会の中核を担うべき人材養成を行っていきます。

    ◆実習系科目
    ・スポーツビジネス論 I
    ・スポーツメディア論

  • ◆コースの概要
    競技力向上のための科学的なトレーニング方法や生徒児童が運動不足に陥らないための方策、健康社会の実現に向け運動習慣を身につけるための指導法を教育研究の対象としており、スポーツを継続的に実践していくための指導方法を学ぶことを教育の柱としています。学識と実践力と人間性に長けたスポーツ指導者を育成するという視点から、「スポーツ健康学」へアプローチを試みることをコースの目的としています。

    スポーツ指導者は、指導現場で必要とされる豊富な学識や技術の伝達能力、チーム運営の基盤となる資金調達や運用等、実務能力に加え、スポーツを巡る倫理、社会貢献等について多角的視野に立って、体験修得しなければなりません。スポーツコーチングコースはスポーツ健康学の理論を基礎に現代社会における健康増進、体力向上の指導実践力を鍛え、21世紀日本のスポーツ界を担うべき学識豊かなスポーツ指導者(チャンピオンスポーツ、生涯スポーツ、教育現場等)を養成します。

    【実習系科目】
    ダンス指導論演習
    自己表現でコミュニケーションを豊かに。
    個々の活動を通して自己の身体の使い方を知り、また、内面を開放し表現できる環境を作ります。ダンス表現の基となる想像力を高めると共に、動作の繋がり方、時間的感覚、空間的感覚を養い、更に個々の活動からグループによる活動へと発展させ、創作作品を仕上げます。他者と協力しながら1つの作品を作る経験を通して、コミュニケーション力を高めると共に、創作の仕方や指導方法を学びます。

    【テニス指導論実習・テニス指導論演習】
    テニスの楽しさをキッズからシニアまで。
    テニス指導論実習では、テニスの歴史・ルール・マナー・組織を学び、テニス指導論演習では、テニスの基本・応用技術をコート上で実習し、楽しくゲームが出来るように学びます。理論と実践の両面からテニスの指導法、プレーヤーの育成法を習得し、地域スポーツ指導者として、キッズからシニアまでテニスのコーチングができる能力を身に付けます。

情報科学部

新しい概念と新しいシステムを創出し、最先端のその先にある次代の可能性を目指します

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
募集定員

160名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

1,811,000円
※年間合計(入学金含む)

◆情報科学部へようこそ
AIが人間に勝つには10年かかるといわれた囲碁の勝負で世界トップ棋士に勝利した囲碁AI。AIの進化は、ますます加速し無限の可能性を秘めています。こうした情報科学・技術の激しい進歩のなかで情報科学部は新しい概念を創れる人材の育成を目指しています。

コンピュータ科学科は、「コンピュータを進化させて、どんなことができるか」を追求します。
ディジタルメディア学科は、「映像や音声などの新しい活かし方」を追求します。
本学部で学んだ学生は、情報化社会をリードする人材として、新しく生まれる応用領域に必要な新しい概念とシステムを生み出し、最先端のその先での活躍が期待されています。

◆情報科学を学ぼう
皆さんは、日々の生活の中で、Webの検索や、SNSによる友達とのメッセージ交換など、インターネットを通じて様々な情報を利用していることでしょう。また、スマートフォンを持ち歩き、買い物の支払いなどを重ねていくと、皆さん自身が行動や購買履歴といった情報を生み出し、それを束ねたビッグデータが分析され、次の商品やサービスの開発に使われていることを知っていますか。

現在の社会は、情報社会と呼ばれています。皆さんの身の回りに起きていることも、様々な方法でデータ化され、蓄積されています。その情報を、他の様々な情報と組み合わせて分析することで、新しい価値を生み出し、利用していく社会になっています。このような情報社会において、情報を効果的に扱う手法を考えるのが情報科学です。

◆情報科学部で何を学べるのか
法政大学情報科学部は、インターネットが急速に拡大し、情報への期待が高まり始めた2000年に創設され、今年で20年になります。この20年間、「新しい概念づくり」を目標に、初学者が情報科学を学ぶための教育方法を試行錯誤してきました。是非、カリキュラムを確認してみてください。情報科学に必要な数学・物理の基礎から、コンピュータの基本知識、人工知能などの専門領域に至るまでの科目群を用意しました。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    80名

    ◆コンピュータ科学科では、「高度情報化社会を支える新しいコンピュータ技術」を学びます。

    【様々な分野にわたるコンピュータ技術を研究する】
    近年、人間でなければ解けないと考えられてきた分野の問題を人工知能(Artificial Intelligence, AI)やロボットが解決できるようになってきました。本学科では、このような人工知能をはじめ、セキュリティといった人々の生活に直接関わる最新のコンピュータ技術の研究・開発に取り組みます。また、基礎的なソフトウェアやハードウェア技術をじっくり学べることも本学科の特長です。コンピュータの頭脳であるCPUの構成法(コンピュータアーキテクチャ)やオペレーティングシステム、アプリケーションの品質を高めるためのソフトウェア工学など様々な側面を学ぶことができます。

    【情報基盤を支えるテーマを学ぶ】
    ネットワークにつながるものはコンピュータ以外にも、身近な家電製品から電力メータなどにも及びます。様々なモノが 結びついたネットワークはIoT(Internet of Things)と呼ばれ、人びとの生活様式にまで影響を与えようとしています。ネットにつながる無数のモノたちを自在にあやつるためのクラウド技術やインターネット技術など、これからの情報基盤の鍵となる様々なテーマを学びます。

    【携帯端末を世界へのゲートウェイにするソフトウェア技術を学ぶ】
    世界中の人びとが日常的に扱うスマートフォンやタブレットといった携帯端末。それらは、ショッピング、銀行、チケットの予約といった世界中のウェブサービスへのゲートウェイ(門)の役割を果たす情報機器です。AndroidやiOSといった携帯端末向けのプログラミングを実際の端末機器を用いて経験することで、より実践的なソフトウェア開発技術を学ぶことができます。

  • 募集定員

    80名

    ◆ディジタルメディア学科では、「映像や音声などの情報の新しい活かし方」を学びます

    【豊かな表現のための基盤技術を研究する】
    映像、アニメーション、音楽、音響、画像の表現を豊かにしているのはコンピュータです。それら基本メディアを生成、加工、変換する基盤技術である、CG(コンピュータグラフィックス)、ディジタル信号処理、シミュレーション技術、数学や物理に基づくモデル化の技術を幅広く学べます。

    【ビッグデータ時代のデータサイエンスの基礎を学ぶ】
    地球の環境保全、海洋・農業などの探査、MRIやCT画像による医療診断、セキュリティからゲーム・バーチャルリアリティに至るまで、社会の様々な分野で画像や音声の認識・処理技術が役立っています。これらのデータが膨大に蓄積されるとビッグデータとなり、さらにディープラーニングと呼ばれるニューラルネットの最新技術と組み合わせることにより、科学的な新しい発見につながることが期待されています。そのような科学はデータサイエンスと呼ばれています。これらの基盤となる理論や、その技術を実習で学べます。

    【新しいデータの活用方法、処理方法を研究する】
    奥行き情報が取得できるRGBDカメラや温度カメラ、スマートフォンにも搭載されている加速度センサやGPSなど新しいセンサやデバイスが簡単に利用できるようになってきています。さらに、スマートフォンやコンピュータのユーザーの利用履歴など、次々に新しい膨大なデータが利用できるようになってきています。これらを新しいメディアとして応用分野を生み出す研究に取り組んでいます。

理工学部

理学と工学のセンスを駆使して、社会的課題の解決に挑みます

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
  • 電気主任技術者
募集定員

565名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

理工学部(機械工学科航空操縦学専修を除く):1,811,000円
理工学部機械工学科(航空操縦学専修):2,210,000円
※年間合計(入学金含む)

◆理工学部の特色
【コース設定による横断的・学際的教育システム】
理工学部では、学科で設定されている専門科目を62単位以上履修すれば、残りの単位を他の学科目から履修することができます。自分の学習目的に応じた履修モデルを設定し、学科横断的な履修コースとして学ぶことができるのです。

【自然法則に感動を覚える基礎実験】
本来、理学は公式によって抽象化されたものを暗記するものではありません。自然を観察し、自らの手で触れて、感じて、自然の不思議さを学ぶものです。そのため学部初年次の基礎実験項目のいくつかに、不思議さを体験する実験や実際の工学的応用とリンクした実験を数多く取り入れ、さまざまな感性やモチベーションを育む教育を行います。

【問題解決型の参加型授業】
「講義形式中心から参加型の授業へ」。授業では与えられた問題に対し、解法や答えを教師から学ぶのではなく、問題解決の道筋を自分自身で考え、また、仲間で討論して合理的な解を見いだしていきます。移動型の机を利用したグループ討論などの形態で、学生同士で問題解決を行うような授業スタイルです。

【創造力向上のための教養科目】
教養科目の中に、自分のキャリアを考えるための科目やエンジニアのモラルをテーマとする科目、現在の地球環境や政治、経済を掘り下げる科目を新設。創造的自立心をもったエンジニアをめざします。また語学に関しては、グローバル化社会に鑑み、英語によるコミュニケーションを中心とする科目群と、文化としての語学を身につける科目群を設定しています。

【自然科学系基礎科目での演習重視とチューター制の導入】
自然科学系の基礎科目(数学、物理学、化学など)は、理工学部の根幹をなす重要な科目ですが、講義のみではスキルがつきにくいものがあり、十分な演習が重要となります。講義では原理、原則についてのインスピレーションが湧くような授業を展開し、スキルを身につけるために友人同士、上位学年の学生の参加、TA(ティーチング・アシスタント)などによるチューター制を採用しています。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    116名

    ◆次世代の「ものづくり」を見据え、個性豊かな6コースを設定
    1.ヒューマンロボティクスコース
    現在、製造業では産業ロボットが導入され、効率的な生産が行われています。さらに家庭の中にも、コミュニケーション能力や認知能力が向上したロボットが導入されようとしています。特に高齢化社会における、介護補助のための福祉ロボットに対する需要は、計り知れないものがあります。
    本コースでは、次世代のロボットを開発し、発展させることができる知識と技術を持った人材を育成します。

    2.マテリアルプロセッシングコース
    製造加工技術の革新は、機械工学における大きなテーマのひとつです。新素材の開発とその加工法はもちろん、持続可能な社会を目指した製造技術体系の整備も必要です。本コースでは、地球環境に配慮した、先端的加工技術開発に貢献できる感性豊かな人材を育成します。

    3.環境・エネルギーコース
    環境と調和した省エネ技術、エネルギー変換技術、燃焼生成物の低減、再生可能なエネルギーの有効利用などの技術開発が、今求められています。本コースでは、環境に優しい資源循環型のエネルギー社会を構築するための「ものづくり」に貢献する人材を育成します。

    4.航空宇宙コース
    十分な耐久性、安全性および信頼性が要求される航空機および宇宙往還機などは、機械工学を構成する各分野の先端的技術の結集として創造されます。本コースでは、先端的かつ総合的な技術と知識を習得することで、航空宇宙工学関連分野に貢献できる人材を育成します。

    5.材料物性・強度コース
    十分な耐久性、安全性および信頼性が要求される航空機および宇宙往還機などは、機械工学を構成する各分野の先端的技術の結集として創造されます。本コースでは、先端的かつ総合的な技術と知識を習得することで、航空宇宙工学関連分野に貢献できる人材を育成します。

    6.デジタルエンジニアリングコース
    CAD/CAM/CAEなどのソリューション技術、PDM/LCM/CEといったマネジメント技術は、現在、機械技術者にとって不可欠なものとなっています。本コースでは、このようなデジタルエンジニアリングに関わる知識を習得し、「ものづくり」に貢献する人材を育成します。

  • 募集定員

    30名

    ◆航空操縦学専修の特徴
    【専門的、実学的に学べる理工系のプログラム】
    本専修では航空のメカニズムを学ぶだけでなく、実際に航空機を操縦し大空を翔ることで、専門的かつ実学的に工学のカリキュラムを履修します。航空機に触れ、空を飛ぶ。それは「実物に親しむ」という理工系の原点に帰るとともに、「夢」と「好奇心」というモノづくりの大切なモチベーションを刺激します。本専修で学ぶことによって、卒業後にエアラインパイロットになる道も開けます。

    【多彩な夢を実現する、多様なプログラム】
    本専修では、機械工学を履修しながら、4年間で自家用操縦士課程(必修科目)および事業用操縦士課程(選択科目)を履修します。事業用操縦士課程を選択しない場合でも、機械工学の高度な知識と「自家用操縦士」のライセンスを活かして、エンジニアとして大学で学んだ知識を活かせます。本専修は卒業後に航空業界や製造業を支える「飛べるエンジニア」としても活躍できるように、堅実で多様なプログラムを組んでいます。

    【国内で行う操縦実習と高い就職実績】
    法政大学飛行訓練センターの訓練所はすべて国内にあり、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中においても海外での訓練に伴う様々なリスクを避けることができています。日本語による懇切丁寧な教官指導と安心安全な訓練環境のもとで、エアラインパイロットになるために必要なすべての課程を修了できます。 また、近年は卒業生の3割近くが日本航空株式会社(JAL)や全日本空輸株式会社(ANA)といった大手航空会社に就職するなど、本専修の教育の成果はエアライン各社より高い評価を受けています。

    【所定の科目を履修して国家試験に合格することで、以下の資格を取得することができます。】
    ・航空従事者技能証明(自家用操縦士)
    ・航空従事者技能証明(事業用操縦士)
    ・等級限定変更(多発)
    ・計器飛行証明
    ・航空無線通信士
    ・航空英語能力証明
    事業用操縦士のライセンス取得を目指す科目「高等操縦実習(選択科目)」では、プロパイロットとしての責任と自覚を養いながら、どのような環境でも安全に航空機を運航できる技術を身に付けます。
    ※「高等操縦実習」の受講には、学費とは別に操縦実習費がかかります。

  • 募集定員

    113名

    ◆すべての産業に不可欠な電気電子工学を、「共創」の理念に基づき学び、社会の発展を支える最先端エンジニアを育成
    電気や電子の仕組みを理解したり、それを利用して産業に応用する技術を研究するのが電気電子工学です。その領域は、エネルギー供給から家電にまでおよびます。
    デジタルカメラ、デジタル家電、無線・光通信など日本が世界をリードする分野を支え、航空機、自動車、ロボットの分野では、組込システムなどの電気電子工学の先端役術が大きく貢献しています。電気電子工学科では、こうした幅広い領域で貢献できる、広い視野、創造性、ビジネスセンスを兼ね備えた技術者・研究者の育成を目指します。さらに、3年次からゼミに所属できるため、教員との関係を早く深く築くことができ、質の高い研究を可能にしています。電気学会、電子情報通信学会、計測自動制御学会、応用物理学会などにおいて発表する学部生が多いのも他大学には見られない特徴です。

    【5つのコース制】
    ・電気エネルギーエンジニアリングコース
    環境を重視した電気エネルギーの発生と安定供給、電気機器の高性能化、省エネルギー化、また、電気自動車の高機能化などに関わる人材を育成。

    ・マイクロ・ナノエレクトロニクスコース
    21世紀の先端社会を担う光エレクトロニクス、マイクロ・ナノデバイスを念頭においた先端エレクトロニクス技術開発、および超微細加工拉術に基づく高機能、高性能素子材料の開発ができる人材を育成。

    ・回路デザインコース
    携帯電話などの電子機器を実現する基礎技術である回路・ネットワーク工学の基礎を修得。情報処理、通信、クリーンエネルギー、ロボティクスなどの根幹技術により、技術革新に貢献できる人材を育成。

    ・通信システムコース
    ユビキタス環境に不可欠なネットワークシステムについて、これを構成するモバイル端末、通信環境、光高速通信などを重点的に研究。情報技術が及ぼす経済的・社会的影響まで考慮できる人材を育成。

    ・知能ロボットコース
    知能ロボットには、感覚機能、運動機能、学習・記憶など人間の思考に相当する機能が必要です。これらを実現する、センサなどの計測技術、アクチュエータなどを制御する信号処理や制御技術、人工知能を実現するソフトウエア技術などを総合的に研究し、多様な分野への応用力を養成。

  • 募集定員

    113名

    ◆応用情報工学科では、利用する人にとって有用で安全な、ネットワークで繋がれた情報環境を構築できるエンジニアの育成を目的としています
    本学科では、広い応用分野をもつ情報技術に対するしっかりとした基礎を身につけたうえで、一人一人の学びのニーズに応じた履修が可能となるように6つの履修モデルコースを設けています。

    ・「情報ネットワーク」コース
    世界中のコンピュータを高速の通信回線で結ぶことによって誰もが容易に使える様々なサービスを可能としているインターネットについて、ネットワークの仕組みやセキュリティ向上のための認証技術・暗号などの技術を身につけることができます。

    ・「人間環境情報」コース
    コミュニケーションにおいて人間がさまざまな感覚を通じてやりとりしている情報やその人間をとりまく環境の情報をコンピュータで認識・生成できるようにすることで、ユーザにコンピュータという機械の存在を意識させない「人に優しい」情報通信システムを実現するための技術を身につけることができます。

    ・「社会情報」コース
    インターネットとともに登場したウエブ、ブログ、チャット、ツイッターなどのコミュニケーションツールの仕組み、世界中の大量マルチメディア情報から必要情報を即座に取り出すことができる検索エンジン、それを支えるデータベースの仕組みなどの技術を身につけることができます。

    ・「ユビキタス」コース
    あらゆる機器にコンピュータ・無線通信機能を組み込むことによりインターネットとの接続を可能にし、何時でも何処でも所望のシステムに接続できるユビキタスな情報処理環境を実現する技術を身につけることができます。

    ・「生体情報」コース
    生体がもつ高度な情報処理の計算原理をコンピュータによる情報処理に応用することをめざす生体情報処理や人工知能に加えて、画像処理や信号処理を医療や福祉などの分野に応用することをめざす技術を身につけることができます。

    ・「基礎情報」コース
    コンピュータの基礎原理に精通し、独自の計算システムを設計・実装できる計算機のエキスパート、あるいは次世代の情報工学の基礎分野を切り開く基礎技術を身につけることができます。

  • 募集定員

    80名

    ◆経営システム工学科の特徴
    【数理科学で社会の諸問題を解決】
    社会の様々な分野における意思決定やマネジメント全般の問題に対して、数学や統計学、計算機科学など、数理科学を基礎として解決をはかる立場を「経営システム工学」と呼びます。

    〈システム = 体系 + しくみ〉
    「機械・電気・情報などの理系的なシステム」 + 「企業・人間・組織などの文系的なシステム」 + 「それらの両方」。

    〈経営システム〉
    企業におけるヒト・モノ・カネ・情報に関する経営や管理のしくみ。

    〈経営システム工学〉
    経営システムを数理科学的視点でとらえ、科学的アプローチで解決する立場や学問。

    〈経営システム工学科〉
    数理科学や情報科学などの理系分野を積極的に学び、諸問題の解決に活用します。

    〈経営系の学部・学科との違い〉
    経営系の学部・学科では,経営者や企業の過去の成功/失敗例や、ケースを中心に学びます。科学的にアプローチする経営システム工学科とは、教育理念もカリキュラムも異なります。

    【学科で学んだ数理的な計画実行力は就職・就業にも有利】
    持続可能な企業経営を行うためには、定性的な事業アイデアを出すだけでなく、実施可能な計画を定量的に立てることが必要です。定性/定量両面の分析・判断を状況に応じて使い分け,企業経営をリードできるのが、経営システム工学科で鍛えられた人材です。将来の就職・就業の際に,官民問わずあらゆる業界で重宝されます。

  • 募集定員

    113名

    ◆教育課程
    基本的な考え方と手法として、科学の礎である物理学と数理学を学びます。
    そこで修得した科学的な考え方と問題解決方法を、様々な「フィールド」で活用できるように定式化し、多分野にわたり問題を解決できる統合力と汎用力を身につけます。展開する4フィールドは「極大世界」としての“自然”、「極小世界」としての“物質”、「社会的世界」としての“人間”、「人間の情報処理の過程」としての“知能”があり、ここでは、宇宙、量子、ナノ、心理、環境、言語、情報を深く学ぶことができます。また、語学に力をいれるなど、社会で求められる情報発信力、コミュニケーション能力を高めます。

    ◆養成する人材像
    理系、文系を問わない広い分野に進出できる能力と意欲を持つ理系ジェネラリストを育てます。理系ジェネラリストは、最先端の理系技術者、IT技術者でありながら、いわゆる理系と文系の接点で活躍できる能力を兼ね備えた人材です。理系と文系を融合できる、技術系商社マンや大規模プロジェクトのコーディネータ、サイエンスライター、科学解説員など、今までにないタイプのスペシャリストとしての活躍が期待されます。

    ◆創生科学科の特色
    【創生科学科では、基礎力・応用力・専門力のすべてを磨きます。】
    創生科学では、理系・文系を問わない分野に進出できる能力と意欲をもつ「理系ジェネラリスト」を育成します。
    それは、最先端の理系技術者でありながら、俯瞰的・科学的な目で問題解決できる人。そのために、様々な科学のコアとなる物理学と数理学を基礎から学びます。また、情報発信していく力=コミュニケーション能力の鍛錬にも力を入れています。

生命科学部

生命と環境の課題に取り組み、地球の未来を支えます

卒業後の主な進路
  • 社会教育主事
  • 樹木医
募集定員

236名(学部合計)

修業年限

4年

初年度納入金

生命科学部(応用植物科学科を除く):1,811,000円
生命科学部応用植物科学科:1,871,000円
※年間合計(入学金含む)

◆生命科学部の特色
【3学科共通の基礎専門科目を基に、横断的・学際的な教育を実施】
各学科はそれぞれ独自のカリキュラムを編成していますが、学部内では共通した基礎専門科目が設定され、横断的・学際的な教育を行います。これにより、21世紀型の生命科学および現代化学の基礎から応用を広く学ぶことができます。

【4年間一貫ケア教育】
全学年にわたり少人数クラス分け(チューター教員制度)を導入。1年次から各教員の研究室に加わり、各研究室での実験、ゼミや演習、さらにセミナーなど少人数クラスでの討論を通じて専門科目の基礎知識を身につけます。また自分の意見を述べる機会を多くし、自律的に物事を考え表現する能力を身につけていきます。

【実験・演習を重視した実践的体験学習】
基礎専門科目群において「講義」、「実験」、「演習」が有機的な繋がりをもち、効率良く知識の習得ができるようなシステムとして1年次より実験・演習等の実践を通じた専門知識の習得のための教育を行います(効率的体系学習)。1年次より実験科目を重視することにより、実験経験の理論を講義および演習を通して確実に学んでいきます。

【キャリア教育の重視】
1年次よりキャリア教育プログラムを設置し、学生自らが将来の希望や各自の個性にあわせてキャリアを設計し、大学4年間で自分の進路と人生を切り拓く力を飛躍的に高められるような教育を行っていきます。さらに産業界、外部研究機関等と連携し、実際の研究・生産の場を通じて学習するインターンシップ科目も設定されています。(環境応用化学科・応用植物科学科)

【多様な資格取得のための教育】
即戦力として産業界と社会に「役に立つ人材」を育成するために種々の公的資格を取得するための機会を提供します。

【創造力向上のための教養教育】
教養科目の中に、自分のキャリアを考えるための科目やエンジニアとしてのモラルをテーマとする科目、地球環境や政治・経済を掘り下げる科目、論理的文章作成能力を高めるための科目などを新設。創造的自立心をもった人材を育成します。また語学に関しては、グローバル化社会に鑑み、英語によるコミュニケーションを中心とする科目群と、文化としての語学を身につける科目群を設定しています。

専攻・コース一覧

  • 募集定員

    74名

    ◆学科紹介
    【新たな学問創成の先導的役割を果たしつつ、 最先端の生命科学教育を行う『生命機能学科』】
    人を含め多くの生物のゲノムの全構造が解明されたことで、現在、生命科学は転換期を迎えています。現代生命科学は、「部分」の物質的構成と、「部分」が担う生命機能に関して詳細な理解を生み出したといえます。しかし、「部分」の集積だけで「全体」は再構築できません。「部分」の集合過程では、「部分」の機能が増幅され、また「部分」が相互作用をすることで新たな機能が発生し、集団が織りなす生命機能の多様性が増加します。生物の基礎単位の細胞や、細胞を構成する分子の一つひとつに役割分担があることが明らかになってきた今日、20世紀の知的財産の上に築かれる新世紀の生命科学は、一細胞、一分子の素機能・分担機能を解明し、同時に、その集合として現れる複合機能・集合機能をも解明する、新たな細胞生命科学であり、新たな分子生命科学が求められています。こうした時代背景において、生命機能学科では、「細胞個性学」と「分子個性学」を特徴とする新しい生命科学 -「生命機能科学」を提案し、新たな学問創成の先導的役割を果たしつつ、最先端の生命科学教育を行っていきます。

    ◆コース紹介
    ・ゲノム機能コース
    ゲノムの構造解明によって遺伝子の全体像がわかってきましたが、まだ多数の機能未知の遺伝子が含まれています。ゲノムの全遺伝子の機能を明らかにし、また生物が利用する遺伝子を選択する仕組みの解明を目指します。

    ・蛋白質機能コース
    遺伝子の情報を利用して蛋白質が合成され、立体的に折りたたまれることによって機能を発揮する仕組みを掘り下げ、さらに蛋白構造の情報を利用して、新しい機能を備えた人工蛋白質の設計へ発展させていきます。

    ・細胞機能コース
    細胞は生物の基本単位です。細胞には、多数の遺伝子を含むゲノムと、ゲノムの遺伝情報を利用してつくられた多数の蛋白質が含まれています。多数の遺伝子と蛋白質が共存する細胞ひとつひとつの個性解明を目指します。

  • 募集定員

    82名

    ◆学科紹介
    【最先端化学を基盤として持続可能な社会実現のための専門技術者・研究者を育成】
    現代社会は大量生産と大量消費の基盤の上に築かれた20世紀型スタイルから脱却して、社会全体が継続的な発展を目指すことを要求されています。このためには、環境負荷の少ない化学、つまり、環境に優しいものづくりが必須であり、グリーンケミストリ(人間・環境にやさしく持続可能な社会を目指す化学)の概念が求められています。
    また、生命科学の対象は物質であり、生命体は体内で物質を化学的に変化させることにより生命を維持しています。体外から取り込んだ食物を消費することによってエネルギーを得たり、必要な物質を生産して恒常性を保っています。これらの物質の化学構造と機能について、基礎化学の立場からアプローチすることは大変重要です。

    【グリーンケミストリの教育を基盤として、地球環境や生体保全に貢献できる人材を育成】
    環境応用化学科では、基盤科目としてグリーンケミストリ関連科目を設置しています。また、有機化学、無機化学、物理化学、分析化学などの化学の基礎をしっかり学習することにより、環境問題に取り組むための基礎能力を身につけ、その上で生体と物質との関係について学びます。グリーンケミストリ関連科目では、化学物質の開発および生産過程における自然界や生体への影響、省エネルギー、資源の循環再利用など、環境調和の考え方を重視した教育を行います。化学の基本原理をベースに、生体や環境と物質との関わりとしての化学を学びます。

    ◆コース紹介
    ・物質創製化学コース
    環境、資源、エネルギーの観点から持続型社会実現のためのさまざまな機能性物質開発を行うための知識やその機能を利用した応用開発のための基礎知識や技術を身につけます。

    ・グリーンケミストリコース
    化学の観点から環境を捉え、物質と生命、物質と環境との関連性について学び、環境保全やエネルギー問題など、人類が直面する緊急課題を化学的手法により解決するための知識と技術を学びます。

    ・環境化学工学コース
    環境・資源・エネルギーの観点から物質の化学変化を捉え、省エネルギー、低環境負荷での物質の合成、分離、精製過程、および化学工学的プロセス設計の基礎を学びます。

  • 募集定員

    80名

    ◆学科紹介
    【植物の健康を守るなど、 環境保全の教育・研究を行う『応用植物科学科』】
    現在、世界の人口は約77億人であり、2050年には100億人を突破するといわれています。一方で食糧生産の増加率は鈍り、人口増加率の半分に満たないと予測されています。この状況が続けば、食糧難は必至です。また、世界の食糧生産のうち3~4割以上が病虫害や雑草害、貯蔵病害により失われています。特に病害による損失はその1/3以上にもなり、全食糧可能生産量の12%以上に達すると推定されています。これは年間9億人を養える量で等です。飢餓状態にある人々が9億人もいることを考えると、食糧生産を阻害する要因を抽出し、植物を守るなどの環境保全の技術、「植物医科学」を身につけた人材の養成が急務となっています。また、枯渇しつつある化石資源の代替として、環境負荷が少なく、持続的供給が可能な植物を原料とした資源の、エネルギーや物質材料への利用技術のさらなる進歩が求められています。こうした状況に対応するため、本学科では、基礎生命科学に関する教育を基盤に、専門職教育を指向した領域に特化し、社会的ニーズに応える「植物医師」を養成するとともに、植物病の診断・治療・予防に関する先端技術の開発利用事業に参画できる技術者・研究者の養成を目指します。

    ◆コース紹介
    ・植物クリニカルコース
    本コースでは、植物病理科学・植物医科学分野の応用的な知識や先端技術を学び、植物病の効果的な診断・治療・予防のための臨床技術を身につけるなど、実践的な教育を行います。

    ・グリーンテクノロジーコース
    植物生産には微生物、昆虫、雑草などの生物や汚染物質などが複雑に関わることを知り、それら相互間の作用メカニズムなど生命科学の基礎を理解したうえで、植物の健康や環境を保護するために必要な技術を学びます。

    ・グリーンマネジメントコース
    本コースは、植物保護と植物生産に対する的確な問題意識と、植物医科学に関連する政策や、植物と人間の関係など社会問題も含む総合的な思考力を身につけること、さらに地球規模の食糧問題などを解決する能力を身につけることを目指しています。

まずは見て学校を知ろう!