国際文化学部(2023年4月開設)

世界を、時代を、自分を超える。

修業年限

4年

グローバル化が急速に進み、インターネットやSNSによって世界中の人とつながることができるようになった現代。
その一方、私たちは既成の考え方や枠組み=「境界」に知らず知らずのうちにとらわれてしまいがちです。
こうした境界は、世界の中に網の目のように張り巡らされているだけではなく、私たち自身の心の中にもあるのです。
今いるところとは違うところに身を置き、多様な文化や言語を実際に体験して学んだうえで、その「違うところ」で得た学びを発信する。
こうして自分の殻を破っていく「越境力」こそが、これからは必要です。
人間や社会のまさに基盤をなす文化。
日本女子大学国際文化学部は、国・言語・時代・ジェンダー格差といったさまざまな境界を越え、新たな文化を創造していくあなたのための学部です。

◎学長からのメッセージ
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、本年120周年を迎えました。
文理融合の教育環境を有する私立女子総合大学に国際文化学部が開設されることで、地球的視点を持った新しい明日を共に創る大学に向けさらに飛躍します。
この不確実な時代において、既成概念に囚われず新たな視野を持ち、柔軟に発想する女性の活躍は不可欠です。
生き抜く力を身につけ、社会を支え、国際社会とも共創する「人として」の成長を育む場であることを本学の目的としています。
その中で、国際文化学部は、人文科学系では珍しい実践プログラムによる学修により、世界や日常に存在する見えない境界線を乗り越え、自分と向き合い、自ら新たな問いを立て、解決策を導く総合的な「越境力」を確実に育んでいきます。

初年度納入金

年額合計(入学金含む):1,340,860円

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

家政学部

生活を「科学」し、人類の豊かな幸福をつくり上げる

修業年限

4年

◎持続可能な環境の実現のために本物の学びを
2020年世界中で猛威を振るった未知のウイルスは、われわれに、日常生活の尊さを改めて実感させました。
朝目覚め、日の光を浴びて、朝食をとり、服を着替えて、仕事を始める。
そして、他者とかかわる。
日常の営みの中に、人は自然を感じ、人や社会とのつながりに手応えをもち、豊かな人間性を育んでいく。
家政学は、私たちの日常生活を構成する、いわゆるヒト、コト、モノといった万物の互恵性に着目し、生活者の視点から人類の善き生を追及することに価値をおく学問です。
家政学の学びと実践を通してこそ、いま人類に求められる持続可能な社会が実現するのです。
本学の家政学部は、児童、食物、住居、被服、家政経済の5学科がそれぞれの先端の学びを用意しています。
あなたの学びと歩みが、個人や家庭から地域や国家、さらには地球や宇宙へと連なる循環的生態系を持続可能な環境とし、平和で安全な暮らしを支える力となるのです。


◎家政学部をもっと知る
家政学は“ 生活を科学する”、すなわち生活の質の向上と人類の健康、安全、福祉に貢献 する実践的総合科学(サイエンス)です。生活者であることに立脚し、人間生活とその環境を 追究することで人類の幸福に貢献する実践的な学問といえます。日本女子大学家政学部の五つ の学科(児童、食物、住居、被服、家政経済)で学ぶ事柄は、すべて私たちの身近な生活 を素材にしたものです。
それを自然科学的、人文科学的、社会科学的に探究し、理論を実 生活に応用することにより、職業的能力など自分自身の「生きる力」を大きく発展させ、社会をより豊かにする力をも養うことができるはずです。
国際化、少子高齢化など大きな転換の時代を担 っていく皆さんに、こうした意味を持つ家政学部の諸分野を是非学んでいただきたいと思います。
家政学部住居学科を母体とし、2024年4月に建築デザイン学部建築デザイン学科(仮称)を開設予定です。(構想中)

初年度納入金

年額合計(入学金含む):1,290,860円~1,542,930円(学科により異なる)

専攻・コース一覧

  • 児童学科

    子どもは健やかな暮らしを保障され、多様な環境や人とのつながりの中で成長していきます。
    児童学科では、子どもの視点に立ちながら、子どもとその生活の場を総合的に研究。
    子どもに関わるさまざまな課題を解決する方法を追究し、自らの人間力も高めていきます。

    <学科の特色>
    1.子どもについて多角的にアプローチ
    幅広い視野から「子ども」についての学びを深めるため、児童学をベースに、[発達領域]、[創造・文化領域]、[社会・臨床領域]の3本の柱からなる授業料目群を設置。
    少人数制のゼミで、文献購読を重ねながら多角的な視点で各自のテーマを追究し、4年間を通じて体験と理論を結びつけます。

    2.理論と実践で子どもへの理解を深める
    「子どもを観察し、子どもから学ぶ」という教育方針のもと、現場を経験できるフィールドワークを重視。
    子どもとの触れ合いを通じて、授業で学ぶ理論を体得します。
    理論だけでなく実践的な経験を積むことで、子どもに対する確かな知識と豊かな想像力を養います。

    3.子どもの未来を育む児童学のスペシャリスト
    所定の科目を履修することで、幼稚園・中学高校(家庭)の教員免許、および保育士資格を取得することが可能です。
    多様化、複雑化が著しい保育・教育に関する諸問題に、より良く対応できる実践力を備えた人材を育成します。

    <児童学科の4年間>
    ・1年:児童学の全体像を俯瞰し問題意識を高める
    「先端児童学序説」で児童学の全体像を把握。学習の第一ステップとして、児童学に関する問題意識を高めます。

    ・2年:講義と演習で知識を実践的に学ぶ
    希望者は保育者養成コースに登録(1年次に専攻)。さまざまな領域の専門科目を履修することで、実践的な学びを身につけます。

    ・3年:少人数での研究で専門的な学びを深める
    ゼミ形式の「文献研究」や「課題分析研究」で学びの中から興味のある領域を選択し、少人数で研究を深めていきます。

    ・4年:追及したテーマを卒業論文にまとめる
    「特別演習」では、興味のあるテーマをさらに追及。「児童学総論」とあわせて、4年間の成果として卒業論文にまとめ上げます。

    募集定員

  • 食物学科(食物学専攻)

    講義・実験・実習を通して、「食」全般に関わる知識や技術を習得します。現代人の食生活や社会問題をふまえながら、食生活・栄養・ライフスタイルのあり方を考え、「食」を科学してコーディネートできるスペシャリストを育成しています。

    <学科の特色>
    1.実践的カリキュラムで知識と技術を習得
    基礎を重視し、「食」に関わる広範囲な領域を幅広く学びます。
    1・2年次は実習や実験を通して基礎知識・実験技術を身につけ、3年次以降で専門科目をバランス良く学べるようにカリキュラムが組まれています。

    2.「食」のさまざまな課題を追求し解明する
    食品素材の特徴、食品の生産・加工・貯蔵・安全性、調理、食物のおいしさ・機能、食文化、フードコーディネートなど、「食」に関わるさまざまな課題を研究・追究し、広範なテーマについて科学的に解明していきます。

    3.さまざまな資格取得が将来を広げる
    食品関係企業の食品開発職・研究職など、食物に関わる職業に広く対応できる教育・研究を行っています。
    また、教職課程を履修して必要な単位を修得すれば、中高教諭(家庭)の免許や、3年次には「フードスペシャリスト」の受験資格も得られます。

    <食物学科(食物学専攻)の4年間>
    ・1年:「食」に関わる3分野の基礎知識を習得する
    食品学系、栄養学系、調理学系の3分野の基礎を学びます。また、フードスペシャリスト資格を取得するための科目を履修します。

    ・2年:関心のある専門分野を自ら選択して学ぶ
    1年次で基礎を学んだ食品学系、栄養学系、調理学系のどれに重点を置くかで、科目を選択して履修します。

    ・3年:習得した知識の応用を関連分野に発展させ、卒業基礎研究を始める
    食品学系、栄養学系、調理学系の応用を関連の分野に発展させつつ、卒業基礎研究に取り組むことで、さらに専門性を磨いていきます。

    ・4年:就職後も役立つ卒業研究を仕上げる
    集大成として卒業研究を完成させます。研究を通して身につけた知識や能力は食品開発や食品分析などの分野で役立ちます。

    募集定員

  • 食物学科(管理栄養士専攻)

    現代人の健康を栄養面からサポートする専門家を養成。
    卒業と同時に栄養士免許が得られ、管理栄養士国家試験の受験資格が取得できます。
    栄養管理・教育を行う医療職の一員として、現場で求められる思考力と実践力を養います。

    <学科の特色>
    1.学問的土台となる基礎科目を重視
    栄養学、食品学、調理学、医学の各分野を講義と豊富な実験・実習で学び、栄養の専門家として必要となる基礎知識と技術を習得します。
    グループワークではチーム医療で必要とされるマネジメント能力やコミュニケーション能力も養います。

    2.医療職の一員としての自覚を育てる
    臨床医学、臨床栄養学、公衆栄養学、栄養教育論などに関する専門知識を学びつつ、医療職の一員としての自覚と責任感を育てます。
    また、臨地実習では実践力を養い、医療現場などで責任ある職務を遂行できる栄養の専門家としての能力を培います。

    3.活躍が期待されるさまざまなフィールド
    卒業と同時に栄養士免許が得られ、医療、福祉、教育、行政、食品産業、スポーツ、研究分野などの多分野で活躍できます。
    また、栄養教諭資格を取得すれば教育機関で食育の専門家になることが可能です。
    さらに、大学院へ進学し高度な研究に携わる道も開けています。

    <食物学科(管理栄養士専攻)の4年間>
    ・1年:栄養の専門家としての基礎を身につける
    栄養学、食品学、調理学、医学・保健の4分野だけでなく生化学、生理学を加えて、基礎的な講義・実験・実習を履修します。

    ・2年:1年次の学びを発展させ専門分野の基礎を学ぶ
    栄養学、食品学、調理学、医学・保健などの専門分野の基礎知識を学びます。

    ・3年:専門分野における知識と技術をさらに深める
    専門分野の講義や実験・実習を履修し、より実践的な知識と技術へと発展させて習得します。

    ・4年:卒業研究に取り組み研究能力を確かなものに
    実験や調査を重ねて卒業研究に取り組み、知識と技術を応用させた確かな研究能力を身につけます。

    募集定員

  • 住居学科(居住環境デザイン専攻)

    居住環境をより良いものにするために、生活者の視点から住生活に関わる諸問題を分析。
    住居や生活環境を歴史・文化、地域社会、地球環境まで幅広く学び、住まいづくり、まちづくり、住宅政策に専門的に携わる人材を育成します。

    <学科の特色>
    1.あらゆる住環境を多角的に研究
    生活者の視点を大切に、多様化する現代のライフスタイル、住居の歴史・文化、さらに、地球環境の視点からも居住環境を考えます。
    また、社会の高齢化に伴い、福祉住環境に関する科目も多数設置し、住環境の総合的な理解力を養います。

    2.デザイン力・表現力を段階的に養う科目が充実
    建築の基礎的な設計力を養うと同時に、1・2年次からデザイン力、表現力を身につけるカリキュラムを重視。
    実習・見学などの実地的な学びも充実させ、インテリア、コミュニティ、バリアフリーなどの専門的なデザインが求められる科目も段階的に配置しています。

    3.インテリアからまちづくりまで女性の視点を生かす
    住環境計画、住宅政策、住宅デザインなどに関する専門家的立場から、高齢化や福祉などの課題も解決し、住文化発展に貢献できる人材を育成します。
    将来は、建築士のほか、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーターなどの領域で活躍できます。

    <住居学科(居住環境デザイン専攻)の4年間>
    ・1年:生活者の視点を基本に基礎知識を習得する
    生活者の視点を基本に、デザイン、設計、製図など、居住環境をデザインする上で必要な思考と技術の基礎を多角的に学びます。

    ・2年:専門的な知識を広め住に関する問題を理解する
    住生活および居住環境に関わるさまざまな問題を理解するために、さらに高度な知識と技術を学びます。

    ・3年:実践的・実務的科目で学びを深める
    2年次までの学びを基礎に、より実践的な科目に取り組みます。居住環境分野の学際性を追求する幅広い選択科目も受講可能です。

    ・4年:習得した知識と技術を生かし卒業論文・制作をまとめる
    それぞれの学生が独自の視点で問題と向き合う卒業論文・卒業制作。幅広い知識と総合的な考察力を駆使し、自らの専門を追究します。

    募集定員

  • 住居学科(建築デザイン専攻)

    私たちのあらゆる生活空間について、快適な住空間を計画し、デザインできる能力を養います。
    学術的・技術的・芸術的側面から、住居、公共建築、都市に至る生活空間を学修し、幅広い科学的な知識を備え、鋭い感性と深い思考力、豊かな表現力を培います。

    <学科の特色>
    1.建築家・デザイナー・技術者 それぞれの高い専門力を養成
    建築学分野の教育に住生活学の視点を加え、高いデザイン力を培うだけでなく、構造、計画、設計、各分野の科目も充実させています。
    住居から都市までの生活空間を建築学的側面から学ぶことで、これまでにも多くの著名な女性建築家を輩出しています。

    2.実験・実習・見学授業 多様な授業が実践力を磨く
    さまざまな設計課題や実験・演習に取り組み、建築設計者、技術者、プランナーなどの実務で通用する学びを展開。
    建築学の専門知識と技術に加え、生活空間に快適さをもたらす豊かな感性と表現力も身につけ、多様な建築・企画に対応できる実践力を磨きます。

    3.女性の感性と視点を建築デザインへ生かす
    実際の設計に生活者の視点を取り入れる実践力や表現力、生活者の視点に立ちながら居住思想をプレゼンテーションできる能力やコミュニケーション力を養います。
    確かな技術と女性ならではの感性を備えた創造性豊かな建築家・デザイナー・技術者を養成します。

    <住居学科(建築デザイン専攻)の4年間>
    ・1年:生活者の視点に立ち4領域の基礎力を鍛える
    生活者の視点に立ち建築を考える姿勢を基本に、あらゆる生活空間を技術、芸術、社会、環境の4領域から考える基礎力を養います。

    ・2年:主体的に課題に取り組み建築設計の基礎を学ぶ
    主体的な行動を重視した演習科目が始まります。「建築設計Ⅰ」では、生活スタイルから周辺環境まで考慮した提案を行います。

    ・3年:建築空間を創造的にデザインする力を養う
    2年次の学びを発展させて、建築空間を創造的にデザイン。住居・住環境の社会的課題や設計課題を扱う選択科目も用意されます。

    ・4年:多様な建築・企画に対応可能な実践力を高める
    これまでの学びを卒業論文・卒業制作にまとめ上げ、建築設計者、技術者、プランナーとして通用する実践力を高めます。

    募集定員

  • 被服学科

    生活環境が著しく変化する現代において、時代に即した被服のあり方とは何かを科学的・文化的視点から総合的に追究します。
    より良い人間生活の向上に役立つ被服を創造することで、繊維・ファッション業界などの多彩な分野で活躍し、社会に貢献できる人材を育成します。

    <学科の特色>
    1.被服学の本質を学び総合力を身につける
    広い視野から被服を理解するために、被服素材、デザイン・生産、文化、流通・消費に関する幅広い科目を配置。
    講義科目と実験・実習・演習科目をバランス良く構成したカリキュラムで、被服のスペシャリストとしての総合力を身につけます。

    2.目標実現のためのコース制
    将来の目標を実現させるために、科目履修のガイドラインとなるコース制を設けています。
    1.ファッションサイエンスコース 2.ファッションデザイン 3.ファッションアートコースの3コースからなり、学習効率を高めるためのモデルにしています。

    3.多彩なカリキュラムで資格取得をサポート
    「繊維製品品質管理士(TES)」、「パターンメーキング技術検定」など、繊維やファッション業界必携の資格取得もサポートしています。
    所定の科目単位を修得すれば「衣料管理士(TA)一級」の資格取得も可能です。

    <被服学科の4年間>
    ・1年:幅広く被服を学び基礎力を養う
    専門科目への導入として、各種の概説や基礎実験などの科目を履修し、4年間のベースとなる基礎力を養います。

    ・2年:専門科目を選択履修し自らの方向性を探る
    材料・造形・衣環境・整理染色・美学・消費などの被服に関わる各専門科目を選択履修し、学びの方向性を探ります。

    ・3年:所属ゼミを決定し、応用力を養う
    2年次までの学びをふまえて、所属するゼミを決めます。蓄積した基礎知識と技術を発展させ、専門領域を深めます。

    ・4年:4年間の学びを卒業論文にまとめる
    これまで学んできたことや研究内容を、4年間の集大成として、卒業論文を完成させます。

    募集定員

  • 家政経済学科

    私たち一人ひとりの生活をめぐる問題について、経済学を基に家政学や社会科学の知識を生かし、生活者の視点から分析して学際的に研究します。
    複雑化する生活問題から重視するテーマを見つけ、 問題の解決方法を探り、分析する力を身につけます。

    <学科の特色>
    1.二つのコース制で興味関心を追究
    学生それぞれの興味関心に応じて学べるように、コース制を採用。
    専門的な経済学を学ぶ「経済・経営コース」と、家庭生活・公共圏の問題を扱う「公共・生活コース」の2コースがあり、身近な生活問題や地球規模の問題まで幅広く追究できます。

    2.基礎をしっかり学び専門研究へ進む
    1・2年次に、経済学の基礎的な考え方や分析方法を学びます。
    3年次からは少人数制のゼミで、理論、社会調査の方法、統計の分析手法を習得し、物事を体系的に思考する訓練をします。
    グローバル社会に必須の外国書講読にも取り組みます。

    3.充実のカリキュラムでキャリア形成を後押し
    NPOなどの市民組織について学び、身近な地域やグローバルに活躍する人材を育成します。
    また、資格取得もサポートし、「消費生活アドバイザー」については、学内で試験対策講座を開講。
    中高の家庭・社会・公民の教員免許にも挑戦できます。

    募集定員

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

文学部

深い学問を通じて、揺るぎない人間の「本質」に迫る

修業年限

4年

本学の文学部では、どの学科でも共通して、21世紀の世界でAIと共存しながら人が生きていくために必要な力をつけることを目指しています。
それは、現実とは違う世界のありかたについて想像する力であり、自分とは違う文化や歴史に生き、違う境遇にある人びとに共感する力、そして、その想像や共感を大切にしながら、自分で資料を調べ、本を読み、考え感じた内容を人に伝え、人とつながる力です。
 
その力を育むために次の三学科があります。
日本が育んできた文学や芸術、言葉について学ぶ日本文学科。英語の運用能力を身につけ、英語圏の人びとの言語、文学、文化、歴史を学ぶ英文学科。
悠久の時に思いを馳せつつ、今を生きる私たちにとっての歴史の意味を問う史学科。
 
ここで学んだ先輩たちは、業種も職種もいろいろな場で活躍し、人を幸せにし、自分が幸せになるために日々努力しています。
みなさんも、その一人になってみませんか。

◎文学部をもっと知る
21世紀はこれまでの歴史で経験したことがないような情報の氾濫や急激な生活変化に見舞われています。
激動する時代に流されないためには、大地にしっかりと根をはることが必要です。
大地とは、これまでに人類が残してきた文化・歴史遺産です。
文学部ではこの遺産をさまざまな角度から学ぶことができます。
文学部は、日本文学科、英文学科、史学科から成り立っています。
過去の遺産を理解し、研究するために、日本語はもとより英・独・仏・中・韓などの諸言語をしっかりと学びます。
資料、文献を読みこなす力をつけるとともに、専門の講義・演習へと進む中で議論を積み重ね、課題解決に必要な力を養っていきます。
このようにして身につけた総合的な知的能力こそ、一個の人間としての揺るぎない核となるのです。

初年度納入金

年額合計(入学金含む):1,290,860円

専攻・コース一覧

  • 日本文学科

    日本語および日本文学を探究し、その本質を把握することを目的としています。
    人間の思考の根幹を形成する「言葉」を技術として磨き、国際社会で日本文化の伝統を伝える担い手となる人材、高度な専門的研究の基礎を身につけ、学問発展に寄与できる人材を養成しています。

    <学科の特色>
    1.日本語・日本文学・文化へ多方面からアプローチ
    日本語・日本文学・文化への広い視野と創造的な研究姿勢を養うようにカリキュラムが構成されています。
    また、幅広い分野への造詣を深めるために、中国文学および思想・比較文学・図書館情報学・マスメディア論・日本語教育学などの科目も用意しています。

    2.自発的に調査・考察し発信する力を重視
    基礎力となる文学の学び方を身につけるため、1年次には必修授業として古典を「原典」で読み解きます。
    また、少人数制の演習を重視。
    学生自らが調査し発表する中で、思考力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が向上します。

    3.活躍の場を広げる教養と文章力
    本学科で培う豊かな教養と、さまざまな文学作品の鑑賞・批評および創作の実践で身につく文章表現力は、将来どの分野へ進んでも役立ちます。
    専門を生かすキャリアでは、中高教員(国語)、日本語教員、放送・出版関連、司書、学芸員などへの門戸が開かれています。

    <日本文学科の4年間>
    ・1年:日本文化を学ぶ学修の基礎を習得
    日本語・日本文学の概論、基礎演習、変体仮名演習などの基礎的科目を中心に、基礎知識と方法論を習得します。

    ・2年:専門科目がスタート 関連諸学も学ぶ
    日本語・日本文学などの専門的な講義や演習などが始まります。漢文学や関連諸学に属する科目も開講します。

    ・3年:より高度な授業を通して自らの専門性を深める
    2年次に引き続き、専門的な科目を履修し、探求したいテーマを見つけます。卒業論文のための演習も始まります。

    ・4年:設定したテーマを追究し卒業論文にまとめる
    日本語・日本文化への理解や、培った教養と文章表現力を用い、自ら設定したテーマを追究して卒業論文を作成します。

    募集定員

  • 英文学科

    英米を中心とした英語圏の文学・言語・文化・社会について学び、知識を深めるとともに、それらを健全な批評精神で考察し、自己や世界の諸問題を複眼的・相対的にとらえることを目指します。
    英語による正確で円滑なコミュニケーション力により、国際的に活躍できる人材を育成します。

    <学科の特色>
    1.英語力の基礎を習得し専門領域を選択
    英語運用能力の基礎である「リスニング」「スピーキング」「リーディング」「ライティング」を段階的に習熟し、その後、「イギリス文学」「イギリス文化研究」「アメリカ文学」「アメリカ研究」「言語・英語研究」「英語教育」の6分野から関心のある領域を専門的に学びます。

    2.全員必修となる英語での卒業論文執筆
    英語を駆使して情報を集める技術、思考力や発想力、英語論文の作成方法などを総合的に学び、卒業論文は全員が英語で執筆します。
    また、「文芸翻訳入門」「ラテン語」などの選択科目も充実しており、興味関心に合わせた授業履修が可能です。

    3.高度な英語運用スキルでボーダーレスに活躍
    英語運用能力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を生かし、卒業生は、マスコミ関連、企画・広報、営業などのさまざまな分野で活躍しています。
    中学・高校(英語)の教員、司書・司書教諭、学芸員などにもチャレンジできます。

    <英文学科の4年間>
    ・1年:英語運用能力の基礎をしっかりと身につける
    英語の基礎的運用能力を身につける必修科目を開講。「ベーシック・ライティング」では、アメリカの教科書で基本的な英文法と英語表現を習得します。

    ・2年:関心のある専門分野を学びの中で探す
    英語力をさらに高めます。「アカデミック・ライティング」では、エッセイの組み立て方を学び、実際に英語で論文を書く練習も始まります。

    ・3年:専門の研究に打ち込み選択科目で可能性も広げる
    卒業論文の準備に向けて専門の研究に取り組みます。英語の継続的な学習のほかにも、多様な選択科目で自らの可能性を広げます。

    ・4年:英語での卒業論文を完成させる
    発表や討論を通して各自のテーマを深めながら、教員による個別面談や論文作成指導を受け、英語での卒業論文を完成させます。

    募集定員

  • 史学科

    歴史学の学びを通し、歴史的な思考力を鍛えることで、人類の歩みを把握することが目的です。
    さまざまな地域や時代を探究することで視野を広げて、多様な人間存在への考察を深め、歴史的視点から現代を再認識し、未来に貢献できる人材を養成します。

    <学科の特色>
    1.三つのコースに分かれて興味関心を究める
    資料解読に力を入れて実地学習を重視する「日本史」、漢字文化圏に加えて中東・中央アジアなど広範な地域を対象とする「東洋史」、ヨーロッパ諸語の習得に努めてヨーロッパの社会形成の歴史を総合的に学ぶ「西洋史」の三つのコースがあります。

    2.演習重視のカリキュラムで独自の歴史像を構築
    1年次から必修の少人数制のゼミではきめ細かな指導のもと、史料の扱い方や古文書の解読など、歴史を理解する方法を学びます。
    どの時代・地域・テーマからでも自由に学びをスタートさせて、独自の歴史像を構築することができます。

    3.実社会でこそ生きる考察力と行動力
    官公庁、企業の芸術文化振興部門、旅行・観光サービス分野、マスメディア関連、企画・広報・広告サービスなど、卒業生が活躍する場はさまざまです。
    中学(社会)・高校(地理歴史)の教員、司書・司書教諭、博物館学芸員への挑戦も推奨しています。

    <史学科の4年間>
    ・1年:各時代、各地域の歴史の概要を把握
    「日本史概説」「東洋史概説」「西洋史概説」と「基礎演習」を中心に、歴史学研究の基礎と方法を学びます。

    ・2年:興味関心に合わせて専門性を高める
    専門的な講義が始まります。また、興味関心に沿って学ぶための、多彩な専門科目が設置されています。

    ・3年:少人数制のゼミで歴史と深く向き合う
    少人数でのゼミが中心です。各自が選択した専門に合わせて、本格的な歴史研究をさらに進めていきます。

    ・4年:知識と技術を活用し卒業論文をまとめる
    幅広い知識を活用し、広く深く研究した独自のテーマを4年間の総まとめとして、卒業論文に仕上げます。

    募集定員

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

人間社会学部

一人ひとりが生かされる、よりよい社会環境を創造する。

修業年限

4年

◎多様性と柔軟性に富む人間社会学部の良さを実感して
本年度より人間社会学部は、30年近く過ごした川崎市多摩区西生田の地に別れを告げ、目白キャンパスに移転しました。
本学はこれで、創立の地に全学部が集います。
総合大学としての日本女子大学の新たなスタートになります。
人間社会学部は現代社会学科、社会福祉学科、教育学科、心理学科という、特色の異なる学科からなり、日本初の「人間社会学部」として1990年に西生田キャンパスに誕生しました。そして目白キャンパスへの移転を機に、さらなる教育の充実と学部の発展を目指します。
新型コロナウィルスの出現で生活は一変し、在校生が以前のような大学生活に戻るには、もう少し時間がかかるかもしれませんが、人間社会学部という場で出会った縁を大切にして、多様性と柔軟性に富む本学部の良さを実感して下さい。

◎人間社会学部をもっと知る
本学人間社会学部は、「人間社会学部」という名前を最初に掲げたパイオニアです。
人文科学だけでなく、社会科学だけでもない、まさに「人間と社会」を総合的に学ぶ新しい試みがこの地から始まったのです。
学科(現代社会、社会福祉、教育、心理)は、それぞれの分野で「人間と社会」を深く理解する「豊かな知」、それを応用して「社会的に実践する技」を学ぶさまざまな授業や少人数制の演習、実習科目を提供しています。
目標は、豊かな人間性と女性の生涯の基礎となる知や実践力の獲得です。
人間と社会を総合的に学び、ヒューマンサービスを中心に拡大する職業分野を視野に入れ、社会に貢献できるキャリア育成をめざします。
なごやかでのびのびとした学習環境が、あなたの成長を約束します。
※2023年4月に国際文化学部国際文化学科を新設します。これに伴い、人間社会学部文化学科は2023年4月より学生募集を停止いたします。

初年度納入金

年額合計(入学金含む):1,290,860円~1,292,260円(学科により異なる)

専攻・コース一覧

  • 現代社会学科

    激動する現代社会が抱える諸問題を意識する感性を大切にした上で、現場を調査する能力、情報を処理する力、社会現象を分析する力、そして問題を解決する能力を養います。
    身のまわりから国際社会に至る、さまざまな視点から社会を見つめていきます。

    <学科の特色>
    1.現代社会の問題を多様な視座から考える
    社会学、経済学、文化人類学、歴史学などの社会諸科学の理論と方法を学習し、現代社会を多角的に見つめ直します。
    変化が著しい社会情勢に対応しながら、個人、家族から地域、民族、国家などの広い領域に至る社会問題を総合的な視座から考えます。

    2.幅広い領域から自分のテーマを模索する
    「基礎演習」で基礎知識を習得し、3年次からは少人数制の「演習」で専門的な研究に励みます。
    多彩な講義の中で自分のテーマを探しつつ、社会調査や情報処理などのデータ収集と分析技法を習得。
    データを読み解き、理論的に相対化して学ぶ力を育てます。

    3.多分野で生かされる独自の視点を培う
    自らの視点で社会問題を論じる力を養う本学科は、高い就職率を誇ります。
    4年間で身につけたものの見方、問題へのアプローチ方法は、幅広い職業で生かされる強い武器です。
    また、中学(社会)、高校(公民・地理歴史)の教員免許も取得できます。

    <現代社会学科の4年間>
    ・1年:基礎演習で社会学の基礎を学ぶ
    「基礎演習」(学科全教員によるリレー講義・個別ゼミを含む)を中心に、社会学で必要になる基礎的な理論を学びます。

    ・2年:専門科目を履修し関心の方向性を定める
    専門科目が始まります。1年次の基礎をベースに、専門領域を学び、各自の関心の方向性を定めていきます。

    ・3年:演習(ゼミ)に参加し知識と理解を深める
    3年次からは「演習」(ゼミ)へ参加します。自らの関心に基づいて、専門的な学習を進め、知識と理解を深めます。

    ・4年:卒業論文の執筆で独自の視座を獲得する
    専門領域の学びを深めると同時に、卒業論文を執筆し、現代社会に対する独自の視座を獲得していきます。

    募集定員

  • 社会福祉学科

    アジアの社会福祉教育のパイオニアとしての伝統を継承し、豊かで厚みのある教育を提供しています。
    幅広い専門科目を設置し、社会のさまざまな領域で応用できる基礎能力を身につけ、柔軟な思考と問題解決能力を有する「共生社会」をつくる人材を育成しています。

    <学科の特色>
    1.共生社会を実現する意欲と深い知力を養う
    「社会福祉の問題についての認識」「法や制度・政策の体系的理解」「問題解決のための専門技術・方法」を柱に、これらを総合的に学習し、理解します。
    新しい福祉の創造に意欲を持ち、誰もが自分らしく生きる共生社会を実現する深い知力を養います。

    2.従来の枠組みにとらわれず広い視野から福祉を学ぶ
    国家にとどまらない公共の在り方を学ぶ「公共政策分野」、福祉の発想に基づく生活環境と文化創造を目指す「福祉文化分野」、人と人とが尊重しあい承認しあえる関係構築のための理論と技法を学ぶ「人間関係分野」など、広い視野から福祉を学びます。

    3.伝統を受け継ぎながら広がる活躍の場
    所定科目の履修で社会福祉士の受験資格が得られます。
    1921(大正10)年の学科開設以来、福祉専門職を養成してきましたが、最近では、司法・更生保護、学校教育、NPO、一般企業など、卒業生の活躍の場はますます広がりを見せています。

    <社会福祉学科の4年間>
    ・1年:社会福祉のものの見方に幅広く触れる
    導入科目や共通科目を通じて、社会福祉ならではのものの見方に幅広く触れ、自らの関心領域を見極めます。

    ・2年:体系的な学習を通じて専門性を高める
    専門科目を中心に、自らの関心を積極的に掘り下げるための体系的な学習をスタートさせます。

    ・3年:演習(ゼミ)で専門的に学び自分のテーマを深める
    少人数制の「演習」(ゼミ)がスタートします。自らのテーマを設定し、柔軟な思考で主体的に問題解決を探っていきます。

    ・4年:4年間の集大成を結実させる卒業研究
    4年間の成果を卒業研究に結実させます。毎年、卒業論文執筆者は全員、口頭またはポスターによる発表会を行います。

    募集定員

  • 教育学科

    家庭、学校、社会における教育の営みについて理解を深めるとともに、人間形成について広い知識と深い洞察力を身につけます。
    また、理論や洞察を実証的に確かめる方法と技術を習得し、教育問題と現代社会の課題へアプローチできる人材を目指します。

    <学科の特色>
    1.社会科学分野からも教育へアプローチ
    教員免許取得のためのカリキュラムが充実しているだけでなく、人間の発達形成の仕組みを理解するために、心理学や社会学分野の授業科目も多数設置。さらに、生涯学習や国際協力・多文化共生・地域活動など、教育と現代社会の関わりについても考察します。

    2.1年次からゼミを経験資格取得のサポートも充実
    1年次には、大学で学ぶための基礎概念、文献利用方法、レポートの作成方法などを学習し、少人数による演習(ゼミ)も経験。実践力をつける学校インターンシップや情報処理の演習科目も充実しており、教員採用試験対策講座などで資格取得も後押しします。

    3.教育界のみならず人材育成のあらゆる場で活躍
    9割超の学生が教員免許を取得し、多数の学生が教員への道を進みます。また、本学科での「人間を育てる学び」を生かし、教育関係の企業をはじめとした、一般企業、行政機関、NPO、地域社会など、卒業生は多くのフィールドで活躍しています。

    <教育学科の4年間>
    ・1年:「教育学基礎演習」で教育学の基礎を学ぶ
    少人数制の「教育学基礎演習」(ゼミ)などを通して、教育学の基礎的な考え方や方法論をじっくりと学びます。

    ・2年:専門科目を履修し自らの方向性を定める
    1年次で習得した基礎力を土台にして、学科専門科目を履修。各自の学びの方向性を定めていきます。

    ・3年:関心のある専門分野をゼミで深める
    ゼミに所属し、自分の関心の高い専門分野を深めます。教職課程では、学校での実習が始まります。

    ・4年:専門性を究めて卒業論文を執筆する
    4年間の総仕上げとして卒業論文を執筆。丁寧な個別指導により、納得のいくまで研究内容と向き合えます。

    募集定員

  • 心理学科

    複雑化する現代社会での「こころ」の問題を幅広く複合的に探究します。
    「こころ」の働きに関する基礎的、応用的研究に取り組み、実践力を身につけた人材を養成。
    公認心理師および臨床心理士を目指すための基礎教育としても、十分な教育内容を提供しています。

    <学科の特色>
    1.心理学の2本柱をしっかりと学ぶ
    「基礎心理学」として、認知、発達、比較、生理などの心理学を習得。
    「人間関係(臨床)心理学」では、人格心理学、臨床心理学、社会心理学などの対人的心理学を中心に、人間の心の問題を深く掘り下げ、家族、コミュニティ、犯罪などの心理学も学びます。

    2.参加型・体験型の授業で実践的能力を養う
    1・2年次に心理学の基礎的な考え方を学び、心の仕組みや働き方を知るとともに、それらを明らかにする科学的な研究方法を理解します。
    学生が自主的に授業に参加できるように少人数制の演習・実験科目を1年次から必修とし、きめ細かな指導を行っています。

    3.高い大学院進学率とあらゆる場で生きる専門性
    研究を通して培われる知性と人間性は、人と接するすべてのフィールドで生かすことができます。
    また、本学科での学びを土台に、公認心理師・臨床心理士や研究者を目指す学生も多く、25%の学生が大学院へ進学していることも特徴です。

    <心理学科の4年間>
    ・1年:入門となる授業で心理学の学びを把握
    大学で学ぶ心理学のイメージを具体的に把握するために、各分野への入門となる授業が用意されています。

    ・2年:基礎力を身につけて興味関心を広げる
    3年次からの専門的な授業に向け、その基礎となる講義を各分野にわたって配置。興味関心の裾野を広げます。

    ・3年:体験的な学習により実践で役立つ心理学を学ぶ
    ゼミでは、実験や観察などの体験的な学習が豊富です。病院や企業などの現場で役立つ心理学を学びます。

    ・4年:卒業論文執筆を通じた研究の総仕上げ
    卒業論文を執筆。学術論文を理解し、批判的な思考で新たな研究へと発展させていく研究者としての姿勢も養います。

    募集定員

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

理学部

自然と人間が調和する世界を、柔軟な思考で創造する

修業年限

4年

◎理学の力-論理的思考と問題解決力-を身につけよう
理学部には、数学、情報科学、物理学を中心に学ぶ「数物情報科学科」と、化学・生物学・分子生命科学・環境科学などを学ぶ「化学生命科学科」があります。
両学科とも実験・実習・演習による教育を非常に重視しています。
そこでは、各専門分野の原理や法則だけでなく、原理・法則に至るまでの論理的な思考も追体験することができます。
さらに、仲間同士やチームで助け合うことで、協力して問題を解決する能力が自然と培われていきます。
理学は、我々が住む自然界の真理の探究を目的とするため、とかく一般の人からは「すぐに役に立たない」と思われがちです。
しかし、そうではありません。
理学部で学ぶ原理や法則・理論は、何百年もかかって築き上げられた人類の英知です。
理学部で身につける「理学の力」、すなわち論理的思考と問題解決力を駆使することで、この人類の英知を、さらなる真理の探究だけでなく、人類や社会が直面する問題の解決に役立てることができます。
「理学の力」で人類や社会に貢献できる素敵な大人を目指しましょう。

◎理学部をもっと知る
宇宙はどのように生まれたのだろう、DNAでどこまで生命の起源に迫れるのだろう、地球温暖化をくいとめたい、原子力に変わるエネルギーを何とかしたい、そんな「なぜ?」に惹かれ、「なんとかしたい!」という強い思いをもった仲間たちが理学部に集まっています。
理学部では、数物情報科学科と化学生命科学科を設置。数学・物理学・化学・生物学を学びます。
さらに、学際領域である情報科学・分子生命科学・環境科学を含む応用諸科学分野とも連携した学びが得られます。
「人類と科学文明」「持続型社会の形成」という視点に立った、総合知としての基礎科学の研究の重要性が再認識される現在、科学者・技術者の意義と役割は一層大きいものとなっています。
本学部ではヒューマニズムに根ざした、志の高い「理系女性」を育てます。

初年度納入金

年間合計(入学金含む):1,592,660円(数物情報科学科)
            1,606,860円(化学生命科学科)

専攻・コース一覧

  • 数物情報科学科

    確立された学問体系を持つ数学・物理学を基礎として学び、さらに最先端技術に関わる情報科学の力を身につけることで、柔軟、かつ論理的な思考力を養います。
    「科学者の目」を育むことで、自ら課題をみいだして解決できる、理系女性を育成します。

    <学科の特色>
    1.「数学」「物理」「情報」 3コースで専門を究める
    3年次から「数学」「物理」「情報」の3コースに分かれて専門分野を究めます。
    自由な発想の現代数学とその応用、ソフトとハード双方を学ぶ情報技術、光科学技術、ナノ技術、有機材料技術なども学ぶことができます。

    2.充実した研究施設と少人数制の教育
    本学科の特長として、少人数制による丁寧な指導と、創立時から続く実験重視の教育および充実した研究施設が挙げられます。
    情報科目に欠かせない計算機室も複数完備。
    ハイレベルな機器もクリーンルーム内に設置されています。

    3.研究・開発、教員などさまざまな分野で活躍
    卒業生は理系の専門知識と技術を生かしてさまざまな分野で活躍を続けています。
    必要な単位修得により、中学(数学・理科)、高校(数学・理科・情報)の教員免許の取得も可能。
    大学院進学を経て研究者を目指す道も奨励しています。

    <数物情報科学科の4年間>
    ・1年:3コース共通の科目を履修し基礎を習得する
    数学、物理、情報科学に共通する科目と、理系の基礎的な科目を学びます。実験や実習、演習科目も1年次から始まります。

    ・2年:基礎から応用へコースを意識して科目を選択
    3年次からのコース選択を考えながら、各コースの専門的な科目を選択して学びます。1年次の基礎を応用へと発展させた科目群です。

    ・3年:コースを選択し専門性を高める
    数学コース、物理コース、情報コースのいずれかを選択します。それぞれの専門的な科目を選択し、より高度な学びに取り組みます。

    ・4年:主体的に課題を見つけて卒業研究にまとめる
    テーマを設定し、身につけた実践的な想像力と問題発見・解決能力を用いて、教員の指導のもと卒業研究にまとめます。

    募集定員

  • 化学生命科学科

    化学と生物学の2分野を学びの対象にしています。
    有史以前から人類の知的活動の積み重ねで成立した自然科学に対する理解を深め、時代の要請に応える問題解決能力を持った人材を養成します。

    <学科の特色>
    1.化学と生物学を柱に学ぶ
    化学と生物学の2分野を柱に、幅広く学べます。
    それぞれに十分な授業科目が用意されているため、化学または生物学を専門的に学ぶこともできます。
    注目されている環境問題やバイオテクノロジー領域を選択することも可能です。

    2.興味や志望に沿った履修科目の選択が可能
    興味や志望に応じて自由に履修科目を選択できるため、物質の成り立ちからさまざまな生命現象まで広い視野で学ぶことが可能です。
    実験科目も重視し、最高水準の実験設備を学部生であっても日常的に使えます。
    4年次は研究室に所属し、卒業研究に励みます。

    3.実社会や研究施設で科学を追究する卒業生たち
    卒業生たちは、食品・医薬品・化学・情報通信・教員・公務員など、さまざまな分野で活躍しています。
    また、例年約20%の学生は、理学系をはじめとした農学系、医学系、薬学系などの大学院へ進学し、自らの専門性を高める道を選択しています。

    <化学生命科学科の4年間>
    ・1年:基礎的な科目を中心に広い教養と視野を持つ
    科学をはじめ、さまざまな分野の基礎をしっかり学ぶことで、一生の財産となる広い教養と視野を身につけます。

    ・2年:専門科目を広く深く学び自ら問題を解決できる力を養う
    専門科目が始まり、広く深く学ぶことが求められます。自習や積極的な質問で、自ら問題を解決する力を養います。

    ・3年:専門知識と高度な技術をさらに磨き上げる
    希望する専門分野の勉学をさらに磨きます。3年次の後期には、卒業研究を行う研究室への配属も決まります。

    ・4年:卒業研究に取り組み問題解決能力を養う
    1年間をかけて卒業研究にじっくりと取り組みます。自分で問題を見つけ、解決へと導く力をつけていきます。

    募集定員

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

建築デザイン学部(仮称)

2024年4月開設予定(構想中)

修業年限

4年

※計画は構想中であり内容に変更が生じることがあります

<コンセプト>
◎建築でかなえられることのすべてを。
この社会には、いろいろな人の、いろいろな「生きる」があります。
その生き方と、時代の変化の中で建築のあるべき姿はどう変わっていくのでしょう。
人とその生活をずっと見つめ、ずっと考え続けてきたわたしたちだから、
できることがあります。
あなたの想いも、誰かの喜びも建築でなら、きっとかなえられるはずです。
目の前に広がる空間に、あなたはどんな未来を描きますか?

<学びの特徴>
◎人文、理工、芸術を融合した総合学問としての「建築デザイン」を学ぶ。
部屋の家具、住んでいる家、通っている学校、暮らしている街など、地域・都市・社会の中で、私たちが生活しているところにはすべて、必ず何か⼈がつくったモノ=建築があります。
その建築と⼈との関係の中で、私たちの⽣活に適った環境を創り出すことが「建築デザイン」です。
そのためには、「住まう」という⾏為を中⼼に、⼈と環境との関係を洞察すること、そして⽣活⽂化に対する深い理解と技術に関する広い知識が必要になります。
⼈⽂、理⼯、芸術を融合した総合学問として「住まう」⼈の為の「建築デザイン」を学ぶ、それが⽇本⼥⼦⼤学の建築デザイン学部です。

< 卒業後の進路>
建築設計事務所、インテリアデザイン事務所、建設会社、住宅メーカー、住宅設備機器メーカー、都市開発(デベロッパー)、官公庁、独⽴⾏政法⼈(都市再⽣機構、住宅⾦融⽀援機構等)、⼤学院進学 等

<取得できる資格>
・⼀級建築⼠、⼆級建築⼠、⽊造建築⼠(国家資格)
└受験資格取得可能、卒業要件単位に含まれる科⽬のうち、所定科⽬、所定単位を履修する

・⼀級建築施⼯管理技⼠、⼆級建築施⼯管理技⼠(国家資格)
└受験資格取得可能、卒業することで受験に必要な実務経験が短縮

・建築設備⼠(国家資格)
└受験資格取得可能、卒業することで受験に必要な実務経験が短縮

・インテリアプランナー(⺠間資格)
└登録資格取得可能、卒業することで登録に要する実務経験を免除

・博物館学芸員(国家資格)
└資格取得可能、卒業要件単位に含まれる科⽬のほか、学芸員関連科⽬の履修が必要

初年度納入金

学科の詳細や学費の内訳を詳しく知ろう 資料を請求する 無料

資料請求で充実情報を入手!
まずは見て学校を知ろう!